もくじ
「2022長野県美鈴湖自転車学校11月度」&「VELOクラブ」レポート
シーズン終了後、猛烈に忙しくて
HPがなかなか更新できずに申し訳ありません。
去る11月26日㈯、松本市美鈴湖自転車競技場にて
・2022年長野県美鈴湖自転車学校11月度
・美鈴湖VELOクラブの合同練習会
以上の練習会を行いました。
当日ですが、11月末週ということもあり早朝の路面凍結を考慮して
午前中にVELOクラブの自主練習。お昼から自転車学校を行いました。
今回は朝方、美鈴湖に強い雨が降った関係で
早朝は開催が危ぶまれましたが、10時頃からは晴れ間が出て
無事に開催となりました。ただ、今回はコロナの影響もあり
直前のキャンセルもあり、自転車学校はやや人数が少なく
午後からはピスト体験をしてもらいました。
また、今回は年末ということもあり
講師陣も忙しく、人数が少なかったため
自分がマネージメントを行っていた関係で写真が極端に少なく
心よりお詫び申し上げます。
JCF基礎スキル講座/ピスト体験
講義内容 ・サドルプッシング ・ピスト体験講座
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今回は午前中に基礎スキル・午後からピスト体験を行ってもらい
競技場の平坦な部分を走ってもらった。
※今回は自分が指導者だったため写真が無くて申し訳ありません。
育成チームVELOクラブ練習会
前回、初めてピスト自転車に乗った
上田千曲高校の宮林郁生が練習を行い
来シーズンはロードだけでなく、トラック競技でも
高体連大会出場を目指す。
BMXの上條と、今年はロード・トラックで活躍の松宗の小学生コンビ
さらに、今年のVELOクラブの象徴的な存在だった清水京一朗が
今年最後のハロン計測(200mタイムトライアル)を行う。
11月美鈴湖自転車学校 指導者
平林 武流(イナーメ信濃山形) 高校時代は松本工業高でインターハイ・国体それぞれ長野県代表として活躍。大学では学連では無く実業団登録選手として活躍した。この夏から美鈴湖VELOクラブにアシスタントとして小中学生の補助を行った。今回の「自転車学校」&「VELOクラブ」でも遊撃的に受講者のサポートを行ってくれた。今年上半期(前期)をもって大学を卒業、来年は社会人となる予定。今回は午後からの「VELOクラブ」を担当。 ※2017年長野県高校代表
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小峰 烈(日本競輪選手会) 98期の現役競輪選手。高校時代は長野県の名門である松本工業高校自転車競技部で活躍。平成20年には全日本実業団選手権ケイリンで優勝。2018年は全日本選手権マスターズ部門チームスプリントで長野県に日本チャンピオンジャージをもたらした。美鈴湖自転車学校では2019年より講師を務め、さらなる自転車競技の「普及」と「若手の育成」に携わる。5月は長野市立大岡小学校での自転車学校開催のオーガナイズ。7月・8月には中高生を対象とした「フライデーナイトVELOクラブ」を立ち上げた。また、選手としても8月の「全日本マスターズ選手権」の1㎞タイムトライアルで大会新記録で優勝、全日本チャンピオンを戴冠した。今回は午後からの「VELOクラブ」を担当した。 ※日本スポーツ協会公認コーチ
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2022美鈴湖自転車学校を振り返って
2022美鈴湖自転車学校を振り返って
先ずは、今年一年間「美鈴湖自転車学校」ならびに、そこから派生した育成チーム「美鈴湖VELOクラブ」にあたたかい御支援・御声援を賜りましたこと心より御礼申し上げます。今年を振り返ってみて、やはりコロナの余韻に翻弄された年でもありました。今年は昨年までと違い子供達が数多く感染してしまった印象があり、毎回の開催に際して「コロナに感染してしまった…」という声を幾度も聞きました。また、夏場は非常に猛暑もあり、自分も含めて6月の段階で講習中に体調を崩すケースが続出して夏場は講習を中止。また、午前・午後の二部としました。これに関しては、遠方から来られる保護者の方から「遠方から来るのだから1日練習に出られるようにして欲しい」という声も聞かれました。その他では、今年初の試みとして、自転車学校を「木祖村」と「長野市大岡小学校」の二か所で開催致しました。これは今後、「地域による自転車競技発展の格差」を是正する一つの示唆を得たものと思っています。
