「第1回JBCFトラック記録会 松本大会」大会初日レポート
本年度より、国内のトラック競技普及のため
JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)が主催する
第1回 JBCFトラック記録会 松本大会が
7月2日㈯・3日㈰の両日、美鈴湖自転車競技場で初開催された。
今大会は実業団登録選手に限らず
実業団未登録の中学生・高校生にも広く門戸を広げ開催された。
長野県からは、先月の北信越高校自転車大会で
団体総合優勝を果たした松本工業高校の選手のほか
高校生が8名、中学生2名も初参加。
また、現役競輪選手として活躍する堀江省吾選手や
マスターズの2019日本王者の岩佐信吾選手等も含め
全18名の長野県選手がエントリーした。
今回は大会初日の模様をレポートします。
〔長野県出場選手〕
大会初日レポート
今大会最初の種目となった200mフライングタイムトライアルに
長野県の第1走者として出走する中学3年生の松村竜誠(ボンシャンス)
走路は35℃を越えて熱さが増すなかで出走を待つ
ベテランの岩下直貴(イナーメ信濃山形)
選手・スタッフ・競技役員・審判…
走路にいる全ての者にとって非常に過酷なコンディションだった。
長野県マスターズチームのエーススプリンター
武井秀周(MISUZUKO TEST TEAM)がトラックの
上部から一気に加速して計測に入る。
松本トラック・国体長野予選に引き続いて連続出場の
増田遼馬(MISUZUKO TEST TEAM)
先月の北信越高校自転車大会ではケイリンで1年生ながら
決勝に進出するなど活躍をみせた山田愛太(白馬高)が
久しぶりに美鈴湖の大会に出場。
同じく先月の北信越高校大会で長野県に
初の学校団体総合優勝をもたらした
小松篤史主将(松本工高)も力走を見せる。
直近の防府競輪では三日間で総合優勝
本業である競輪でも昨年から好調をキープする
堀江省吾(MISUZUKO TEST TEAM/日本競輪選手会)
この200mフライングTTではプロの実力をみせ準優勝。
午前中の「200TT」というスプリント種目が終わると
午後は中距離種目の「個人追抜き」が行われた。
2019年のマスター個人追抜き日本王者の岩佐信吾(イナーメ信濃山形)が
個人追抜きの長野県第1走者として出走する。
今大会最年少の中学2年生である小林洋平(信州大附属長野中)
今月開催されるJOCジュニアオリンピック出場を狙う。
今大会は個人追抜きと1㎞タイムトライアルにエントリー。
北信越高校大会スクラッチで優勝の上里翔瑛(松本工業)が出場
長野県高体連自転車専門委員長の竹岡先生の激が飛ぶ。
計測系種目が終わりいよいよ競走系種目へ…
ケイリン2組目に小松篤史(松本工)が出走すると
大粒の雨が走路に叩きつける始める。
ケイリンの僅か5周の中で一気にゲリラ豪雨となってしまい
激しい雷雨に加えて、雹やあられが降ってくるような
天候となりレースはこの後、約1時間程度中断となる。
(小松選手は2着で決勝へ進出)
激しい雷雨と雹のためレースは約1時間程度中断へ…
降り始めから一気に豪雨となり、中断中には審判長から
監督・チームアテンダントが集められ
天候に関する協議と説明が行われた。
中断後に、スクラッチの本日の開催と
ケイリン敗者復活戦・チームスプリントの
明日への順延が決定した。
同時に中断中は午前中に行われた
競技の表彰式も行われた。
午前中の男子200mタイムトライアルの表彰式
〔画像左から:堀江・村田・山中〕
女子200mタイムトライアル優勝の小沼美由紀(ラバネロ)
中断後、スクラッチが本日最後の種目として開催された。
再開後にスクラッチ決勝18名が出走位置につく
松本工業の3名が後方でレースを伺う。
今回一つ松本工業の各選手を評価したいことは
レースの展開の中でかならず誰かが動きについて行ったこと。
上里・山口・片田の誰かがしっかり逃げ集団の中にいたり
逃げが吸収されても誰かがレースをしっかり見ていて
チェックに行ったり要所となるポイントをおさえていた。
順位以上にこのあたりの
レースマネージメン・積極的・冷静な姿勢を評価したい。
大会初日リザルト
女子2㎞個人追抜き優勝:大関 奏音(MOPS)
大会公式スタートリスト〔PDF/JBCF公式〕
200mタイムトライアル結果〔PDF/JBCF公式〕
個人追抜き結果〔PDF/JBCF公式〕
男子ケイリン1回戦結果〔PDF/JBCF公式〕
男子スクラッチ決勝〔PDF/JBCF公式〕
大会二日目の日程について〔PDF/JBCF公式〕
という訳で初開催となった
JBCFトラック記録会でした。
とにかく35℃を越える猛暑の中
選手・スタッフ・役員・審判の
皆さんお疲れ様した。
自分も先週倒れて
かなり体調的に厳しいかなぁ…
と思ったのですが
なんとか無事に初日を
終えることが出来ました。
朝の7時には会場に行って
設営のお手伝いを始めたかったのですが
どうしても体調がイマイチで
8時になってしまい、既に
設営が終わりかけている状態へ
行ってしまいました。朝早くから
設営をされていた皆さんには
本当に心苦しく思っています。
今日は大会二日目ですが
残念ながらMTBのほうへ行く関係で
見守ることが出来ません。
特に中学生・高校生の選手には
暑さに気を付けて頑張って欲しいと思います。
スタッフ・役員・審判員の皆さん
サポーターや応援の引率の皆さんも
くれぐれも倒れないように…
大会の無事終了を祈っています。