「第32回全日本MTB選手権大会」長野県関係出場選手発表。
先月行われたロードレースに続き、今年のマウンテンバイクの日本一を決める「第32回全日本MTB選手権大会」が7月19日(金)~21日(日)まで秋田県の田沢湖スキー場で開催される。昨年はエリート・ジュニア・ユースと実に信州から5名の日本王者を輩出した長野県。今年も各世代での活躍が期待される。詳しくは下記の通り。
大会概要
第32回全日本マウンテンバイク選手権大会
主 催:日本自転車競技連盟
期 日:2019 年 7 月 19 日(金)~7 月 21 日(日) <3 日間>
会 場:たざわ湖スキー場 秋田県立田沢湖スポーツセンター
実施種目: ダウンヒル(DHI)、クロスカントリー・オリンピック(XCO)
エリミネーター(XCE)、E-マウンテンバイク選手権大会(エキシビジョン)
スケジュール:下章で詳しく記載
公式大会概要(PDF:JCF公式)
大会公式チラシより(クリックすると大きくなります)
スケジュール《予定》
7 月 19 日(金)
09:00−15:00 ライセンス・コントロール 、ナンバー配布(大会本マウンテンバイク選手権大会部)
07:00−08:30 ダウンヒル・コース徒歩視察
09:00−16:00 ダウンヒル搬送
09:30−14:10 CX・ダウンヒル・オフィシャルトレーニング
14:30−15:30 ダウンヒル・タイムド・セッション: ユース、マスターズ、エリート
15:30−16:30 E-マウンテンバイク選手権大会ファイナル
17:00−17:15 マネージャーズ・ミーティング(競技規則確認、アンチドーピング説明、他)
7 月 20 日(土)
09:00−14:00 ライセンス・コントロール 、ナンバー配布(大会本マウンテンバイク選手権大会部)
08:30− マウンテンバイク ダウンヒル搬送
09:30−16:00 CXオフィシャルトレーニング(14:00 以降エリミネーターコース部分迂回)エリミネーターコース部分迂回)
08:45−09:10 ダウンヒル・オフィシャルトレーニング(アドバンス、チャレンジ)
09:10−09:50 ダウンヒル・オフィシャルトレーニング(全クラス)
09:50−10:20 ダウンヒル・オフィシャルトレーニング(エリート、ユース、マスターズ)
11:00− マウンテンバイク ダウンヒル・予選
ユース、マスターズ、エリート
ダウンヒル・ファイナル
女子チャレンジ・ファイナル
男子チャレンジ・ファイナル
男子アドバンス・ファイナル
男子マスターズ・ファイナル(Top10 from Qualification)
男子ユース・ファイナル (Top5 from Qualification)
女子エリート・ファイナル (Top10 from Qualification)
男子エリート・ファイナル (Top30 from Qualification)
ダウンヒル・表彰式(競技終了後)
14:00−14:30 クロスカントリー・エリミネーター オフィシャルトレーニング
14:50−15:10 クロスカントリー・エリミネーター クオリフィケイション
15:30−16:30 クスカントリー・エリミネーター ファイナル
エリミネーター表彰式(競技終了後)
17:00−17:45 マネージャーズ・ミーティング
7 月 21 日(日)
07:00−7:30 ライセンス・コントロール 、ナンバー配布
07:30−8:15 クロスカントリ・オフィシャルトレーニング
08:30− クロスカントリー・ファイナル
08:30− チャレンジ、アドバンス
10:00− ユース、ジュニア、マスターズ
12:00− 女子エリート、男子エリート、U23、マスターズ、ジュニア、ユース
14:00- キッズレース(エキシビジョン)
14:30- 男子エリート、男子エリート、U23
表彰式は統合等を行う。各競技終了後実施(天候などにより変更されますなどに従い下記のカテゴリで実施する。より変更されます変更されますされます)
主な長野県出場予定選手
E-マウンテンバイク(エキシビション)
E-MTB出場選手リスト(PDF:大会公式)
山田 将輝 (MIYATA-MERIDA BIKING TEAM/長野県)
注目の「E-MTB部門」で出場する⼭⽥将輝 (MIYATA-MERIDA BIKING TEAM/画像中央)
MTBエリミネーター
エリミネーター出場選手リスト(PDF:大会公式)
⼾⾕ 亮司 (京都 岩井商会レーシング/長野県)
今大会は県勢として唯一のエリミネーター出場の戸谷亮司(京都岩井商会レーシング)
ダウンヒル
ダウンヒル出場選手リスト(PDF:大会公式)
◇男子エリート
小山 航 (Peak/TIOGA:長野県)
丸山 弘起(HM2 Racing / Hubge Japan:長野県)
上原 元樹(BIKERANCH/takebow-tune Bikeworks:長野県)
先月の富士見国際で県勢最上位の9位に入った丸山弘起(HM2 Racing / hubge Japan)
クロスカントリー
クロスカントリー出場選手リスト(PDF:大会公式)
◇男子エリート
小坂 光 (晋豊建設じてんしゃの杜/佐久長聖出)
小笠原 崇裕(無所属:元長野県代表)
沢田 時 (ブリヂストンサイクリング/長野市)
平野 星矢 (ブリヂストンサイクリング/長野俊英出)
山本 幸平 (DREAM SEEKER MTB RACING TEAM/松本市)
小林 聖 (スワコレーシング)
戸谷 亮司 (京都 岩井商会レーシング/長野県登録)
宮津 旭 (PAXPROJECT/長野県登録)
松本 駿 (TEAM SCOTT/長野県登録)
2020年東京五輪へ向け絶対王者の山本幸平(DREAM SEEKER /松本市)が五連覇に挑む。
◇女子エリート
小林 可奈⼦(MTBクラブ安曇野)
アトランタ五輪日本代表ベテランの小林可奈子(MTBクラブ安曇野)が再び日本一に挑戦する!
