もくじ
〔報告〕第7回美鈴湖自転車学校2019にて「Jr.&ユース自転車選手の保護者向け講演会」を行いました。
週末の11月16日(土)、松本市美鈴湖自転車競技場にて今年最後の長野県自転車競技連盟主催「第7回美鈴湖自転車学校」を行いました。今回は「中学生から高校生までの参加者」および「親子参加」の受講者が多かった為、急遽「ジュニア・ユース自転車選手の親御さん向け特別講座」を行いました。講師はJCF主催指導者講習会の講師であり、東京都自転車競技連盟普及委員会主催の自転車学校ならびに、立川市たちかわ創造舎主催自転車学校でも講師を行う松本敦氏(バックス事務所)が行いました。当日は約10名の保護者の方が受講し、子供の成長に関する指導や、年代に合わせた指導方法、UCIのコーチ規範の他、現在話題のアスリートパスウェイについての講義を1時間程度行いました。詳しくは下記の通りです…
尚、当日は松本氏の講義中に自分がロード初級クラスの担当をしていた為
事前に手元に届いたシラバスと、当日に保護者に配られた資料から
内容のご報告を致します。
自転車選手のお子さんを持つ保護者向け講演会
子供の成長と発育
・およそ小学4年生がキッズからユースへの成長の転換期であること
・スキャモンの発育特性グラフの解説。
・12歳から14歳にかけて思春期の肉体の発達と活動等について
・体力は身体的な側面でなく、精神的要素も密接に関係する。
UCIのコーチ行動規範について
・指導やコーチングをする上で、UCIが提唱する行動規範の紹介。
他国の技術的指導目安とアスリート育成パスウェイの紹介
・フランス自転車競技連盟の13歳からの指導要領の紹介
・16歳未満の選手に対する基礎技術習得の重要性
・アスリートパスウェイと育成ビジョン。
自転車から学ぶこと
・自転車から何を学ぶのか?大切なことは何か?
スポーツマンシップ・友情・協調性・他者との差異・葛藤…
自転車を行うことで子供の成長を促し、人生を豊かにして行く。
松本敦氏よりのメッセージ
昨年行われた最初の美鈴湖自転車学校でも講師を務めた松本敦氏
長野の自転車学校は素晴らしいコーチ陣がいてJCFが提唱する基礎スキルをしっかり教えられています。また、受講生も初歩から素直に学んでいます。多分、来年、再来年と長野での自転車学校が継続されれば、よりレベルが高く洗練されていくはずで、そんな未来を想像するとワクワクします。午後の親御さんへの講義後に…
「子供がマウンテンバイクで大きいギヤをぐいぐい踏むのが練習が好きだけど…」
「レースでは強い子が大きなギヤを踏む。それでも踏ませてはダメ?」
などの質問をいただきました。
私からは、重いギヤを踏んで痙攣を起こすようなことが繰り返すのは絶対に避けてください。信頼できる指導者からコーチングを受けてください。周囲にコーチ不在であれば、本人が楽しくできる範囲で無理をしないように見守ってください。そして褒めてあげてください。そんなことをアドバイスしました。
幸いにして、長野には熱心な指導役になれる人材がたくさんいらっしゃいますし、何より安全に楽しく走れる環境に恵まれています。長野県自転車協議連盟の自転車学校が益々充実されることをお祈りします。
松本敦
サイクリング長野より
今回は親子参加の受講生が多いということで、松本先生に急遽「保護者の為の育成講習会」をお願い致しました。ご存知の通り、松本先生は「都車連自転車学校」「JCF・都車連指導者講習会」「たちかわ自転車学校」等の講師を歴任されており、特にユース・キッズの指導においては日本を代表する指導者のお一人です。この美鈴湖自転車学校の設立に関しても大きなご尽力を頂きました。今回こうして、貴重な公演をして頂き松本先生には心より御礼を申し上げます。
また来年も、こうした技術指導以外の分野の講習会・講演会を催せればと思っております。急遽の開催で、参加出来なかった親御さん・コーチの方も数多くいると聞いております。今回参加頂けなかった皆様も、参加して頂いた皆様にも、来年より魅力的なイベントを行うべく忌憚なく今後の御要望やアイディアなどをお聞かせ願えればと思います。
既にリクエストを頂いている、他地域での開催やBMXやシクロクロスの講座についても、2020年東京五輪の影響で少し時間がかかるかも知れませんが今後少しずつ調整をして行きたいと思っています。こんな講習会をして欲しいと云うご意見もお待ちしています。
今年好評だった自転車競技場を歩きながら説明する「自転車競技場ガイド」
競技場走行で大切な「マナー」や「ルール」の説明のほかに
普段あまり歩くことの無い競技場を歩く貴重な体験となった。
ご参加頂いた保護者の皆様
遠方より足をお運び頂きありがとうございました。
ご参加頂けなかった方には
急遽の募集で本当に申し訳ありませんでした。
また来年、こうした親御さんを対象とした
講座を行って行きたいと思っていますので
是非ご参加頂けますようお願い申し上げます。
来年以降、美鈴湖自転車学校が前進して行けますよう
皆様のご意見を頂戴出来れば幸いです。
スタッフ一同、少しずつ前進して行きたいと思っております。
今後も美鈴湖自転車学校を
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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