「第75回インカレ -トラック競技-」開幕!大会二日目の模様をレーポート!
本年の大学自転車界の最高峰の大会にあたる「第75回文部科学大臣杯全日本大学対抗選手権自転車競技大会」(通称インカレ)は本日8月25日(日)に松本市美鈴湖自転車学校で大会二日目を迎えた。大会はいよいよ競争系種目も本格的に行われ各種目で決勝も行われ、学連新記録も生まれる熱戦となった。本日は大会の様々な表情をお伝えします。なお大会二日目の結果は公式リザルトにてご確認下さい。
大会二日目公式リザルト(午前の部)(PDF:大会公式HP)
大会二日目公式リザルト(午後の部)(PDF:大会公式HP)
第75回インカレ大会二日目の模様
大会二日目いよいよ多くの種目で決勝が始まる朝
早朝の7時前には第一・二駐車場が満車となる。
各校の応援エリアにはOB・父母会・サポーターが臨戦態勢を整える。
この日の最初のレースに有力選手が出場する東京大学チームは第一コーナーに陣取る。
試走開始が終わるとレースを前に検車場が混雑し始める。
午前8時よりエリミネーション決勝(四種混合種目)第一種目の「スクラッチ」が開始される。
午前中バックストレート側は日陰に成るため多くの観戦者が朝から声援を送る。
第二レースは男子チームスプリントが開始されスタートする筑波大学(古賀・大庭・中山組)。
ケイリン予選では地元信州大学の兼平優希キャプテンが出場
兼平(信州大)は残り一周を迎える最終コーナー手前で単独逃げをうつ。
残念ながら最後の最後に集団に捉まり5位で敗者復活戦へまわることになったが
勇敢な逃げに会場が大いに沸いた。
今大会最初の決勝戦となった女子500mタイムトライアルで力走する松井優佳(同志社大)
ケイリン敗者復活戦に再び登場の兼平優希(信州大)と高橋翔コーチ。
敗者復活戦でも積極的にレースを展開し再び大逃げをうつ兼平優希(信州大)は
惜しくも残り半周で捉まり4位で無念の敗退。
午前の種目が終わり今大会最初の「女子500mタイムトライアル」表彰式が行われる。
〔画像左から:松本詩乃(日体大)、岩元杏奈(日体大)、小泉夢菜(早大) 〕
優勝の岩本選手の栄誉を称え会場に日体大の校歌が流れ、校旗が掲揚される。
女子3km個人追抜きで優勝の橋本優弥(鹿体大)はウィニングランを終え自転車を頭上に掲げる。
多くの観客が表彰式を見守る。
午後も熱戦が続く、「エリミネーション・スクラッチ」ではファイナルラップで
棚瀬義大(朝日大)大安彦統賀(日体大)が大歓声の中で一騎打ちを繰り広げた。
午後も多くの観客がレースを見守る。
この日、一番の大熱戦となったチームスプリント決勝の「明治大vs中央大」
この種目の今年の日本王者二名を抱える明治大がスタートに着く。
大熱戦となったチームスプリント決勝は最終回の最終走者
僅かな差で明治大を中央大が大逆転!日本新記録(59秒411)を樹立。
ドラマチックなレースのアンカーを務めた東矢(中央大)が拳を握る。
中央大の新記録の瞬間、会場の全ての人が電光掲示板に目をやり大歓声が会場を包んだ。
興奮の余韻がなかなか覚めない会場ではオムニアム最終ポイントレースが行われる。
各校のコーチの指示も力が入る。
ポイントレースでオムニアム逆転優勝を飾った小野選手(早大)を迎える塩原コーチ。
波に乗る早稲田大は女子マディソンでも「小泉・池上組」が力走を見せる。
苦しみながらも力走する法政大(鈴木・太郎田組)
この日最後の種目となった男子ケイリン決勝戦
女子チームスプリント表彰式
〔左から:鹿体大(橋本・内村組)、日体大(松本・岩元組)、順天大(野寺・五味田組)〕
オムニアム王者の小野はウィニングランでチームメイト・関係者と喜びを分かち合う。
男子マディソンの表彰式ではこのパフォーマンス
〔左から:日大(武山・貝原組)、日体大(平安山・當原組)、京産大(曽我部・吉岡組)〕
18年振りのチームスプリント日本新記録を樹立した中央大学(梶原・山根・東矢組)
中央大学(梶原・山根・東矢組)の3名はお母さんにメダルをプレゼント!
裏方として日本学生自転車競技連盟を支える同校OBの傅野氏が中央で万歳!
母子の感動的なシーン、とても微笑ましい雰囲気が表彰会場を包んだ。
多くの観客で非常に盛り上がった
大会二日目。
大歓声にこたえるように
18年振りの日本新記録。
素晴らしい日となりました。
明日はいよいよトラック競技の
最終日となります。
平日ではありますが
是非会場で選手達に温かい
ご声援を宜しくお願いします。
関連LINK
第75回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(学連公式HPより)
信州大学自転車競技部(ブログ)
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