美鈴湖自転車学校「2022松本サイクルトラックレース」結果
報告が遅くなってしまい大変恐縮ですが
本年も「美鈴湖自転車学校」ならびに
育成チーム「美鈴湖VELOクラブ」の受講者で結成された
チーム美鈴湖自転車学校で、4月30日に開催された
2022松本サイクルトラックレースに出場致しました。
今大会は…
少年の部:U-15(中学2年生) 1名
少年の部:U-17 (中学3年生) 1名
壮年の部:マスターズ 1名
以上の3名で松本サイクルトラックレースに臨みました。
結果は以下の通りです。
Team美鈴湖自転車学校&ベロクラブ出場選手
名前 | 所属 | 出場種目 |
河野 仁 | チャクポタレーシング | 200mフライングタイムトライアル、500mタイムトライアル |
小林 洋平 | 信州大附属長野中学 | 200mフライングタイムトライアル、1㎞タイムトライアル |
松村 竜誠 | ボンシャンス | 200mフライングタイムトライアル、1㎞タイムトライアル |
監督:湯原正行(長野県代表強化コーチ/JSPO公認自転車コーチ)
各選手の結果
河野 仁
2019年に美鈴湖自転車学校で始めてピスト競技を始める
その後、2020年のピストデビューを目指すがコロナの影響で
昨年の本大会で50歳にして初めて大会に出場し個人追抜きで4位となる。
本来は中長距離に適正のある選手だが、今大会は200mと500mの
短距離種目に初出場。今年の目標は全日本選手権とマスターズ国体である
日本スポーツマスターズへの出場を目指す。
40歳以上の部(マスター)
出場種目 | 結果 |
200mフライングタイムトライアル | 12秒325 (9位) |
500mタイムトライアル | 38秒485 (6位) |
今大会はマスター世代の中でもとりわけ「50歳以上の部」で
全国上位に入る有力選手が多く出場していた中で
堂々たる走りを見せた河野仁選手。
夏の全日本選手権マスターズ・秋のマスターズ国体出場を目指す。
小林 洋平
元々KidsのMTB・シクロクロス選手として活躍していたが
そのトレーニングの一環として2019年の美鈴湖自転車学校で
ピスト自転車を取り入れる。
当初は小学6年生ということもあり自転車学校の末っ子的な存在だったが
昨年の秋以降に急成長を見せ、今年は下に多くの後輩も出来て
長野県の中学生ピストチームを牽引する存在として今後が期待される。
今大会は出場最年少選手として力走を見せた。
少年の部(U-15)
出場種目 | 結果 |
200mフライングタイムトライアル | 13秒077 (25位) |
1㎞mタイムトライアル | 1分20秒109(25位) |
小林洋平昨年は中学1年でジュニア五輪出場を目指したが出場基準記録に届かず
悔しい想いをした。しかし、昨年の秋から着実に成長を見せ始め
今年は出場を目指す「1㎞タイムトライアル」で1分20秒を切るところまで来ている。
Jr.五輪の選抜に関しては、他者のタイムとの兼ね合いもあり
一概には言えないが、それでも例年の傾向から予測すれば
次戦の長野県大会で20秒を切ることが出来れば悲願のJr.五輪出場へ大きく前進する。
松村 竜誠
昨春のロードレースで落車し大怪我をした影響で昨年は不本意なシーズンとなったが
今年は昨シーズンを取り返すほどに春先から精力的にトレーニングに打ち込む。
今シーズンは徐々に基礎体力とコンディショニングを上げて行くシーズンとなる。
同時に来年からは高校生となり、高校自転車での活躍を見越した活躍が期待される。
少年の部(U-17)
出場種目 | 結果 |
200mフライングタイムトライアル | 13秒074 (24位) |
500mタイムトライアル | 1分22秒351(26位) |
怪我に苦しんだ昨年のタイムに比べるとシーズン始めとしては上々のスタートとなった。
タイムに関して本人はあまり納得をしていなかったようだが、このタイムが
今年、成長して行く上で「越えるべき最低ラインの数字」となる。
〔長野県出場選手の全結果〕
大会レポート
今回は、河野・小林が昨年にデビュー戦を済ませ
松村もロードレースなどでレース経験が豊富ということもあり
昨年に比べると比較的にチーム運営にも余裕があった。
〔昨年大会の様子〕
今大会は、美鈴湖自転車学校の講師である
湯原正行(長野県代表強化コーチ/JSPO公認自転車コーチ)が
チームの監督・メカを務めた。
今大会は、同日に飯山でロードレース大会が併催された影響で
短距離種目をメインとした内容で開催が行われたため
昨年の3㎞個人追抜き4位という成績を残し
中長距離を得意とする河野選手にとっては
少し不運な大会でもあったものの、短距離種目でも
11秒台へ充分な可能性を見せる大会となった。
湯原コーチの指示のもとウォーミングアップを行う
河野・松村両選手
また、前筆の通り小林洋平選手は
今年7月に美鈴湖で開催予定のJOCジュニア五輪出場を
目指す上で必要となる1分20秒という自己ベストタイムを出し
次戦の長野県大会トラック競技で20秒切りに挑戦する。
ここでタイムを更新するようであれば、いよいよ
ジュニア五輪出場が現実的となってくる。
レース前に非常に落ち着いた表情を見せていた小林洋平選手
少しずつ経験がついてきた影響もあり精神面での成長も感じさせる。
松村選手に.関しては、昨春の大怪我もあり
秋に手術を行い、まだ寒いこの時期で
あまりを無理をさせられないレースとなったが
それでもしっかりと力走を見せた。
このタイムをどれだけ更新できるか?期待したい。
出走を前に緊張の面持ちの松村選手をサポートする
ボンシャンスの先輩である鈴木来人(S1 BEO)と
自転車学校の先輩である加科爽人
チーム監督・メカニック
湯原 正行(長野県代表チームコーチ) 平成以降の長野県代表選手の中で最多となる7回の国体入賞を誇り、2001年はスプリント種目で日本ランキング1位となる。現在は長野県代表チームのコーチとして後進の指導に当たるほか、2018年からは美鈴湖自転車学校の講師として若手選手の育成の他、人材発掘にも携わる。自らの体験を基にしたロジカルな指導理論と、卓越したバイクスキルは受講者の最高のお手本となる。 ※日本スポーツ協会公認コーチ
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ということで、遅ればせながら
また、駆け足で大変恐縮ですが
今年のTEAM 美鈴湖自転車学校&
ベロクラブの松本トラックの結果でした。
彼等の走る姿を見て
自転車をやってみたいという
小中学生や、マスター世代の方が
出て来てくれれば長野県自転車界の
将来は本当に明るいものと思います。
県サイクリストの皆様には
挑戦を続ける小中学生・マスター世代の
選手達にも温かい御声援のほど
宜しくお願い申し上げます。