〔レポート〕国内最大のステージレース「第22回ツアー・オブ・ジャパン 第5ステージ南信州」 《後編》

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

第22回ツアーオブジャパン 第5ステージ南信州 レポート《後編》

 

 アジア最高峰のステージレース「ツアーオブジャパン」(通称:TOJ)。大阪をスタートして一週間かけて毎日全国各地を転戦し一週間かけて東京を目指す国内最大のレース。その第5ステージである「南信州ステージ」が5月23日に今年も飯田市で開催された。回はレポートの後編を公開致します。

 

 

 

 

2019 TOJ 南信州ステージレポート《後編》

 

 

 

レースはパレード走行が終わると市内の周回コースへと入って行く。
〔飯田では既にお馴染みのTOJコーナー〕

 

TOJコーナーには既に多くのファンが詰めかけていた。
因みにこの日は3万9千人の観衆が沿道を埋めた。

 

プロトン(メイン集団)が最初のTOJコーナーへ差し掛かる。

 

TOJコーナーに選手が差し掛かると大歓声がおこる。

 

メディア取材者に乗り山岳山頂ポイントに行く。
ここが本日の山岳最高標高地点となる。
朝早くから自走で登って来たサイクリストも多かった。

 

早く到着し過ぎて人がまばらだが
サポーターが道路にチョークで
応援メッセージを書いている。

 

山頂付近を先行する「逃げ集団」が通過する。

 

山頂を過ぎてから少し下って行くと今度は徐々に人が多くなってくる。

 

ここがTOJ全戦において有名な「飯田ステージ焼肉エリア」
地元有志で運営され多くの観戦客が焼肉のおふるまいを楽しむ。

 

飯田は人口当たりの焼肉店件数が日本一の焼肉どころ
市民曰くコンビニの数より焼肉店のほうが多い!らしい…

 

飛び込みの観戦客が徐々に増えて皆が焼肉を楽しみながら
ロードレースを楽しむ!これが飯田ステージ流。
コースではここ以外にもあちこちで焼肉の煙が上がる。

 

このエリアからは飯田市が一望できる絶景ポイント

 

一昨年は雨天の中でレースが行われたが今年は快晴に恵まれた。

 

選手達は激しく競り合いながらも周回を重ねて行く

 

今度はPRESSカーに乗りゴール地点へやって来る。
まだレースは中盤のためゴール前は静かだった。

 

ゴール付近のオーロラビジョンで観戦するファン

 

オーロラビジョン脇ではインターネット放送の実況ブースもあり生実況を楽しめる。

 

こちらもラジオの生放送を行う飯田エフエムのMCのお二人。

 

飯田市はお隣の大鹿村で採れる塩を使った
TOJオフィシャル塩ようかんを販売。

 

メインスポンサーのNTNのブースでは体験アトラクションが用意され
パレード走行の大役を果たした「ボンシャンス・キッズ」の選手達が
ベアリングの仕組みを体験。

 

さらにメインスポンサーNTNのテントでは
大会エスコート&サポートキッズに
社員がベアリングのワークショップを行う。

 

リーダージャージをサプライドするルコック社では
ブリッツェングッズやレプリカリーダージャージ等が
販売され人気を集めていた。

 

大会記念グッズは今年も大盛況。

 

毎年人気のグッズはレース後には売切れてしまうので
気になるグッズはお早めに!!
オンラインショップはこちら

 

Team UKYOのブース前では片山右京監督がサインをしていた。

 

レース終盤になるとゴール付近に徐々に人が集まり始める。

 

そしてレースは大歓声の中ゴール!

 

後続も次々とゴールを果たす。

 

2019年ツアーオブジャパン南信州ステージを優勝した
フェデリコ・ズルロ(ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー:イタリア)

 

ここまでの総合王者の証グリーンジャージ
ベンジャミン・ヒル(リュブリャナ・グスト・サンティック:豪州)

 

各リーダージャージ獲得者と南信州ステージチャンピョンによるシャンパンファイト

 

レース後取材を受ける片山監督はステージ優勝を逃し悔しそう

 

 

 

2019 TOJ 南信州を振り返って

 

 

 

  先ずは、大会に御尽力された地元関係者の皆様、

 チーム関係者・運営・審判スタッフの皆様、

 ファンの皆様、本当にお疲れ様でした。

 今年は報道として参加をしたわけですが

 運営・審判とは違った大変さがあることを

 痛感いたしました。

 

 また、今までとは全く違う

 視点からこの大会を観てみると

 本当に全く違う世界のようにも見え

 とても新鮮な体験をさせて頂きました。

 今回TOJにプレスとして参加した理由は

 昨年、県内のとあるサイクリングイベントに参加した際

 かなり高価なロードバイクに乗り、相当走っているであろう

 サイクリストの中にも「TOJ」と云う大会を知らない人が

 本当に沢山いるという非常に厳しい現実を目の当たりにしました。

 これに関しては多くを語りませんが

 自転車界の一翼の末端を担う自分としては衝撃的で

 今こうしたサイトを運営し始めて、もう一度

 自転車競技を見始めた頃に戻って

 広く競技を伝えたいと思い

 初めて「報道」と云うかたちでTOJに参加致しました。

 

 なにぶん初めてのことで、名だたるフォトグラファーの

 皆さんのお邪魔にならないようにすることだけで

 精一杯で、大会のごく僅かな部分しか

 写真として切り取ることが出来ずに

 楽しみにして下さった方には申し訳無く思います。

 

 来年どういったかたちでTOJに携わるか?今はまだ

 解りませんが、今年こうした機会を与えて下さった

 皆様へ心より厚く御礼を申し上げます。

 そして、これを読んでくれた方が来年また

 飯田へ足を運んで頂けるのであれば最良です。

 また来年、飯田でお会いするのを楽しみにしています。

 

 

関連LINK

ツアーオブジャパン公式サイト

TOJ南信州ステージ観戦応援隊