〔レポート〕2024信州自転車開幕!「2024松本サイクルトラックレース」(松本市)大会2日目
2024年長野県自転車競技開幕戦となった
「2024松本サイクルトラックレース」大会2日目が
4月29日(祝/月)松本市美鈴湖自転車競技場で開催された。
2日目は、主に競走系種目のほか
1㎞タイムトライアルなどが開催された。
長野県勢では男子エリート1㎞タイムトライアルで
現役競輪選手である堀江省吾(屋代高‐信州大出/MISUZUKO TEST TEAM)が
強い風をもろともせず1分3秒の好タイムを出して優勝を果たした。
大会2日目最終日のレポートは以下のとおり。
〔大会初日レポート〕
大会二日目レポート
大会2日目、早朝から自転車の整備を始める
清水京一朗(長野県美鈴湖VELOクラブ/旭町中3年)
大会2日目はポイントレースでスタート!
スタートのピストルを撃つ田中比呂喜審判員(長野県)
ポイントレース予選では早朝にも関わらず熱戦が繰り広げられた。
4㎞速度競走を前に検車に向かう
長野県高体連自転車専門委員長の竹岡先生と
松本工業高校の青木新キャプテン。
今大会ケイリンの先頭誘導員を行うのは
競輪選手会長野支部長の小峰烈選手がつとめた。
昨日のジュニア1㎞タイムトライアルで6位の山田愛太(白馬高3年)が力走
お馴染み「桜色のジャージ」大学チャンピオンチームの
日本大学はどの種目においても際立った存在感を見せつけていた。
昨年の長野県代表である齋藤健太郎選手(ヤッホーブルーイング)は
今年から地元の「MISUZUKO TEST TEAM」のジャージを着る。
今大会最年長63歳の土屋雅英(無所属/長野県登録)が
マスターズ500mタイムトライアルで力走を見せる。
この春から自転車競技を本格的に始めた伊東光太郎(松本深志高2年)は
初めての1㎞出走・初めてのスターティングブロックからの発走だったが
1分16秒の好タイムを記録した。
2週間前に初めてビンディングペダルと自転車シューズを買ってもらった
古畑遙杜(広徳中学2年)にとって、この1か月は激動の月だったかも知れない。
多くの大人に出会い・多くの仲間に出会い
人一倍おこられて来た。しかし、緊張を乗り越えて
一歩一歩と自転車選手の顔つきになって行った。
競技場へ来た頃は自分から何も話せない子だったが
レースが終わる頃には仲間たちと普通に話をして輪の中にいる姿にこそ
何よりも人間的な成長を見た気がした。
昨年のかごしま国体で落車負傷した長野県代表キャプテンの
北澤竜太郎(MISUZUKO TEST TEAM)
これが一冬越えてのホーム復帰戦となった。
男子エリート1㎞タイムトライアル優勝の
堀江省吾(MISUZUKO TEST TEAM/日本競輪選手会)が
レースを終えて電光掲示板で自身のタイムを確認
今大会長野県勢唯一の優勝を果たした。
という訳で、今年の
松本トラックのレポートでした。
正直、もう色々とあって大会までが
個人的にも本当に大変だったのですが
過去最多となるエントリーを頂き
松本トラックの歩みというものが
一つ評価されたものだと思いました。
ただし、我々にとって非常に強烈だったのは
大会の中で、長野県選手育成の
根幹に関わるような事故も起きてしまいました。
長野県では、ここ数年
「普及」・「育成」・「強化」の三つの柱を標ぼうし
技術的には「基礎」・「基本」・「応用」を段階的に
学ばせてここまで教育してきたのですが
育成の部分、《基礎・基本》が疎かに
なっていたということ、
ユース年代における育成のシステムを非常に
考えさせられる大会でもありました。
各方面から、大変に厳しい意見を多々頂きましたが
大至急、育成の根幹を見直し、
レースの安全性をもう一度
見直したいと思っています。
こうした厳しい経験も経て、また来年
安全で良い大会になるように
つとめて行きたいと思っています。
最後になりますが
大会に御理解・御尽力を頂いた皆様
御支援・御協賛をいただきました皆様
そして、遠方より信州の大会に
御参加頂きました選手・チームスタッフ
そして、ファンの皆様に心より御礼を申し上げます。
関連LINK
大会公式HP(長野県自転車競技連盟)