《重要なお知らせ》自転車に乗る全ての人に!自分の加入している自転車保険の内容をご存知ですか??

自転車に乗る全ての人に!自分の加入している自転車保険の内容をご存知ですか??

 

 んばんは、最近色々と忙しく

しっかりとした記事を書いている時間が無く

毎日ご覧いただいている皆様には

本当に申し訳なく思っております。

さて、今回ですが美鈴湖自転車学校の保険に関して

長野県自転車競技連盟にお問合せがあり

自分もその内容に「ㇵッ!」とさせられたので

緊急の記事を書きたいと思います。

 

 

 

 

あなたは自分の加入している保険を知っていますか?

 

 

 

 ご存知の通り、長野県では昨年10月1日(火)より

自転車損害賠償保険の加入義務化が始まり1年が経ちました。

令和元年1月の長野県自転車活用推進委員会発表の

県内の保険加入率は53.4%だそうです。

この数字は「県政モニターアンケート」なので、実態とは少し違うとは思いますが

多くの皆さんが、この1年で「自転保険」に入っていただけたと思います。

 

その中で先日、長野県連盟を経由して

 

自転車学校に参加する際の「ピスト(競技場)でも適応される保険」

紹介して欲しいとのご依頼を受けました。そこで、改めて

現在、各保険会社さんから「一般な自転車保険の価格帯で販売されている保険」の中に

ピスト自転車に関する保険が適応される商品が殆ど無いことに気付きました。 

(au損保さんは、部活・アウトドア・スポーツ用途にも適応できるものがある)

 

また、よくよく調べてみると!保険の適応範囲が各社マチマチで

特に、生命保険や自動車保険などの【付帯保険】の中には…

 

 

 ・「通勤&通学中」の自転車事故に限られるようなもの

 ・「スポーツ」や「レジャー」「アウトドア」(サイクリングも微妙…)用途には適応されないもの 

 ・生活範囲以外では適応されないもの(例えば旅行先での自転車利用)

 

 

などもあることを知りました。(保険内容のニュアンスを汲むのが凄く難しい…)

一口に自転車保険と言っても本当に沢山の商品があって

とても、全ての保険を調査することが出来ていません…

そこで!サイクリストの皆さんに今日この日

やって頂きたいことがあります。

 

 

サイクリストの皆さん!!

現在、ご加入の自転車保険は

あなたのサイクリングライフにマッチしていますか?

万が一の際に保証の対象となりますか??

 

 

先日の大学自転車競技大会でも、大きな落車を目の当たりにして

改めて思ったのですが、自転車と云うのは二輪であるが故に

不安定で、誰にも事故のリスクが付きまといます。

自分は正しい運転をしていても、もらってしまうこともあります。

そうした時に、文字通り「保険」となります。

是非改めて、ご自分の保険を見直して頂ければと思います。

 

 

 

JCFライセンス付帯保険の盲点

 

 美鈴湖自転車学校に参加の方で、「JCFライセンス」を持っている方に関しては

ライセンスに付帯保険がついているので、今まであまり気にしなかったのですが

ここでも知らなかったことがありました。

 

 

 JCF 自転車事故補償制度の概要

 

 (1)個人賠償責任補償
   日本国内外において、自転車競技の練習中・大会参加中や、家族全員の日常生活上に生じ
   た事故により、他人にケガをさせたり、他人の物を損壊させたりして法律上の損害賠責任
   を負った場合に保険金をお支払いします。 

 (2)交通事故傷害補償
   日本国内外において、自転車や自動車・電車等の交通乗用具に搭乗中、或いは交通乗用具
   との衝突・接触等の事故によりケガをして、死亡・後遺障害を負った場合に保険金をお支
   払いします。(本人のみ対象となります) 

   詳しくはこちら(PDF:JCF公式HPより)

 

 

 

(1)に関してですが、競技・練習中・大会中の事故には基本的に「対人・対物保険」である。

 これだと、自転車練習中に事故にあってもケガを負う自分自身が保証の対象外となること。

 JCFライセンスをお持ちの方はこの点にご注意ください。

 

 

 

 ショートコラム「保険絶対!だけど… ややこしや…」

 

  今回、美鈴湖自転車学校「ピスト班」、特に「競技へのプレ段階の練習」を行う人の

 保険をどうするか?考えたのですが、例えば、個人で生命保険に加入されている方で

 そのタイプによっては運動中の事故とみなされ保険が適応される場合もある…

 別のスポーツ保険(特に登山や危険を伴うもの)に加入していて、その中に

 自転車が項目に含まれている場合もあるなど…

 保険に関しては、千差万別です。

 

 しかしながら、現行で皆さんが各自お入り頂いている保険は

 非常にその補償範囲にばらつきがあり、自転車学校に関しては

 「保険に関しては基本的に自分で加入して頂く」という体系とは別に

 特に自転車学校向けの保険加入を希望者に提供出来るか?模索したいと思います。

 この件に関しましては、長野県連盟とも協議して新しいシステムの構築も

 視野に入れて行くつもりです。

 

 

 

昨年の今頃、長野県が

自転車保険義務化にした際

当サイトは長野県に対して

かなりキツイ口調で苦言を呈しました。

長野県発表の保険加入率53.4%と云う

数字も恐らく実態とは大きく乖離していると思います。

 

この件は先月、県内のある市が

市民全員に対して自転車に関する

アンケートをとったので

地域差はあれど、その集計を個人的には

参考にしたいと思っています。

 

それにしても、自転車保険義務化され

一年たちますが、返す返すも思うことは

やはり、保険義務化へのアプローチが

長野県は絶対的に下手だった…

 

そして、いま改めて調べてみると

かなり多くの「スポーツサイクリストの方」が

既存の保険では万が一事故に遭った場合に

保険が適応されないのではないか?

危惧しています。しかし、こればかりは

サイクリスト個々人が、自分のライフスタイルに

照らし合わせた選択を行わなければなりません。

是非、この機会に先ずは

ご自分が加入している保険が、ご自身の

サイクリングライフに適応しているか?を

ご確認頂きたいと思います。

特にJCFライセンスをお持ちの方は

改めて付帯保険を確認して欲しいと思います。

 

 

 

関連LINK

自転車損害賠償保険等の加入義務化について

長野県自転車活用推進計画(PDF)←コレ!県サイクリストの皆さんに良く読んで頂きたい。