もくじ
2022長野県美鈴湖自転車学校5月度」ロード&ピスト講座。
先ずは自転車学校5月のHPレポートが2週間も遅くなってしまったこと
心よりお詫び申し上げます。遅ればせながらですが、5月28日㈯開催の
「2022長野県美鈴湖自転車学校5月度」のレポートをお知らせします。
最後に7月の部のお知らせ(予告)とニュースもお伝えしますので
ご覧いただければと思います。
JCFスポーツバイク基礎講座
講義内容 ・サドルプッシング 《講師》
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《JCF基礎講座》
今回は午前と午後で人数が変わり約11名の参加となった。
2022年の5月は「木祖村」「長野市大岡地区」の二か所で
出張美鈴湖自転車学校を行った関係で、木祖・大岡の両地区からの
参加が多かった。今回は大岡小学校で指導を行った
小峰烈選手会長野支部長が指導を行った。
午後の部は、天気が非常に良かったこともあり
美鈴湖サイクリングコースを周回するなど少し
何時もと違った内容で講習を行った。
今回のJCF基礎クラスは小峰選手・カナハラ先輩が行った。
恒例のサドルプッシングから行う。
ハンドルを使わなくても自転車は曲がって行くということを学ぶ。
今回も先ずはっ真っすぐ走ることから始まる。
2.5mのパイロンの間をスラロームする。
真っすぐ走る・安定して曲がる・しっかり止まるの
自転車の基礎要素を学ぶ。
今回もっとも人気のあった一本橋。
今回の一本橋ではタイムを計測しながら
簡単なゲームを行った。
初めてスポーツバイクに触れる受講生もいたが
最初は苦労しながらも乗れるようになった。
一本橋タイムトライアル(ゆっくり走る)で成績優秀だった受講生には
小峰支部長からスモールギフトが送られた。
今回だが大岡小学校での自転車学校を誘致してくれた
原くんも今回参加してくれた。
お昼休みは皆で恒例の競技場を歩いて回るツアーを行った。
最初はなかなか上手く行かなかったが、終盤は参加者が目覚ましい上達を見せた。
また、今回午後は小学校高学年の受講生を中心に美鈴湖サイクリングコースを
一緒に走る簡単なサイクリングを行った。
ピストバイク初級班〔小中学生〕
講義内容 ・ブルーバンドを走行する 《講師》
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《ピスト初級班/小中学生》
今回は前回から引き続いて小中学生3名が参加。
この世代だが、本当に純粋に自転車が好きな子が多く
本当に彼らの存在は「長野県自転車界の希望」だと痛感させられる。
今回も小中学生組は、大島コーチが指導を行った。
この世代は確かに「2028年のながの国体のターゲットエイジ」となり
戦略的な育成・強化が必要ではあるのだが
この子達の「純粋に自転車が楽しい」という想いは
非常に強く・尊いものがあり、彼等をみていると
何よりも彼等の方向性を尊重し、好きな気持ちを折ることなく、
下手に競走というものを意識させるのでも無く
その純粋な想いを育てて行きたいと思わされる。
返す返すも、彼等は本当に数多くの才能を持っていて
それは、単に「競走」という枠にとどまらない。
「この子達の想い」を どう導き
どう昇華させてやるか?