新たなスタッフの台頭 講師・スタッフ陣にとっても過渡期となりました。2018年の発足から若手指導者として中心を担ってくれていた、寺島・兼平・橋本・金原・杉本などが社会人1年生となり彼らには1年目は新生活に集中するように一時的に戦力外としました。これは、マネージメントする側としては非常に頭の痛い問題だったのですが、競輪選手会長野支部の小峰選手会支部長を始め、堀江選手・黒河内選手などが非常に親身に子供たちを指導してくださいました。また、榊山来実(松本大学)平林武流(イナーメ信濃山形)という、このサイトを始めた頃は高校自転車選手だった若手も自転車学校やVELOクラブに積極的に参画して下さったおかげで無事に一年間自転車学校を開催出来ました。 講師の主力である大島理彦・北沢竜太郎・湯原正幸と言った日本スポーツ協会の自転車競技指導者ライセンスを持つ講師も常時参加をして下さり、自転車学校に関しては常に有資格者を持った者が指導するという体制も整えることが出来ました。
室内トレーニングマシーンの指導を行う小峰コーチ・平林武流コーチ
VELOクラブの充実 今年はVELOクラブの充実も大きかったと思います。小中高校生・壮年選手の育成チームとして活動を行って来ましたが、自転車学校と別開催にしたことによってVELOクラブは競技に特化したプログラムを開催することが出来ました。特に猛暑だったこの夏は、小峰選手会長野支部長の提案もあり、夏休み限定で金曜日の夜にナイター練習を行う「フライデーナイトVELOクラブ」を行い、それ以降は美鈴湖でイベントがある時以外は毎週練習を行うことが出来ました。 これにより、常時10名以上の小中学生・高校生・マスターズ選手が参加。夏休み中はパラサイクリストの小池岳太選手(JTBコミュニケーションデザイン/下諏訪向陽高出)も練習に加わって下さり、単に自転車競技の練習という以外の面でも子供達に非常に良い経験を与えることが出来たと思います。ハイライトとしては、10月の秋季松本市民祭兼長野県大会で6名の小中学生が公式戦デビューしたことで、今後を見据え順調な育成が行えたことと思います。 また、各全国大会でも自転車学校からVELOクラブで研鑽をつんだメンバーが各大会で活躍してくれました。JOCジュニアオリンピックでは、U-17ケイリンで山田愛太(白馬高校)が、U-15の1㎞タイムトライアルでは小林洋平(信大付属長野中)が3位。50歳を始めてからトラック競技を始めた河野仁(チャクポタレーシング)は、全日本マスターズスプリントで4位となりました。いずれも自転車学校で初めてピスト自転車に乗った日のことを近くで見てきているので、こうした選手達の活躍には、こうした普及・育成の重要性を再認識させられることとなりました。
夏のナイター練習で全力疾走を終え、芝生エリアでゴロゴロする
より開かれた「自転車学校」「VELOクラブ」へ 今年は、まだコロナの影響もありなかなか以前のような開催には及ばなかったところです。しかしながらVELOクラブが充実したことで、自転車学校で集まってくれた子供達・マスターズの皆さんの次のステップの受入れ(具体的には育成)分野を非常に充実させることが出来たと思います。今後も…
【普及(自転車学校)→育成(VELOクラブ)→強化(長野県代表)】
という段階に応じた各ステップをより充実させて行く一方で、自転車競技・文化の普及となりうる「自転車学校」については、老若男女を問わず誰もが気軽に参加できるような開かれたモノにしたいと思います。そして、今年スポット的に取り入れたように「フィジカルトレーニング講座」「栄養学講座」「保護者への自転車競技講座」のほか、リクエストの多い「メカニック講座」「ファーストエイド講座」ほか、様々な自転車に関する講座も将来的に開催出来ればと思います。さらに自分の役割として、よりインフォメーションに関しても充実させられたらと思っています。是非みなさんには、この冬場の時期に様々なご意見を忌憚なくお聞かせ願えればと思います。こんなことをやって欲しい!というリクエストも是非寄せて頂ければ思います。
