〔レポート〕長野県勢が活躍!「第54回 JBCF東日本トラック」2日目(松本市)の大会レポート。
実業団(JBCF)の東日本王者を決める
第54回JBCF東日本トラックが、7月29日㈯に
松本市美鈴湖自転車競技場で開幕。
この週は、白馬村で日本学生自転車競技連盟(JICF)の
RCS第4戦「白馬クリテリウムラウンド」も開催された影響で
当サイトは、29日㈯に白馬クリテリウム、翌日の30日㈰に
東日本トラックを取材しました。
今年の「JBCF東日本トラック」
長野県からは、秋のマスターズ国体を目指す
35歳以上の壮年選手、現役の競輪選手、
長野県国体代表候補選手。インカレ前の大学選手
インターハイ前の高校選手。この夏ジュニアオリンピックに
出場した中学生選手と各年代の長野県を代表する選手たちが
それぞれのトレーニングレースと位置づけ大会に臨んだ。
〔長野県出場選手〕
大会二日目レポート
大会初日は男子ケイリン予選から開始
長野県からは秋のマスターズ国体「日本スポーツマスターズ」に
出場予定の武田選手(ARAKAWA PIST STILE)のほか、
インターハイへ出場する横林(松本工高)松村(駒ヶ根工)の
3名が出場した。
〔画像:左2番目・松村、中央・武田〕
ケイリン予選後は4種混合種目のオムニアムが開始。
長野県からは、マスターズの岩佐信吾(イナーメ信濃山形)
来月引インカレを控える山浦秀明(松本大学)
国体長野県代表候補の渡邊鈴(MISUZUKO TEST TEAM)の
3名が出場した。
オムニアム・スクラッチのスタートを待つ
岩佐信吾選手(イナーメ信濃山形)と中畑総監督。
2週間前のジュニアオリンピックに初出場した
清水琥太朗(上田第五中学)が1㎞タイムトライアルに出場
中学2年での出場は今大会最年少出場となった。
本人は体調不良のため本調子では無かったものの
唯一の中学生出場選手として力走を見せた。
2週間前の全日本マスターズスプリントで準優勝
長野県マスターズ界のエーススプリンターである
武井秀周(MISUZUKO TEST TEAM)は男子1㎞で
上記の清水琥太朗と同組で対戦。
貫禄の走りで清水琥太朗を圧倒した。
コロナ禍以降、不在だった信州大学のトラック競技選手。
今年は久しぶりに1年生が加入
新加入の細谷広(北桑田高出)は
昨年のインターハイ北桑田高校「団体追抜き」優勝メンバーとして
2年時からインターハイ・春のセンバツなどで活躍した。
信大のユニフォームを着てのホーム美鈴湖デビュー戦は1分11秒。
今後の活躍が期待される。
3月の京王閣競輪の競走中に落車に巻き込まれ腰の骨を折る
大怪我を負った小峰烈 競輪選手会長野支部長が
この大会の1㎞タイムトライアルに出場。
昨年、自身が出した全日本マスターズ選手権新記録となる
1分06秒016秒には届かなかったものの1分09秒で
戦線復帰を果たした。8月は本職である競輪での復帰も待たれる。
今年も長野県代表として活躍が期待される齋藤健太郎(ヤッホーブルーイング)
今大会は、DHバーを使わずドロップハンドルで力走を見せ
それでも1分09秒284と、1分10秒を切る力走を見せた。
競輪選手としてプロ3年目の今年7月にS級へ昇進した
堀江省吾(MISUZUKO TEST TEAM/日本競輪選手会)が
久しぶりに実業団大会に出場。
競輪で連戦が続くなか1分05秒で準優勝を果たした。
男子マスターズ500mでは、元長野県代表で
マスターズのトップスプリンター古本清文( Capricornis cramerpro/富山)が
今大会も剛脚を見せて準優勝。
男子ケイリン敗者復活戦では、高校生の横林海斗(松本工業高)が
最終コーナーから抜け出て1着で
今大会は高体連選手としてオープン参加のため順位決定戦へ。
午前中最後の種目はオムニアム・テンポレース
正午前後から一気に気温が上がり始める。
お昼休みに午前中の表彰式が行われ
女子マスターズ500mで優勝した小沼選手(ラバネロ)と
プレゼンターの長野県車連の浅香理事長がフォトセッション。
外野から「浅香理事長サングラス怖い~!」と声が飛ぶ…
にこやかな小沼選手と浅香理事長のコントラストに
会場が笑いに包まれる。
全回の全日本マスターズに続き今大会のマスターズ500mで
3位となった武田秀明(ARAKAWA PIST STYLE/長野県)
午後は団体戦から行われチームパシュートで
全大会のディフェンディングチャンピオン
地元「MISUZUKO TEST TEAM」が登場。
序盤で同走チームを追抜く快走を見せるも
後半でタイムが失速し4位となった。
チームスプリントでは午前中に競技復帰を果たした
小峰烈(競輪選手会長野支部長)が登場
〔画像:中央〕
午前に引き続き第2走として力走をみせた。
レース後の話しではやはり完全とはいかない
主旨のコメントをされていたが
今後の競輪での復帰に来たいしたい。
男子ケイリンで順位決定戦にまわった
横林海斗(松本工業)は順位決定戦で2着。
来週のインターハイ本戦へ向けて
非常に良いトレーニングレースとなった。
今大会最終のレースとなったオムニアムポイントレース
来月のインカレ前の重要なレースとなった
山浦秀明(松本大学)はオムニアムトータル40点でレースを終えた。
オムニアムポイントレースを盛り上げた
渡邊鈴(MISUZUKO TEST TEAM)は序盤中盤で5店を獲得。
さらに残り2周から逃げて最終1着、トータル15点を獲得した。
〔大会公式リザルト/特設ページ〕
という訳で、今年の
東日本実業団選手権の
レポートでした。
というか、ちょっと
もっと色々と書きたいことがあるのですが
いよいよ今週末は
インターハイということもあり
こちらもバタバタしている
状況で申し訳ありません。
今大会は、小峰選手の復活のほか
松村・横林のインターハイ
山浦のインカレ
齋藤・渡邊の国体
武田選手のマスター国体と
各選手ごとに重要な大会となりました。
また、本当に狂暴な暑さのなかで
大会オフィシャル・運営スタッフ
そして、審判団の皆さんの
活躍あっての大会だったと思います。
これから、長野県選手・審判共に
本格的に夏・秋シーズンへ
突入して行きますが
引き続き、長野県選手・審判に
あたたかい御声援のほど
宜しくお願いします。
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