〔レポート〕長野県自転車競技連盟主催「2019 第5回美鈴湖自転車学校」初心者対象講習会

「2019 第5回美鈴湖自転車学校」初心者対象講習会

 

 上半期全4回で行われた長野県自転車競技連盟主催の美鈴湖自転車学校。多くの皆様のリクエストにより後期の第一回となる「第5回美鈴湖自転車学校2019」が9月8日(日)に松本市美鈴湖自転車競技場で開催された。今回は募集期間が僅か一週間という極端に短い期間にも関わらずにも4名の参加者が受講した。レポートは下記の通り…

 

 既にご存知の通り、2020年東京五輪の会場である
伊豆ベロドローム・伊豆サイクルスポーツセンター改装の為
多くの全国大会がこの夏、長野県内で行われました。
それに伴い、長野県内の殆どの自転車関係者がスクランブルで
大会運営にあたり、まさに消耗戦のような様相でした。
その関係で告知が遅くなってしまったこと
改めて深くお詫び申し上げると共に
そうした状況下でも開催に尽力を賜った多くの関係者の皆様に御礼申し上げます。

 

 

 

第五回自転車学校レポート

 

 今回の自転車学校では、参加者全員がピスト講習会を希望した為

ピスト講習会を行いました。特に…

初めてピスト自転車に乗る方が1名

初めてバンクを走る方が1名

と云うことで、《初心者対象のピスト講習》の開催となりました。

 

 

初めてバンクを走る受講者には美鈴湖自転車競技場の説明を行う湯原長野県代表コーチ

 

競技場の外周を歩く受講者、手すりを持たないと下へ落下してしまう。

 

一見なだらかに見えて最大斜度は36度の急こう配。コースの真ん中は歩くのが困難。
なかなか競技場を歩く機会は無いので参加者には非常に貴重な体験となった。

 

コース場にひいてある線の説明をする湯原長野県代表コーチ。
初めて競技場を走る受講者には新鮮な体験となった。

 

受講者全員でバンクを走る上でのマナーやエチケット等の講義が行われた。

 

同時に湯原コーチより技術指導が行われた。
恒例のハンドルの握り方を教える湯原コーチ

 

先ずは平坦なインフィールド内に敷かれた白線上を真っすぐ走る。

 

前期のロード講習会にも参加した菊池さんはこの日初めてのピストに乗った。

 

パイロンの間をスラロームしピスト自転車に慣れる練習(横幅はスプリンターレーンの幅に設定)
今期体調を崩していた昨年の長野県代表小松選手(松本工)も参加。

 

競技場のトラック内に入り、先ずは角度が殆ど無い「ブルーバンド」を走行する。

 

この日初めてバンクを走る山田さんが、湯原コーチと共に
いよいよ角度のある
スプリンターレーン(赤線と白線の間)の走行に入る。

 

トラック内で最も角度がある付近を走行する。

 

ついにスプリンターレーンを一列の集団になって走る。

 

午前中の終わりには、ついにトラックの一番急角度の部分を使って走行する参加者達。

 

午前中の最後は、トラックの外周(最も高さのある部分)を走行する参加者達
この頃にはもう言われなければ初心者とは気づかない程の上達を見せた。

 

午後はさらにスピードを上げてトラック内を走行する受講者。

 

今回は参加者の習得が早く「スタート練習」を行った。

 

スタンディング終了後は何と1km(3周回)のタイムトライアルを行った。
初めてピスト自転車に乗り、初めての計測に挑む菊池さん。

 

初めてトラックを走った山田さんがタイム計測に挑む。

 

今回は、初心者対象のピスト講習会を行いました。

初めてトラックを走るお二人が、非常に楽しそうに

競技場を走ってくれた…

それが本当に嬉しかったです。

今後も、初めてピストバイクに乗る方

初めてロードバイクを乗る方を対象に

様々な講習会を行いたいと思っておりますので

是非お気軽にご参加頂ければと思います。

 

