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「RCS第4戦 白馬クリテリウム」C2で佐藤宇志(下諏訪向陽出)が優勝!1部昇格へ!
7月28日(日)白馬飯森地区特設コースにて開催された「学生ロードレースカップシリーズ第4戦 第14回白馬クリテリウム大会二日目」のカテゴリー2レースにて下諏訪向陽高校出身の佐藤宇志(明星大2年)が優勝。念願のカテゴリー1(1部)昇格を果たした。
白馬クリテリム大会2日目《C2クラス結果》
クラス 2B
18 周(40 分 + 3 周回)
1位 佐藤 宇志 (明星大/下諏訪向陽出)※昇格
2位 岡田 洋明 (関 大)
3位 村上 翔馬 (大産大)
昨年この白馬大会で2部昇格を果たした佐藤宇志(明星大)
今年は2部レースで優勝し1部昇格を果たした。
レースレポート
大会初日のポイントレースでは、序盤から積極的に動き19点を獲得し3位表彰台に立つものの惜しくも昇格を逃して迎えた大会二日目。同じレースに実兄である佐藤大志(明星大2年)もラインナップされスタート。このコースは、ほぼ平坦+直角コーナーが連続しストップ&ゴーが連続する上に落車が多発する。それ故に兄弟共に有利な集団先頭で周回をこなして行く。このレースは「40分+3周回」ということで、レース中の時間を見計らい最後の3周回が選手に伝えられる。
レースはラスト3周が選手にアナウンスされるまでは、各選手が活発に動いては集団がそれを吸収して行くと云う展開が続いたが、40分を前に佐藤兄弟がアタックを見せそこに他大学の選手が1名入り「3人の逃げ」が形成され集団とのタイム差はおよそ7~8秒。
いよいよラスト3周のアナウンスがあると、ついに佐藤兄弟の2人逃げが決まり差はさらに開き12秒~10秒程度となる。会場は地元長野県出身の2名の逃げで盛り上がる。ファイナルラップに入ると兄の佐藤大志が集団に吸収されるも弟の宇志は全力で逃げ続ける。最終コーナーを抜けると追っていた岡田(関大)とのマッチレースとなるものの、佐藤が僅かに逃げ切り優勝で念願の1部昇格を決めた。
#RCS白馬
クラス2Bフィニッシュ。終盤に飛び出した佐藤(明星大)が最後まで逃げて先頭ゴール! pic.twitter.com/c3RhnKbltv— 日本学生自転車競技連盟 (@jicf_jimukyoku) July 28, 2019
佐藤宇志(明星大学2年)
佐藤宇志選手は下諏訪向陽高校出身の大学2年生。
高校時は高体連では無く主にスワコレーシングに所属して研鑽を積んだ。
特にスワコレーシング出身と云うこともあり、冬のシクロクロスでも活躍
高校時にはライバルである松本工業の小出樹(現:京産大)等と
信州シクロクロスジュニアカテゴリーを盛上げた。
2017年の信州クロス開幕戦白樺湖ラウンド
佐藤兄弟(当時:スワコレーシング)と小出樹(当時:松本工)
昨年から東京都日野市にある明星大学に進学。
デビュー戦となった菜の花飯山ロードでは
大会二日目に3位となった。その後も
安定した成績をおさめ、ちょうど1年前の
この大会のカテゴリー3(3部)で準優勝を果たし
2部昇格を果たし、ルーキーながらインカレ本戦を走った。
昨年の白馬大会カテゴリー3で準優勝を果たし2部昇格を果たした。
今年に入ってからも、神宮外苑クリテリウム
2 Days Race in 木島平等のレースで
しっかりとチーム内での役割を果たし
既に明星大学の中心選手の一人となりつつある。
2 Days 木島平ではセカンドチームの主将としてキャプテンマークを付けて力走を見せた。
今後1部昇格となったことで
9月に美麻村で開催されるインカレロードレースでの
活躍が期待される他、得意のシクロクロスでも
信州シクロクロスを盛り上げる一人として
欠かせない存在。
昨年の信州クロス上山田ラウンドC2クラスで優勝
今シーズンの大学1部では
小林選手(信州大)
大森選手(信州大)等が活躍していますが
佐藤宇志選手も1部レースに加わります。
また今回の昇格で忘れてならないのは
兄である大志選手との強力な「逃げ」です。
大志選手を語らずして、今回の昇格を
語ることは出来ないと思います。
大志選手も先日のUNIVERSITY ALL JAPANに
選出され、今後ますます佐藤兄弟の
活躍が期待されます。
是非多くの皆さんの温かいご声援を
宜しくお願い致します。
関連LINK
全日本学生RCS第4戦・白馬クリテリウムラウンド(学連公式)
白馬五竜観光協会(公式HP)
白馬かたくり温泉「十郎の湯」(公式HP)
長野県自転車競技連盟(公式HP)