もくじ
〔エッセイ〕鹿児島国体延期により、どうなる2027年ながの国体。
こんばんは、暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
本来今日は、先般ついに千曲市で起ってしまった
痛ましい、高校生サイクリストの死亡事故を取り上げようと思っていたのですが…
先に、今日の動きの中で
先送りになっていた「国体の問題」に一つの方向性が
見えそうなのでそれについて早速…
どう思いますか??
と、マスコミ他、様々な方からも
意見を求められたので、ちょっと思う所を書きたいと思います。
2027年ながの国体について。
一昨日あたりから、当サイトのアクセス解析をしていると
やたらと、2027年ながの国体の記事が読まれていて
これは近くなんらかの動きが出るのでは??と思っていた中で
昨日、地元「信濃毎日新聞」が下記のような記事を出しました。
そして今日、国体を主催する日本スポーツ協会(JSPO)と
スポーツ協会が、一つのアクションを起こしました。
今後の状況としては、今年中止となった鹿児島が
2023年へ延期となり、23年開催予定だった佐賀県以降が
1年ずつ後ろの年へスライドする…(下図参照)
今後の予定(仮)
2021年 | 三重県 |
2022年 | 栃木県 |
2023年 | 鹿児島県(2020年から延期) |
2024年 | 佐賀県(以降1年ずつ延期) |
2025年 | 滋賀県 |
2026年 | 青森県 |
2027年 | 宮崎県 |
2028年 | 長野県 |
2029年 | 群馬県 |
2030年 | 島根県 |
つまり、1年延期となる「ながの国体」は2028年。
前年の国体プレ大会「全国都道府県大会ながの大会」は2027年。
となります。
ここで注釈を付けたいのですが
あくまでこれは、今日8月27日の段階で
JSPO(日ス協)と、スポーツ庁が
各県庁へ、今回の上記の提案を要請した。
と言うことです。
この提案を快諾した県と、当然受け入れられない県があり
今日の段階ではまだ、これが最終結論ではありません。
ただ、長野県のスポーツ協会傘下の団体の中で
我々長野県の自転車界は、2027年のながの国体に対して
いちはやくアクションを起こしており、
既に美鈴湖自転車学校を開催するなど、底辺の拡大。
美鈴湖ベロクラブを設立して、競技者の育成と強化、
さらに、2027年を見こした「審判員・競技役員・指導者」の
育成を行っています。
※大会の3年前に審判・役員が足りない!と言っても、時すでに遅い!!
3年前には審判・役員を揃えておく必要がある!!と言うことで
この数年で毎年10名近い方にライセンスを取得してもらっています。
他にも、cyclingnagano.comと言う情報サイトでは
昨年からナゼか?
「2027年ながの国体オフィシャルライセンス商品」を販売しています。
※長野県国体準備室が出来る前からライセンス商品を売っている…(笑)
そういうこともあり、今回は様々なところから
意見を求められているのですが…
ながの国体に関しては、既に延期を見越して
いくつかの記事を書いていますので
今日の段階での当サイトの見解はそちらをご覧ください。
当サイトとしては、延期であろうと今後も変わらぬ
スタンスをとって行きたいと思います。
Team Nagano 2020 Tシャツとサポーターの皆様へ
さて、今年のサポーターTシャツ「Team Nagano Tシャツ」ですが
肩の文字「2027年国体は長野県へ」の文字ですが、既にお知らせした通り
今年は、明日2028年への延期が発表されても文字を変えることはありません。
是非、こんなイレギュラーがあった年として
長くお手元に置いて頂ければと思います。
100年後きっと今年の1着はプレミアが付くように頑張ります!
