〔結果〕「2024松本トラック」男子1㎞TTで堀江省吾(屋代高‐信州大出)が初優勝!
2024年4月29日㈯・30日㈰の両日に行われた
「2024松本サイクルトラックレース」の大会二日目
現役競輪選手として新競輪「PIST6歴代最多勝」を誇る
堀江省吾(MISUZUKO TEST TEAM/屋代高-信州大出)が
男子1㎞タイムトライアルに出場し1分03秒898で
松本トラック初優勝を果たした。
〔2024松本トラックレポート〕
男子1㎞タイムトライアル結果
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向かい風の中を轟音を轟かせながら力走する
堀江省吾(MISUZUKO TEST TEAM/日本競輪選手会)
お馴染み長野県自転車界のアイドル
堀江選手がプロ選手の貫禄を見せ
大学時代から出場していた
松本トラック1㎞で初優勝を果たしました。
レースの条件としては、堀江さんの時間帯に
やや強い風が吹いていたのですが
その風をもろともせず
1分3秒をしっかりたたき出す。
そこは流石にプロ選手だと思います。
で!
今やPIST6で史上最多となる10勝を誇る
堀江さんが大学に入って
自転車を始めた頃のハナシを
よくVELOクラブの小中学生や
高校生にせがまれるのですが…
(正直、大学時代の堀江さんは「ホリエ劇場」以外の印象が全くない)
まだ堀江さんが、自転車を始めた頃
ちょうど第1回の松本トラックの
ここに貼っておきます。(コミュニケNo15)
2015年松本トラック初出場の
堀江さんのタイムは、1分14秒497です。
出場45人中・37位です…
大学時代の堀江さんより、
中学3年生の小林洋平のほうが2秒早い。
※機材の進化問題はあるがそれでも優勝タイムは1秒しか違わない。
仮に大学時代の堀江1秒短縮したとしても中学生の小林洋平には1秒負けている。
これは今年、堀江選手と同じ屋代高校に進学した洋平選手には大きな自信であると共に
非常に大きなプレッシャーになる数字でもあります。
ただしこの重圧を乗り越え挑戦し続けないと洋平選手は堀江さんにはなれない。
ましてこの数字に慢心するようであれば、洋平選手は中学時代がピークで終わります。
※また昨日、練習2回~3回しかやらないで、生まれて初めて自転車レースに出て
「丸ハンドル」で1分16秒の伊東選手(松本深志2年)のほうが才能だけなら数段上に感じるし
周囲に与えたインパクトは大きい。残念ながら自分は、2015年の堀江さんの印象が全く残っていない。
自分は最近、小中学生・高校生
VELOクラブの選手たちに言います。
国内外で様々なプロスポーツに関わった自分から見て
失礼ながら堀江さんは
スポーツ選手として特別際立った才能を持った人では無かった。
ただし、このサイトを始めた頃の自分は
まだ堀江選手がアマチュアの頃に
どうして、当時の自分がそう思ったか?
そこに、堀江さんの強さの秘訣?秘密?があります。
確かにスポーツというのは
持って生まれた才能が非常に大きい部分があります。
ただし、スポーツを通して何を考えて、
どう自分が変わって行くのか?
それ次第で…
例えプロになれなかったとしても
レースで優勝できなかったとしても
人間として一流と呼ばれるようになると思います。
今大会の堀江さんの勝利は
小中学生・高校選手に対して
非常に大切なことを考えさせてくれていると思います。
ぜひ、小中学生・高校生…
そして、いま伸び悩んでいる選手がいたら
少しだけ、堀江さんの歩みを「想って」みて下さい。
さらに、自分の歩みと照らし合わせて
また自転車競技と向き合ってもらえればと思います。
そして、堀江選手…
堀江さんが競輪学校に合格した時に
当サイトから贈った言葉を
大切にしていくれていることに
心から感謝したいと思います。
今後も長野県自転車界のアイドルとして
信州自転車を牽引してくれる
強く!愛される存在であって欲しいと思います。
関連LINK
大会公式HP(長野県自転車競技連盟)