「サイクルツーリズムフォーラム」を開催します。
長野県よりのお知らせが来ましたので告知を致します。
長野県の魅力を活かしたサイクルツーリズムを官民連携で推進するため、本年6月に「Japan Alps Cycling」プロジェクトが設立されました。フォーラムでは、プロジェクトにて制作した情報発信Webサイトを紹介する他、サイクリストの聖地と称される「しまなみ海道」より講師をお招きし、パネルディスカッション等を通じて、自転車を活用した観光地域づくりについて理解を深め、各地域で取組んでいく活動へのヒントを探ります。
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イベント概要
サイクルツーリズムフォーラム
主 催:長野県、「Japan Alps Cycling」プロジェクト
日 時:令和元年(2019年)12月12日(木曜日)13時40分~16時20分
場 所:長野県自治会館(長野市大字西長野字加茂北143-6 Tel026-232-4923)
申 込:別添申込書によりFAX(026-235-7257)または
E-mail(kankoshin@pref.nagano.lg.jp)により12月4日(水曜日)までにお申込みください。
参加費:無料(※どなたでもご参加できます。)
内容
(1)開会あいさつ
長野県知事 阿部 守一
「Japan Alps Cycling」プロジェクト 代表 鈴木 雷太
(2)基調講演「住民参加で行うしまなみ海道を活かした自転車まちづくり」
NPO法人シクロツーリズムしまなみ 宇都宮 一成
(3)事例(取組)発表
- 「Japan Alps Cycling」プロジェクトの取組について
- 自転車通行空間の整備状況について
- 地域でのサイクルツーリズムの取組について
(4)パネルディスカッション「長野県における自転車活用と地域振興に向けた具体的な取組」
コーディネーター 中村 正人 長野県観光部長
パネラー 鈴木 雷太 「Japan Alps Cycling」プロジェクト代表
小口 良平 「Japan Alps Cycling」プロジェクト副代表
宇都宮 一成 NPO法人シクロツーリズムしまなみ
※講師およびパネラー紹介は別紙ご参照ください。
※時間や内容は変更する場合があります。
サイクリング長野より
ちょっと、今回はサイクルツーリズムについて
想いを書きたいと思います!長いんで覚悟して読んで下さいね。
※「サイクリング長野」は独立独歩を旨としてます。
いかなる団体・行政からも一切の補助金をもらっていませんし
どこの御用記事サイトでもありません。それが当サイトの矜持です!
3年前からですかね、北信と東信のスポーツ自転車屋さんの
ほぼ全てを、イベントがあるごとにチラシを持って回らさせてもらってます。
つい2年位前まではチラシを持って行っても門前払いのお店も結構あって
「はぁ?長野県??なんだそりゃ知らねーな!」位の酷い扱いで…
当時やっていたTwitterで、「店でこんな仕打ちを受けた!」
なんて無粋な呟きをしてました。
ただ、今はそれも大きく変わって、お店によっては
「おぉ!サイト毎日見とるよ!お茶飲んでけ!」と
過分な対応をしてもらうこともあります。最近はお仕事の差し障りになるので
失礼ながら敢えてアポ無しで行かせてもらってますが…
※余談ですが、「地域のお店」と「そのコミュニティ」こそ
長野県自転車界の根幹をなす源と考えています。
だからこそウチはネット自転車販売の広告を一切出して無いし
ここを知れば信州の自転車界の現状を詳しく知ることが出来ると思います。
そうして訪問していると、街の自転車屋さんが抱える問題や
色々な要望・不安・不満・お叱り、本音を聞くことが出来るんですね。
そんな中で共通して出てくるモノの一つが
行政への不信感であったり、統括団体(連盟・協会)への不満であったり…
代表的なものが、10月に自転車保険義務化になった時に
県の対応を物凄く怒りましたよね?あれは、自分も怒りましたが
同時に多くの販売店の方の怒りでもあるんですよ。
あの時は本当に騒然として、自転車屋さんから
「保険義務って結局本当にやるの?」って
問い合わせもある位でした。
そりゃ当たり前ですよね…
自転車屋さんにとっては、お客さんに対し説明責任が伴う訳で、
お上から保険義務化に際してロクな説明も無く
しかも、決定から僅か1~2か月で試行になる訳ですから。
義務化される1日前に、県は「アニメ絵」のチラシを作りましたが
前日告知って… 火に油をそそいでますよ!長野県さん!!!と。
一連のあの対応は県・行政の悪い所を全て集約してました。
今思うのですが、たぶん長野県の自転車義務化をした
担当者の方達は、自転車業界が何故この件で怒ったのか?
解らないと思うし、下手したら自分も含めて
自転車業界が怒っていることすら知らないかも知れません。
厳しいことを言えば…
本来は、こういう人達がうちわで
自転車の保険義務化とか
そういう重要なことを決めては駄目なんですよねぇ…
義務化を自体を否定している訳では無いんですよ。
ただ本当に聞きたい! 誰の為の保険義務化ですか?
誰を想って仕事をしていますか??
「ジャパンアルプスサイクリングプロジェクト」もそうですよね。
当サイトでも、発足してから半年間も何もしない理由はなんだ?
広告塔の人間も変わらないし、これでは何年か前の
《信州やまなみ街道プロジェクト?》の二の舞だ!
