「第32回全日本MTB選手権大会 大会3日目」信州勢の結果と報告《午後の部》
2019年のマウンテンバイクの日本王者を決める大会「第32回全日本マウンテンバイク選手権大会」は7月21日、秋田県たざわ湖スキー場で大会最終日が行われた。この日の午後は《クロスカントリーオリンピック》の男子各年代決勝が行われ、女子の部に続き長野県勢が活躍をみせた。詳しくは下記の通り…
大会三日目《午後の部》レポート
午後の男子エリート&U23の部を迎え会場に緊張感が漂い始める。
エリートの直前にキッズの部が行われ信州クロスでもお馴染みの野嵜然新が優勝を果たす。
今年も山本幸平応援団がゴール前に駆け付ける。
自身11回目の全日本王者へアジアチャンピョンジャージで臨む
山本幸平(Dream Seeker MTB/松本市)
名前がコールされ健闘を称え合う戸谷亮司(京都岩井商会レーシング/長野県登録)
戸谷選手とは対照的にコール後に集中を高める宮津旭(PAXPROJECT/長野県登録)
直前に母校の飯山高校が甲子園初出場を決め、MTBでも続きたい小林輝紀ブリヂストン監督と
監督のアドバイスを熱心に聞く平野星矢(ブリヂストン/長野俊英出)
午前中に娘の璃奈・息子の一成が共に日本王者となった中で
ベテランの“父”松本駿(TEAM SCOTT)も静かにスタートを待つ。
定刻14時30分に今年の男子MTB日本一を決める戦いの火ぶたが切って落とされる。
男子エリートスタート直後にU-23のラインナップが始まる。
北林力(Dream Seeker MTB/白馬高出)と竹内遼(FUKAYA RACING /木島平出)
今年から松本大学のジャージを着る野村拓未もスタートを待つ。
橋本嶺登(長野大)は先週の学生トラック第3戦・全日本ロードと連戦で臨む。
レース序盤は前田公平(弱虫ペダルレーシング)と山本幸平(Dream Seeker MTB/松本市)が
激しい戦闘争いを繰り広げる。
「田沢湖の壁」を自転車を押して駆け上がる宮津旭(PAXPROJECT/長野県登録)
宮津とは対照的に登りで「田沢湖の壁」をこなす小坂光(晋豊建設じてんしゃの杜/佐久長聖出)
集団の中盤あたりで力走を続ける小林聖(スワコレーシング)
息子の一成の声援を受けて走る松本駿(TEAM SCOTT)
U-23では昨年の王者である平林安里(SPECIALIZED RACING JAPAN/白馬高出)が先頭を走る。
U-23の二番手を走る北林力(Dream Seeker MTB/白馬高出)
さらに今春の海外遠征で力を付けた竹内遼(FUKAYA RACING/木島平出身 )が前を追う。
エリートの部では山本幸平(Dream Seeker MTB/松本市)の
前に平野星矢(ブリヂストン/長野俊英出)が立ちふさがる。
後方ではU-23の野村拓未(松本大)が我慢の走りを続ける。
U-23橋本嶺登(長野大)も苦しいレースが続く。
春先の国際大会で好調だった澤田時(ブリヂストン/長野市)も我慢の走りを見せる。
山本幸平(Dream Seeker MTB/松本市)は中盤からペースを上げ独走態勢となる。
平林安里(SPECIALIZED RACING JAPAN/白馬高出)も順調にペースを上げて後続を引き離す。
平林安里(SPECIALIZED RACING JAPAN/白馬高出)はそのままゴール!
2年連続でU-23日本王座を死守した。
2着は北林力(Dream Seeker MTB/白馬高出)が入り共に健闘を称え合う。
男子優勝は山本幸平(Dream Seeker MTB/松本市)が自身11度目となる全日本制覇を果たした。
2位には中盤から粘りの走りをみせた平野星矢(ブリヂストン/長野俊英出)が入った。
U-23は表彰台を長野県勢が独占することとなった。
《左から:北林力(Dream Seeker MTB/白馬高出、平林安里(SPECIALIZED RACING JAPAN/白馬高出)、竹内遼(FUKAYA RACING /木島平出身)》
男子エリートは山本幸平(Dream Seeker MTB/松本市)が11回目の全日本王者を戴冠した。
大会三日目《午後の部》長野県勢の結果
決勝公式リザルト(PDF:大会公式HP)
クロスカントリー 男子U-23
1位 平林 安里(SPECIALIZED RACING JAPAN/白馬高出)
2位 北林 力 (Dream Seeker MTB/白馬高出)
3位 竹内 遼 (FUKAYA RACING /木島平出身)
8位 野村 拓未(松本大学)
17位 橋本 嶺登(長野大学)
ゴール後にグータッチを行う平林安里
クロスカントリー 男子エリート
1位 山本 幸平 (Dream Seeker MTB/松本市)
2位 平野 星矢 (TEAM BRIDGESTONE Cycling/長野俊英出)
3位 前田 公平 (弱虫ペダルレーシング)
4位 澤田 時 (TEAM BRIDGESTONE Cycling/長野市)
6位 宮津 旭 (PAXPROJECT/長野県登録)
10位 小笠原崇裕 (無所属/元長野県代表)
11位 松本 駿 (TEAM SCOTT/長野県登録)
12位 小坂 光 (晋豊建設じてんしゃの杜/佐久長聖出)
18位 小林 聖 (スワコレーシング)
途中棄権 戸谷 亮司 (京都岩井商会レーシング)
来年の東京五輪を見据えて見事な走りをみせた山本幸平
2019年クロスカントリーの全世代の日本王者
今年のマウンテンバイク全日本選手権が
終了しました。
来年の東京五輪を見据えて…
その先の近い将来を見据えて…
非常に意味のある大会だったと
思っています。そして、
長野県勢の大活躍、改めてその
原動力となる底辺の拡大と育成に
携る全ての人のご苦労をここに
称えたいと思います。
次は8月に白馬国際大会で
お会い出来ることを楽しみにしています。
関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした。
県サイクリストの皆様
ご声援ありがとうございました。
関連LINK
田沢湖スキー場(会場)