それは本当に指導者の技量と器量を
問われているような気がする。
毎回、松本城近くの自宅から一人自走で美鈴湖まで登って来て
練習に励む清水京一郎、本当に自転車が好きだということを
その走りで体現してくれる。
先頭を走る清水琥太郎選手は、先般の長野県国体・インターハイ予選で
中学生ながら出場を果たした。
清水(京)・清水(琥)の二人は共に中学1年生で
今後の成長が期待される。
大島コーチの後方を走る近藤虎流は今回最年少の小学6年生
既にシクロクロス等のKidsレースでも転戦しており
既に競技者としての経験は充分ある。今後はトラック競技での活躍も期待される。
ピストバイク初級〔壮年班〕
講義内容 ・ピスト自転車で競技場を走るとは… 《講師》
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今回のマスターは、藤森信行UCI国際コミッセールが指導。
美鈴湖自転車学校ならびに、長野県では
今後マスター世代(壮年世代)のスポーツ自転車普及
生涯スポーツとしての自転車普及にも力を入れて行く。
そうした中で、今回は藤森コミッセールが
ピスト自転車の基本的な乗り方から
競技場内でのマナー・ペダリングスキルの指導を行った。
午前中は競技場内での走り方やペダリングの基礎知識等を指導
一人で美鈴湖自転車競技場へ来ても自主トレーニングが出来るよう
競技場内でのマナーや、競技場を走る上での
エチケット(例えば後方から追抜く時)の指導を行った。
午後は藤森コミッセールと共に競技場内の平坦部分から徐々に走り始める
スプリンターレーンを走る松本伸実選手(スワコレーシング)
昔はピストも行っていたが、久しぶりにピストに乗ったとのこと…
初めてピストに上がる内田さんに後方から指導を行う
藤森信行コミッセール
ピストバイク 〔JOCジュニア五輪準備班〕
講義内容 ・実践トレーニング 《講師》
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今回は強化合宿(合同練習会)と併催だったが
自転車学校は、JOCジュニア五輪を目指す受講生
ならびに高校自転車を単騎で行う選手が多かったためにより
実戦的な練習を行った。
小峰選手を先頭に中高生が練習を行う
スタート練習を行う雨宮伊吹(市長野高)
スケートの練習に自転車競技を取り入れる。
今後はスケートと自転車競技の二刀流を目指す。
インターハイ最終予選の北信越大会を控え
同じくスタート練習を行う湯澤瑚楠(駒ケ根工高)
強化チーム(成年/少年)は強度の高いトレーニングを行う。
5月美鈴湖自転車学校 指導者
小峰 烈(日本競輪選手会) 98期の現役競輪選手。高校時代は長野県の名門である松本工業高校自転車競技部で活躍。平成20年には全日本実業団選手権ケイリンで優勝。2018年は全日本選手権マスターズ部門チームスプリントで長野県に日本チャンピオンジャージをもたらした。美鈴湖自転車学校では2019年より講師を務め、さらなる自転車競技の「普及」と「若手の育成」に携わる。今月は長野市立大岡小学校での自転車学校開催のオーガナイズも行った。 ※日本スポーツ協会公認コーチ
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金原 諒(長野県自転車競技連盟) 飯田風越高校で活躍、2015年には長野県高校強化指定選手にも選ばれる。2018年にはJCF公認審判員3級試験に合格、翌年からは長野県唯一の現役大学生審判員として県内各大会の運営に従事した他、自転車学校や各練習会の講師としても大車輪の活躍をみせた。2020年からは最年少で「長野県自転車競技連盟強化委員」に大抜擢を受け、現役の中学生・高校生選手の良き兄貴ぶん「カナハラ先輩」として後輩からの信頼も厚い長野県自転車界期待の若手。 ※長野県自転車競技連盟強化委員
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大島理彦(ラブニールあずみの) 長野県代表として長年活躍。自転車競技の他、スキー競技。ピアニストとしての顔を持つ。一昨年に日本スポーツ協会の公認自転車コーチの資格を取得すると、昨年末から美鈴湖ベロクラブのコーチとして、本年から美鈴湖自転車学校の講師もつとめる。今年は 「2days race in 木祖村」でU-23長野県代表ロードチームの「長野県選抜チーム」の監督をつとめた。今回はピスト初級(小中学生班)を担当した。 ※日本スポーツ協会公認自転車コーチ