◇男子U-23
橋本 嶺登 (長野大学)
平林 安里 (SPECIALIZED RACING JAPAN/白馬出身)
野村 拓未 (松本大学)
北林 力 (Dream Seeker MTB/白馬出身)
竹内 遼 (FUKAYA RACING/木島平出身)
昨年のU23では圧勝の平林安里(SPECIALIZED RACING JAPAN/白馬出身)テレビCMで一躍全国区に…
◇女子U-23
山田 夕貴 (松本大学)
松本 璃奈 (TEAM SCOTT/茅野高出)
昨年のU-23女王の山田夕貴(松本大)が今年も連覇を目指す。
昨年は高校生ながら冬自転車の全日本シクロ女王となった松本璃奈がU-23女王に挑戦。
◇男子ジュニア
北林 仁 (Pro Ride/白馬村)
松本 一成(TEAM SCOTT/諏訪実高)
杉山 南 (Pro Ride/長野県登録)
昨年は一つ下のユースで全日本王者、今年はジュニアで日本王者を目指す松本一成(TEAM SCOTT)
◇女子ジュニア
小林 あか里 (MTBクラブ安曇野/松本蟻ケ崎高)
偉大な母の背中を追って日本ジュニア女王連覇に挑戦する小林あか里(MTBクラブ安曇野)
◇男子マスターズ(50歳以上の部)
澤田 雄一 (チームサイクルマインド)
藤本 信和 (チームサイクルマインド)
壮年の部(50歳以上)に出場する澤田雄一(チームサイクルマインド)
◇男子アドバンス
橋本 青空 (MTBクラブ安曇野)
藤井 芳範 (Milepost BMC Racing/長野県登録)
アドバンスクラスで上位進出を目指す橋本青空(MTBクラブ安曇野)
レース展望
E-MTB部門(公開競技)
電動アシストが付いたMTBで行われる次世代の競技「E-MTB」。長野県からは⼭⽥将輝(MIYATA-MERIDA BIKING TEAM)が出場する。《モーターは最大 250 ワット》《アシストは最高 25km/h まで》《ペダリング無し時のアシストは6km/hまで》《競技中のバッテリー交換は不可》が条件。クロスカントリーでも定評のある山田選手の活躍に期待がかかる。
MTBエリミネーター
同じく最近話題の競技エリミネーター。UCIの世界戦やW杯の公式種目になり一躍注目を集める。県内からは戸谷亮司(京都岩井商会レーシング:長野県選手登録)が出場する。予選をタイムトライアルで行い、ショートコースを4~6名程度の選手で走り上位の選手が準決勝・決勝へ進出するノックアウト方式で行われる。スピーディーな展開が魅力。戸谷選手には持ち前の粘り強い走りで上位進出を期待したい。
ダウンヒル
県内からは男子エリートに3名の選手が出場する。注目は先月の富士見国際で9位に入った丸山弘起(HM2 Racing / hubge Japan)と、10位に入った小山航(Peak/TIOGA:長野県登録)が共に上位進出を伺う。また同大会で無念の予選敗退となった上原元樹(BIKERANCH/takebow-tune Bikeworks)の巻き返しにも強く期待したい。
先日の富士見国際ではダウンヒルとCXで力走を見せた上原元樹(BIKERANCH/takebow-tune Bikeworks)
クロスカントリー
《女子ジュニア》
連覇を狙う小林あか里(MTBクラブ安曇野)が出走する。現在の長野県女子高校生MTB界を引っ張る存在。昨年の全日本で見せた「力強さ」と「安定した技術」に今年も期待。今年はジュニア日本代表としての活躍も期待されているだけに、他の年代やクラスの選手と混走になった場合は上のクラスの選手に食らい付き、今年も日の丸のジャージを信州に持ち帰ってもらいたい。
《男子ジュニア》
昨年のユース日本王者の松本一成(TEAM SCOTT/諏訪実)がジュニアカテゴリーに上がってジュニア日本王者に挑む。県内では北林仁・杉山南のPro Ride勢も表彰台を狙う。昨年までは村上功太郎(松山工)という世代を代表する選手がいたがU-23 へ上がった為、この世代は大きな世代交代が予想される。
