〔ニュース〕2023全日本学生RCS第4戦「第17回白馬クリテリウムラウンド」が白馬飯森で開幕。
大学自転車を統括する日本学生自転車競技連盟(JICF)の
年間シリーズ戦にあたる全日本学生ロードレースカップシリーズ
第4戦「第17回白馬クリテリウムラウンド」が
本日7月29日㈯開幕した。
例年、インカレ前最後の予選会となるこの大会
今年も全国から41校の大学が白馬村に集結。
とりわけ、インカレ本戦(9月開催)の出場がない3部(カテゴリー3)の
選手達にとっては、インカレ出場権を獲得する
最後のレースとなり大会初日から熱戦が繰り広げられた。
長野県勢では、2部の青島冬弥(明星大4年‐飯田風越出)が
2部B組で準優勝、3部では信州大学1年生の松崎一勢が
3位表彰台に上がる活躍を見せた。
両名とも昇格こそならなかったが大会初日から
信州勢の活躍が目立った。大会は明日30日㈰までで
大会の模様はYoutubeでLive配信される。
初日レポートは以下のとおり…
〔長野県関連出場選手〕
初日レポート
開会式を前に白馬村の丸山俊郎村長より挨拶があり
選手に対して激励と、大会スタッフに対しての謝辞が伝えられた。
選手宣誓は、飯田風越高校出身でインターハイ・国体元長野県代表の
青島冬弥(明星大学4年生)が務めた。
今大会は「インカレ予選」ということもあり
未だ出場権を持たない新入生を含む3部(カテゴリー3)の選手の
エントリーが最も多く、3部は第1組から第4組(各組約30人)まで行われた。
この日のオープニングレースとなる3部第1組がスタートを待つ。
レースのスタート合図は丸山村長が行った。
3部の第1組がスタートし、今年も夏の白馬の田園風景に溶け込んで行く。
コースは例年どおり田園コース1周1.6㎞を各カテゴリー別に周回して行く。
今大会はクリテリウム(周回レース)ながらも
トラック競技で行われる「テンポレース」(毎周回ごと1位のみが1ポイントを獲得する)方式で
行われたため、毎周回ポイントを取りに行かなければならないため
毎周回白熱のバトルが繰り広げられた。
ホームにあたる地元信州大学も全7名が出場
第2組で今大会の信大で最上級生の4年生「李さん」
LI RUIZIが力走を見せる。
ほぼ平坦ながらタイトなコーナーが連続するこのコース。
過去には何名もの選手が田んぼで自転車ごとダイブして
自分もレース後に倒した稲の植えなおしをしたり
御迷惑をかけた農家にお詫びに行ったりしたが
今年は学連主催の講習会が功を奏してか?
落車はあったものの稲を根こそぎなぎ倒すような田んぼダイブは無かった。
今年も北アルプスの伏流水を得て
白馬の稲は青々と育つ。
その向こう側を選手達が駆け抜けて行く。
2部の第2組には、今年の「2days racce in 木祖村」
長野県選抜チームに選出された中島壮琉(順天堂大学-松商学園出)が登場。
2部レースの頃からは陽が陰り
時折、白馬岳側から涼しい風が吹く過ごしやすい天候となる。
今年の「かごしま国体長野県予選ロードレース」優勝の
信州大学主将 井上智巴(信州大3年)が
このレースで再三にわたって存在感を見せる。
2部2組では、選手宣誓の青島冬弥(明星大)が
3ポイント獲得+最終着順1位で準優勝を果たした。
いよいよ夕方がちかくなり1部レースがスタート。
例年、時折「雨」が降ったり夕立に見舞われるが
この日は終始穏やかな天気だった。
ただ、気温は非常に暑く選手達には非常にタフなレースとなった。
1部レースでは第3戦までのロードレースシリーズリーダーの
イエロージャージ小泉響貴(明治大学)が要所で
存在感のある走りを見せる。
また、足首を痛め長期欠場していた
信州大のエース辻本青矢(信州大3年)が復帰。
辻本選手も中盤で積極的にポイントを獲りに行く走りを見せ
来月の大町市で行われるインカレ本戦に向けて
復調をアピールした。
1部レースは過去にここ白馬で優勝経験もある
中島渉選手が3ポイントを獲り初日の1部優勝を果たした。
〔画像左から:高本(立命館大)・中島(立教大)・北嶋(日本大)〕
なお、女子は今大会エントリー1名ということで
関西大学の長谷川選手が表彰された。
〔大会初日の模様〕
〔参照元:Youtube/JICF公式チャンネル〕
大会初日公式リザルト〔PDF/JICF公式〕
大会二日目の予定
開催日 | イベント |