長野県自転車関係者の皆様には、2028年に変更となっても
引き続き変わらない御協力と御声援を賜ればと思います。
自分も今月に入って、二つの地域の自転車活用推進委員会で
2027年ながの国体への、ご協力をお願い致しましたが
県サイクリストの皆様、お一人お一人の声援が
未来に繋がって行くと思います。
重ね重ねになりますが、引き続き皆様の
変わらぬ御理解・ご支援の程よろしくお願い致します。
ショートコラム「体育からスポーツへ、国体から国スポへ…」
実は、Team Nagano Tシャツを作成するにあたり 一昨年から3回ほど日本スポーツ協会(旧日本体育協会)へ 出向いて話し合いを行っています。
日本スポーツ協会の本部と言うのは、原宿近くの 有名な「岸記念体育館」の中にあったのですが 昨年、老朽化の為にそれが取り壊しとなりました。 そして、昨年からは神宮球場の前にドーンと新調されたビル 「Japan Sports Olympic Square」へと引越しました。 (因みに県民の皆さん大好きな「学連」もこのビルの中にあります)
慣れ親しんだ、岸体育館からオリンピックスクエアを 初めて訪れた時に、深く痛感したのは…
日本において長年「体育」と呼ばれ広く国民に親しまれたものが 時代を経て「スポーツ」と云う新たな概念へ変革した。 その象徴を見たような気がしました。
新設されたビルは、ピカピカで 国体ライセンスを取り扱う課までは ナショナルトレーニングセンターのように 幾つもセキュリティゲートを通らねばならず…
ここでも、スポーツと云うモノの「価値の高まり」と 「それを守ると」云う大きな変革を感じました。
ひとしきり打ち合わせを終えてスタッフの方が ちょっと施設を見ませんか?と案内してくれました。
高層階からは、東京の眺望が一望でき 眼下では、神宮球場で行われている 大学野球を見下ろすことが出来ました。
昔オレ、球場でバイトしてたんですよ~ なんて話をしながら、担当者の方が ふとこんなことを言ってくれました。
日本スポーツ界はこれからが大変です。 慣れ親しんでもらった、国民体育大会(国体)が 2023年から「国民スポーツ大会」(国スポ)に変わります。
凡そ半世紀以上続いた国体を、国スポとして 多くの皆さんに広く認識されるようになることを 考えると、それは途方も無く長い道のりのように思えます…
そんな話しをしながら、エレベーターまで 見送ってもらいました。
冒頭に、自分が感じたとおり…
これから先、日本で「体育」と呼ばれていたものが 「スポーツ」へと本格的に生まれ変わります。
これは、単に名称が変わるだけでなく スポーツに携わる全ての人に、変革をもとめて来ます…
2027年?28年?? 「ながの国体」あらため 国民スポーツながの大会
どんな未来が待っているのか 想像も出来ませんが、来る未来が 素晴らしい時代になるように。 2028年を走る次代の若者のため より良いカタチでバトンが引き渡せるように 今は未来を見据えてしっかり走れれば…
そんなことを考えながら
何時ものようにホープ軒で 無料の葱をどっさりと入れて 「大盛背脂こってり」をすすり…
昔と変わらない後悔をするのでした。
外苑クリテの時に朝食にも食べたのですが、麺上げをしようとしたら
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2019年いばらき国体長野県チームの軌跡
と、云うわけで
国体について色々と聞かれても…
もう既に、ここまで色々と書いて来ているし
サイクリング長野に書いてあることが
全てで、特別どう思うか?聞かれても
う~ん、特に感想は無いです…
としか言えないんですよね。
すみません、マスコミ向きの
人間では無いのです…。
もう少しトーク力を上げるようにします。
ただ、心配なのは…
ここ数年、子供さんと親御さんに
ながの国体で長野県代表になれるように
頑張ろう!と話していたから
一年ズレるのは凄く気が引けます。
ただ、国体はTeam Naganoで望む!
皆が、その時走る選手と共に走り
背中を押せるように…
そうした風潮を作るのが
当サイトの役割だと思っています。
まだまだ先の夢ですが…
では、今宵はここまでに…
おやすみなさい。
関連LINK
第82回国民体育大会・第27回全国障がい者スポーツ大会(長野県教育委員会)
第82回ながの国体準備室(長野県)
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