松本一成(TEAM SCOTT)がジュニア日本王者に挑戦する。
《女子U-23》
昨年の日本王者である山田夕貴(松本大)と、昨年の冬に現役高校生ながらシクロクロス日本女王になった松本璃奈(TEAM SCOTT/茅野高出)がこの年代に入り、非常に混戦が予想される女子U-23 。春先から松本が海外のUCI大会で大健闘をみせている一方で、先日の富士見国際では今一つ精彩を欠いた山田。さらに、昨年のジュニアMTBアジア王者の川口うらら(日体大)や、実力者の矢吹優夏(BBQ)等が揃い非常に激戦が予想される。
先月の富士見国際では悪天候に苦しんだ山田夕貴(松本大)
昨年、現役の高校生ながら全日本シクロクロス女王となった松本璃奈(TEAM SCOTT)
《男子U-23》
女子同様にジュニアから強豪選手がU-23へ上がり激戦が予想されるU-23。その中でも優勝候補の呼び声が高いのは昨年の全日本選手権で圧倒的な力を見せた平林安里(SPECIALIZED RACING JAPAN/白馬出身)パワーとスピードを持ち合せた走りに期待したい。また春先の海外遠征で活躍を見せた竹内遼(FUKAYA RACING/木島平出身)にも期待がかかる。その他では、Dream Seeker MTBチーム2年目の北林力(Dream Seeker MTB/白馬出身)、さらに唯一の学連登録選手の橋本嶺登(長野大)、昨年のジュニア日本代表強化選手の野村拓未(松本大)など県内選手の層は非常に厚い。県外勢でも、シクロJr.日本代表経験のある積田連(PAX Racing)、村上功太郎(松山大)など有力選手がひしめく。
東京五輪のCMで知名度も上がった平林安里(SPECIALIZED RACING )が連覇を狙う。
ロード・シクロ・MTBで全日本選手権に出場するマルチサイクリスト橋本嶺登(長野大)
《男子マスターズ50歳以上》
県内からは、チームサイクルマインドから澤田雄一、藤本信和の両ベテランが出走する。今年の50歳の部は約20名がエントリーしている。残念なが昨年のマスターズ部門で長野県から表彰台に選手を送り込むことは出来なかったが今年は両選手の力走と入賞が期待される。
澤田選手と共にマスターズでの活躍が期待される藤本信和(チームサイクルマインド)
《女子エリート》
県勢の注目はもちろんアトランタ五輪MTB日本代表の大ベテラン小林可奈子(MTBクラブ安曇野)が2年ぶりの日本王者を目指す。先月の富士見国際でも表彰台で「人生あきらめないこと!」と強く宣言した通り、今年も全日本の舞台で最後まで諦めない走りを見せてくれることだろう。優勝候補は信州シクロクロスでもお馴染み昨年の女王今井美穂(CO2bicycle)が挙げられる。その他、同じくベテランの末政実緒(ヨツバサイクル)等にも期待。
大ベテランの小林可奈子(MTBクラブ安曇野)は娘のあか里と親子で日本王者を狙う!
《男子エリート》
何と言っても注目は長野勢。昨年のアジア・日本ダブル王者の山本幸平(Dream Seeker MTB:松本市)が一人飛びぬけているものの、絶対王者を追うのは沢田時(ブリヂストンサイクリング:長野市)と平野星矢(ブリヂストンサイクリング:長野俊英出)。さらにここ数年着実に力を付けて来ている前田公平(弱虫ペダルサイクリング)。元シクロクロスの全日本王者の小坂光(晋豊建設じてんしゃの杜:佐久長聖出)や竹ノ内悠(ToyoFrame)等も表彰台を狙う。その他の長野県勢では小林聖(スワコレーシング)、宮津旭(PAXPROJECT)、松本駿(TEAM SCOTT)らのベテラン勢の力走にも期待したい。
2020東京五輪へ今年もアジア・日本王者のダブルタイトルを狙う山本幸平(Dream Seeker MTB)
いよいよ今週末に
MTBの日本一を決める
全日本選手権が行われます。
非常に強力な布陣で臨む信州勢
多くの選手の活躍が期待されています。
県サイクリストの皆様も是非
信州勢に大きなご声援をお願い致します。
関連LINK
田沢湖スキー場(会場)