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湯原 正行(長野県代表チームコーチ) 平成以降の長野県代表選手の中で最多となる7回の国体入賞を誇り、2001年はスプリント種目で日本ランキング1位となる。現在は長野県代表チームのコーチとして後進の指導に当たるほか、2018年からは美鈴湖自転車学校の講師として若手選手の育成の他、人材発掘にも携わる。自らの体験を基にしたロジカルな指導理論と、卓越したバイクスキルは受講者の最高のお手本となる。今回は午前中のロード班に引き続き、午後はピスト講座のコーチも兼任した。 ※日本スポーツ協会公認コーチ
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藤森 信行(UCI国際コミッセール) お馴染みUCI国際審判員として活躍する日本自転車界の第一人者。現在流行の「シクロクロス」をベルギーから日本に初めて持ち込んだ日本シクロクロスの父。2018年から美鈴湖自転車学校の講師陣に加わり、後進の「育成」にあたる。主に国際審判員として最新の自転車競技のルールのほか、ペダリング技術の基本講習などを中心に指導する。TOKYO 2020オリンピック・パラリンピックでの審判の活躍も記憶に新しい。5月には約5年ぶりのツーデイズ木祖村をレースディレクターとして復活させる。 ※UCI国際コミッセール(国際審判員)
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自転車学校ニュース
「出張!美鈴湖自転車学校」を長野市立大岡小学校で開催
美鈴湖自転車学校初の出張講座を
長野市立大岡小学校で開催しました。
当日は、小峰烈競輪選手会長野支部長と
この春に競輪を引退された荒井春樹氏が
大岡小学校を訪問しました。既に幾つか
出張講座のリクエストを頂いていますが
今後もこうした声には柔軟に対応して行きたいと思います。
清水琥太郎選手(上田五中)が国体・インターハイ予選出場
4月よりピスト自転車講座を受講中の中学一年生
清水琥太郎選手(上田五中)が、今年の国体・インターハイ長野予選に出場
1㎞タイムトライアルに出場し1分31秒という素晴らしいタイムで
デビュー戦を果たしました。今後も競技大会に参加したい
受講生の方はお気軽にお問合せ下さい。
河野仁選手が国体予選ロードレース大会出場へ!
自転車学校からマスターズ選手として活躍中の河野仁選手が
6月11日㈯に開催の国体長野県大会ロードレースに出場します。
壮年選手の活躍に温かい御声援を宜しくお願い致します。
昨年の松本トラックでデビューした河野仁選手
中高生参加可能!「第1回実業団トラック記録会」
2022年7月2日㈯・3日㈰の両日、美鈴湖競技場で初開催となる
全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)主催の
第1回JBCFトラック記録会 松本大会が開催されます。
今大会は、普及記録会という位置づけから
JCF登録・実業団登録が無い選手でも参加可能で
ユース(U-15&U-17)選手の参加も可能です。
エントリー締め切りは6月19日㈰となっておりますので
興味のある方は御参加下さい。
6月美鈴湖自転車
既に募集を開始していますが
美鈴湖自転車学校6月につきましては
「初めての方」「初心者の方」にフォーカスして
自転車学校のプログラムを提供して行きたいと思います。
なお、6月も合同合宿と併催となりますので
御理解いただきますようお願い致します。
※中高生に関してはベロクラブとして
募集をしますので暫くお待ちください。
という訳で、レポートが
遅くなってしまい申し訳ありません。
また、今日も午前3時…
6時には木祖へ出発しないと…
かなりレポートが雑で
申し訳ありません。
それと、自転車学校ですが
来月以降、徐々に若手にバトンを
引き継ぎたいと思います。
これから、20代の若い子たちが
普及とは何か?育成とは何か?
そして、次代の新しい長野県の自転車界を
しっかり考えて行く。
そんな方向へシフトしたいと思います。
元来、元選手がなし崩し的に
普及・育成を何となくやる
今までの自転車界とは違い…
普及のスペシャリスト
育成のスペシャリスト
マネージメントのスペシャリスト
いまを伝えることの出来るスペシャリスト
そして、何よりゼネラリストを
実践的に育てて行きたい。
その為にも、自転車学校が充実している
今こそ、世代交代が必要と考えています。
あと、初老の自分にはもう体力的にキツイし
「新しいことを考える」ということでは
若い者にもう勝てなくなってきています。
ともあれ、今月末も楽しく安全に
自転車学校が出来ればと思います。
5月は出張自転車学校も含め
多くの皆さんに御参加頂きありがとうございました。