※三重県競輪選手会の皆様より、
 補給食と飲み物の差し入れを頂戴いたしました。
 この場を借りて御礼を申し上げると共に
 選手の皆様の今後のご活躍をお祈り致しております。
 ありがとうございました。

 

 

講師・スタッフ紹介

 

     湯原正行(長野県代表コーチ)

 選手として長野県代表として活躍。2001年には「スプリント」で日本ランキング1位となる。現在は長野県国体代表のコーチとしても活躍。近年は若手強化の他、「育成」・「人材発掘」にも力を入れる。自らの体験を基にしたロジカルな指導理論と、卓越したバイクスキルは受講者の最高のお手本となる。※日本体育協会公認コーチ

 

     金原 諒(長野県自転車競技連盟)

 選手として飯田風越高校で活躍。昨年JCF公認審判員3級試験に合格。今年からは長野県自転車競技連盟の現役大学生審判員としても活躍。大会が多かったこの夏の長野県では《競技役員》《審判員》として大車輪の活躍を見せた。昨年末から各練習会等に参加して育成に携わる。中・高校生選手の良い兄貴ぶん「カナハラ先輩」として後輩からの信頼も厚い長野県自転車界期待の若手。現在、長野県最年少自転車審判員。

 

     寺島桜汰(長野南高校3年生)

 この夏まで県高校自転車で活躍。引退後は自転車のメカニックを志望している。今年の春に行われた菜の花飯山ロードレースで行われた自転車教室でコーチのアシスタントを務めた際の仕事ぶりを評価され、今回初めて美鈴湖自転車学校の「指導者見習い」として招集された。まだ高校生ながらも将来の長野県の自転車界を担うであろう期待の一人。

 

    小林秀一(前長野県自転車競技審判長)

 長年監督として「松本工業高校自転車競技部」を率い、数多くの自転車選手・プロ競輪選手・審判員を育成。長野県自転車競技連盟の審判長としても県自転車界の発展に多大な功績を残した。昨年、UCI規定で審判員を定年退職したが、定年後の9月に《美鈴湖自転車学校》を立ち上げ、今年からは「普及」と「育成」の両面で陣頭指揮をとる。

 ※飯山市名誉審判委員長。※大町美麻ロードレース実行委員長

 

 

 

美鈴湖自転車学校〔下半期〕日程

 

 

《下半期日程》

・9月8日(日)

・10月5日(土)

・11月16日(土)

 

以上の日程で行います。

二回目・三回目の募集につきましては

改めて御案内を致しますが、

全ての回にて「ロード」「トラック」初心者講習会を

行う予定でおります。ご興味おありの方は

ぜひ、日程の調整をお願い申し上げます。

 

 

 

 

【基本コンセプト】

 美鈴湖自転車学校は「強化トレーニング」ではありません。

参加者の皆さんが「ハァハァ…」と自分を追い込むような講座では無く

スポーツバイクを乗られる全ての方が安全に自転車に乗れること。

サイクリングイベントや、レースで怪我をしないことを目指した

技術講習会であり、参加者の皆さんが笑顔で講習を楽しんでもらい

自転車仲間を増やしてもらうことを主眼としています。

 

 

 

お申込み・お問合せ

 

お問合せ・お申し込みは住所、氏名、返信先を明記の上

下記の連絡先へお願い致します。

 

長野県自転車競技連盟 小林秀一まで 

Hide481004@yahoo.co.jp

TEL 0261-62-2553  FAX 0261-62-3775 

 

 

ロードバイクで大会やイベントに出たい方も歓迎。

 

 

美鈴湖自転車学校」過去の開催の模様

 

 

 

非常に短い告知期間にもかかわらず

ご参加頂いた皆様に心より御礼を

申し上げます。今後も皆様に

楽しんで頂ける自転車学校を

運営して行きたいと思います。

ぜひ多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

 

 

 

関連LINK

長野県自転車競技連盟