2018年の自転車学校を作った頃の資料。
御礼 最後に重ね重ねになりますが、自転車学校・VELOクラブに様々な御支援を頂いた皆様、あたたかい御声援を頂いた全ての皆様に心より御礼を申し上げます。今思えば、まだもっと出来た!もっとこうすれば良かった… という想いに駆られることも多々ありますが、来年も変わらず皆様の御支援・御声援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
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2023年の自転車学校&VELOクラブについて
来年の自転車学校の開催については現在のところ未定です。
自転車学校については月に1回程度、美鈴湖VELOクラブに関しては
出来得るのであれば、イベントが無い限りは毎週ないし(隔週)で
開催出来ればと思います。
ただ、まだ今年の「自転車学校」&「VELO」クラブが終わったばかりなので
早くも来年のことを聞かれるのですが、暫くお待ち頂ければと思います。
来年も来た人が「楽しかった!」「また自転車に乗りたい!!」と
思ってもらえるように考えて行きたいと思います。
今年凄く印象的だったことは、長野市立大岡小学校で自転車教室を行ったこと。
現役の競輪選手である小峰コーチと、この春に引退した荒井コーチが
一生懸命に自転車を教えている姿はとても印象的だった。
という訳で、今年最後の自転車学校の
レポートでした。
今回ですが、ちょっと参加人数が
事前に変わったりして、急遽自分が
マネージメントをしたために
写真が全然ありません。
楽しみにして下さった皆さんには
改めてお詫び申し上げます。
で、自分個人として
来年なんですが
ここ数年来、県外・県内から共にリクエストを
もらっているのですが…
2025年問題ですよね
高齢者とスポーツ自転車について…
おそらく、自分はそちらへ
引っ張られるというか、行かないと
いけないような… 予感がします。
実は今年は春からマスターズ部門を
重点的にお伝えしたのは
事前にマスターズの選手達にも話したのですが
そこへの布石という部分もあって
常にソレを頭に入れながら行動していました。
自転車学校は、既にある程度
機能をし始めています。
もはや自分ごときいなくても関係ない。
ただ、この先の未来
自転車文化・自転車学校の社会的役割を
細分化してみると、個人的には
子供たちと同様に
「高齢者の生涯スポーツとして…」というのも
社会的な役割として非常に
重要になってくると思うのです。
さりとて、いきなり60歳以上の
高齢者にスポーツ自転車に乗れというのも
最初から無理な話し!怪我人が続出する。
では、高齢者とスポーツ自転車の
結びつきをどうして行くか?
「生涯スポーツ」としての
自転車はどうあるべきか?
そこをこの一年考えて来たのですが
来年以降もしかすると
そこに関わることが自分のメインの役割と
なってくるのかも知れません。
自転車界でそんなこと真剣に考えるの俺しかいねーだろうし
有名な奴ほど、そんな金にならんことはやらねーだろうし…
何時もの手遅れ寸前に「結局、俺かよ!?」になりそうな予感。
(でも、俺はここに金脈が無いとは思わない!むしろあると思うけどな…)
もっとも、県外はともかく
長野県として、それをどの程度
真剣に考えているか?
まぁ正直、長野県は標榜はすれど
結局は何をやっていいのか?解らないのだと思う。
ただ、どちらにしてもVELOクラブに
「壮年」という言葉を残し続けたことには
意味があるんですよね。
ということで、今年は無事に終わりました。
なんか最後の最後に収集がつかない
話しになったのですが、それだけ目の前に
色々なものが乱雑に転がっているということでご容赦下さい。
一年、本当にありがとうございました。
また来年、多くの皆さんとお会い出来ればと思っています。
重ね重ねになりますが
多くの皆様の御支援ありがとうございました。
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