2023 年7⽉ 30 ⽇(⽇) | 7:30 受付(⽋場確認、ゼッケンは1⽇⽬と同じで、2 ⽇⽬からのみの選⼿に配布)〜7:40 まで 8:00 男⼦ クラス3A 組+⼥⼦ (20 分+3 周回) ロードレース⽅式 8:35 クラス3B 組 (20 分+3 周回) ロードレース⽅式 9:10 クラス3C 組 (20 分+3 周回) ロードレース⽅式 9:45 クラス3D 組 (20 分+3 周回) ロードレース⽅式 10:20 男⼦ クラス2A 組 (35 分+3 周回) ロードレース⽅式 11:10 男⼦ クラス2B組 (35 分+3 周回) ロードレース⽅式 12:35 男⼦ クラス1 (50 分+3 周回) ロードレース⽅式 14:00 第⼆⽇⽬表彰式・閉会式 注:エントリー状況により距離/時間は変更となる場合があります。 |
〔スタートリスト/組み合わせ〕
2023全日本学生RCS第4戦 白馬クリテリウムラウンド
二日目スタートリスト pic.twitter.com/7b2kR4xYPw— 日本学生自転車競技連盟 (@jicf_jimukyoku) July 29, 2023
〔コースマップ〕
クリックすると大きくなる。
〔大会特設サイト〕
大会二日目Live配信
〔大会二日目〕
〔参照元:Youtube/JICF公式チャンネル〕
という訳で、今年の白馬クリテでした。
この大会は自分にとっても非常に
思い入れのある大会です。
それで、今回の大会初日は新しく
「クリテリウム・テンポレース方式」。
という新しいカタチでのレースとなりました。
※大会二日目は通常のロードレース
メリット・デメリットがあったのですが
新入生や初心者に向けては
集団が縦長になる。また、同じ脚力の選手が
グループになりやすいということで
運営側としても管理しやすいし安全性も高い。
非常に良いトレーニングレースになったかと思います。
デメリットを敢えて上げるとすれば
普段ロードレースしか観ないファンや
自転車を全く知らない方
初めて観に来て下さった方には
「テンポレース」が全く解らないと思う…
ところかな?と思います。
ただ、自分はロードでこんな
レースもあるのか!と
非常に良い勉強をさせていただきました。
それと、過去は本当にもう
「落車祭り」+「大学生とは思えぬ素行の悪さ」で
自分はこの大会に何回もブチ切れてるんですよね。
特に書かなかったんですが、レース終わって
夜中に花火やって大騒ぎしている貴様らは
本当に大学生か?地元に迷惑だわ!
何で試走中に落車して救急車なんだよ!
「試走ッテ イミワカリマスカ??」と。
特にあの頃は、自分も海外の教育機関にいて
帰ってきたばっかりで、日本の大学生の
幼稚さというのが非常に目につき
強く強く当時の大学生たちを非難したのですが…
でも、ここ数年の学連大会というのは
あの頃とは、凄く変わったと思います。
ここで小学生選手から大人まで
口酸っぱく言っているよに
多くの長野県の大学生たちは
自分やその隣にいる審判・オフィシャルの方に
レース前に挨拶に来たり、ちゃんと
地域のボランティアの方にも挨拶している。
レースを観ていても
落車の心配をいたずらに心配しなくてもいい。
本当に良くなったと心から関心しています。
明日は白馬へは行けませんが
長野県の大学生選手達
日本の大学生たちが
一生懸命に戦っています。
ぜひお近くの方は現地へ観戦に行って頂き
大学生たちを応援して頂ければと思います。
明日は長野県の中学生が
松本市の実業団大会に出るので
自分は明日は松本の実業団に行きます。
※苦言を呈せば、ゼッケンのつけかた
ゼッケンて誰が見るために付けているのか?
ゼッケンを正しく付けないことは、結局は本人の損失であるということ。
※表彰式(公式式典)でのドレスコード理解出来ていない学校があった。
もう一度ルールブックを読んで、上級生が下級生にアドバイスして欲しい。
気になって自分も家に帰って写真を見たが、やっぱりドレスコードに問題がある。
もしもあの中の審判で一人でも気づいていたらそれは処罰の対象となる。
関連LINK
全日本学生RCS第4戦・白馬クリテリウムラウンド(学連公式HP)
JICFチャンネル(学連Youtube公式)
白馬五竜観光協会(公式HP)
白馬かたくり温泉「十郎の湯」(公式HP)
長野県自転車競技連盟(公式HP)