「令和五年度長野県大会」美鈴湖VELOクラブU17&U15チーム結果。
2023年5月27日㈯、松本市美鈴湖自転車競技場にて
「特別国体燃ゆる感動かごしま国体」ならびに
インターハイ「飛び立て若き翼北海道総体2023」両大会の
長野県県大会トラック競技が開催。
長野県のジュニア・壮年育成クラブ
長野県美鈴湖VELOクラブも大会に出場。
U-17ならびにU-15 選手の結果をお知らせします。
※今大会は「少年の部」に出場しています。
出場選手
氏名 | 所属 | 学年 |
小林 洋平 | 信州大学付属長野中 | 3年 |
村上 真絆 | 上田市立塩田中 | 3年 |
清水京一朗 | 松本市立旭町中 | 2年 |
清水琥太朗 | 上田市立第五中 | 2年 |
松宗 士織 | 松本市立丸ノ内中 | 1年 |
小林洋平
出場種目 | タイム | 前回大会 |
200mタイムトライアル | 12.443 | 12.354 |
1㎞タイムトライアル | 1’18.419 | 1’16.022 |
3㎞個人追抜き | 4.13.845 | 4.16.351 |
昨年のジュニア五輪U-15銅メダリストの
小林洋平(信大付属長野中)は、この春先
新しいことを試し模索しながらレースに取組む。
村上真絆
出場種目 | タイム | 前回タイム |
200mタイムトライアル | 13.885 | 14秒553 |
1㎞タイムトライアル | 1’23.920 | 1分24秒490 |
3㎞個人追抜き | 4.40.440 | ー |
今年が中学3年生ということもあり所属する中学校の
サッカー部の大会が忙しく、また冬に骨折のケガを負った
村上真絆(塩田中)は昨秋以来の復帰戦となった。
200m・1㎞共に自己ベストを1秒更新した。
清水京一朗
出場種目 | タイム | 前回大会 |
200mタイムトライアル | 13.842 | 13秒969 |
1㎞タイムトライアル | 1’26.028 | 1分24秒113 |
3㎞個人追抜き | ― |
今月は「松本トラック」「龍江クリテリウム」に続き
三つ目の公式戦に出場した清水京一朗(旭町中)
タイム的には本人も物足りなさを口にしていたが
実質競技2年目でこの春のシーズンをしっかり
走り切ったことを先ず評価したい。
清水琥太朗
出場種目 | タイム | 前回タイム |
200mタイムトライアル | 13.661 | 13秒831 |
1㎞タイムトライアル | 1’22.495 | 1分23秒613 |
3㎞個人追抜き | 4.26.047 | ― |
ここの所、タイムが伸びて来た
清水琥太朗(上田第五中)
恐らく現在の長野県U-15の中では
最も安定した成績を残しており
夏のジュニアオリンピック出場も期待される。
松宗士織
出場種目 | タイム | 前回タイム |
200mタイムトライアル | 13.841 | 14秒032 |
1㎞タイムトライアル | 1’23.296 | 1分25秒398 |
3㎞個人追抜き | 4.34.956 | 4分40秒979 |
松宗士織(丸ノ内中)も清水京一朗と共に、この一か月で
松本トラック・龍江クリテに続き3戦目となる。
最年少ながらロードでも非凡な才能を見せ始めており
今回の1㎞ 1分23秒は、W清水にも迫って来ており
1分20秒が切れるようであれば、中学1年生ながら
夏のジュニアオリンピック出場が見えて来る。
チームレポート
今大会は、指導者が大会役員などで
チームに監督を置くことが出来なかったが
昨年の秋から夏にかけての経験から
U-15・U-17の選手は逞しく
お互いに話し合って、様々なことを決め
手が空いているものが自発的に
ラップタイムを読み上げるなど
むしろ、大人が何か口を出すことが
野暮なようにさえ感じた。
昨年1年間、彼らをチームとして育成してきて
パフォーマンスも去ることながら
お互いにコミュニケーションをとり
助け合いながら物事に取り組む姿勢を
何よりも評価したい。
まだまだ足りないところは
多々あるし(多すぎるくらい)
粗相も沢山やってくれるので
自分の立場からは、ひたすら
怒っている気もするのだが
一先ず、少し離れて彼らをみていると…
大人であれば、誰しもが
遠くから見守りたくなる子供達特有の
不思議な雰囲気が生まれている。
この世界観は大人達が
与え作られたものでは無く
自転車が好きな子たちが集まって
自発的に生まれて来た
非常に「おもしろき世界」であって
これをして彼らの成長を感じています。
前々から言っているとおり
彼らを繋げているものは
純粋に『自転車が好きだ』という強い想いであり
この才能は、彼らをマネージメントしている
立場からみれば「非常に怖いもの」でもある。
これだけの才能を
どこにどう導いてやれるのか?
再三のとおり
この才能たちを果して
自転車界のなかの競走という
小さな世界の中の勝った・負けたという
価値観だけで潰してしまうようでは
指導者というよりも、先を歩いてる年長者として
人としての資質を問われているような気にもなる。
今後いよいよこのチームとして
初めてとなるジュニアオリンピックに挑戦となる。
特にU-15では、清水京・清水琥・松宗の3名が
一つの参考記録となる1分20秒を越えるところまで来ている。
この一か月の課題として
DHハンドルへの適応や
機材の調整もして行けないなかで
「挑戦する!」「困難に立ち向かう!」ということを
忘れずに、願わくば各自が
ジュニアオリンピックの
出場権を獲得して欲しい。
県サイクリストの皆様には
是非U-15(中学1年・2年)、U-17(高1・中3)の
選手にもあたたかい御声援のほど
宜しくお願い申し上げます。
〔長野県大会特設サイト〕
という訳で、育成チームである
美鈴湖VELOクラブの
長野県大会での結果でした。
今大会は、小学生の出場が無かったので
U-17・U-15というくくりで結果を出しました。
ただ、やはり長野県において
ことここまで来て
まだこの年代の育成を軽んじている
きらいが本当に強い。
この年代に真剣に向き合ってくれるのは
小峰選手会長と、金原・兼平ら
若手数名の状況だし
ここを育てなくて、どこを育てるのか?
果して「育てる…」という言葉の意味を
真剣に長野県自転車界にいる全ての人間に問いたい。
自転車界において次代を育てるとはどういうことか?
育てるということで、先ず成すべきこととは何だ??
なかなか、ここに至っても
ながの国体開催の2028年まで…
その先の未来へまで… という
中・長期でスパンでの考え方が
出来る人間が少なすぎる。
何のためにVELOクラブをやっているのか?
VELOクラブを通じて何を広めたいのか?
これを通じて何をなそうとしているのか?
それが答えられないならば
これを運営する意味は無い!
その一瞬だけの
付け焼刃の強化なんて
なんの役にも立たない。
子供達のひた向きさと
若い指導者たちの一生懸命さを
一度しっかりと現場へ観に来て欲しい。