「昼寝でもしてんのか?」と強く発信したことがあります。
でも、これって普通に多くの人が思っていることなんですよね…
ただ県の立場で言い訳するなら、今年の長野県自転車界は本当に忙しかった。
2020年の関係で会場となる、伊豆サイクルスポーツセンターが使えず
数多くの全国大会・国際大会が長野県内で催され、その上
皇族の方がいらっしゃるような大会もあって
長野県の自転車関係者が、入れ替わり立ち代わり
一丸となって、必死でこの一年大会を運営していたことだけは
強く解って欲しいと思っています。
いま長野県の自転車界の最前線にいて肌で感じるのが
多くの人の、今回のプロジェクトに対しての無関心と
知っている人でも、その多くがやる前から諦めているというか…
「どうせ、特定の人が儲かるような誘導に過ぎないじゃんアレ!」
「あぁハイハイ… まぁそんなもんよ!」位にしか思って無いこと。
では、どうしてそんな状況か?と言えば…
このプロジェクトを推奨する人・行政の人と、
サイクリスト・自転車界の人間(サイクリング系・競技系・販売・製造他)との
距離があまりに遠すぎるんですよね。
全くもって業界からの理解も信頼も得られていない。
自分は3月から今日までほぼ休みなしで週末
様々なイベントにいたけど、このプロジェクトに関わってる人を
自転車の現場でほぼ見たことが無いし
この求心力の無い状況で、「県の御旗」を立てても
自転車業界の人が誰も集まらないんですよ。
多分、利権絡みの人は集まるだろうけど
こういう人達は、総じて金の切れ目がナントカの切れ目…
その上、色々と話を聞いたのですが
過去も含めて、行政に対して
多くの人に様々な不信感やわだかまりがある。
(自転車界の人が集まらない理由の一つはコレ)
さらにまずいのは、国の
自転車活用推進法案の設立にしても
サイクルツーリズムに関しても
先ずは「サイクリングロード建設」ありきで
全てはそれを成就するための詭弁に聞こえてくるんです。
もうね、自転車業界やサイクリストが
完全に置き去りなんですよ。
それでも…
声を大にして言いたいのは
国とか、県とか、NPOとか、一度切り離して
もう一回純粋に、サイクルツーリズムを考えてみませんか?
行政とか、諸々への不信感が強いのも解るのですが
こうして県の対応を酷評したサイクリング長野に
「掲載して下さい!」と頭を下げて下さる方がいる訳です。
この前凄く驚いたのは、県の職員の方から
直接お電話で…
何時も「サイクリング長野」見てます!
自分は、数十年前で恥ずかしいですが
学生時代に選手として走っていて…
観光やサイクリング担当じゃ無いけど
一度どんな方か話してみたくて…
何が出来るか解らないけどお手伝い出来ること
あったら言って下さい!
と、熱いメッセージをもらったんです。
(所で何で俺の電話番号知ってたんだろ?)
Team Nagano Tシャツの時も
県の色々な課に話を持って行って
殆どが門前払いだったのに
観光課は快くアルクマ貸してくれたし
あのTシャツをGINZA長野で飾ってくれた。
県庁には、1級審判員もいるし
日本自転車史にさん然と名を残す
生きて歴史上の人物のアノ人もいるし…(笑)
必ず心ある人はいるから!
長野県では、今週でシクロクロスも終わり
自転車界は短いシーズンオフに入ります。
これから春まで、もう一回
一緒にサイクルツーリズムを通じて
長野県自転車界の未来を考えてみませんか?
そんなお知らせでした。読みづらくてすみません。
敢えて色々な方面に向けて示唆を含んだ文章です
この文章が心ある方々の考える糧になれば幸いです。
他人をとやかく言うのでは無く、今自分が吐いた言葉が
自分自身に重くのしかかって来ている今日この頃です。
と、云う訳で長いお知らせでした。
あぁそうだ! 国策としての
サイクルツーリズムで気になるのが
「海外からのインバウンド」と、「サイクルツーリズム」と
「活用推進法」は分けて考えたほうがいいと思います。
それぞれ恩恵を受ける対象者が微妙に違うから…
それと、インバウンド・サイクルツーリズムってのは
「サイクリングロード建設」・「観光情報」の提供の前に
ビジネスとしてやろうとすると非常に根本的な
問題に突き当たるんです。それを解消しない限り
発展は無理です(スキーのようにはなりません)。
また、よしんば解消したとして一番の問題は、
日本のサイクルマナーや交通ルールを
どう告知・共有して行くか?ここをおざなりにすると
また様々な軋轢を生むと思うんですがね…
あまり話すと身バレするけど
海外に住んでいた時に、大きな教育機関にいたので
主に教育旅行のインバウンドに
公的に深く携わっていたんですよ。
ただ、08年頃?「観光公害」の危険性を感じ
海外の人間として意見書を某広域行政連合に提出したことがあるんですよね。
このまま加熱すると、オーバーツーリズムになり将来日本の良さを破壊してしまうと。
そして、いま危惧した未来が訪れている。果たしてこれで良かったのか?
そんなジレンマがあってこんなこと書いてます。
ともあれ、自転車界の人間はくれぐれも
何となく流行中のインバウンド・ツーリズムという
言葉に無駄に惑わされないようにしてください。
先ずは、人を創り・未来を創ること。
花が咲き・実が採れるのは、まだまだずっと先。
種を蒔くのも少し先。ここ数年は
しっかりと草むしり(地味なこと)をやりましょう。
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