もくじ
〔結果〕「特別国体燃ゆる感動鹿児島国体 -自転車トラック競技-」大会初日長野県勢の結果。
2023年の特別国民大会「燃ゆる感動かごしま国体」自転車競技が
本日10月11日㈬、鹿児島県南大隅町根占自転車競技場で開幕。
大会初日は、各団体競技ならびに、ケイリン予選などが行われた。
長野県代表は、午前中の団体種目である
男・女のチームスプリント
男子団体追い抜きにチームとして出場。
午後は女子・少年・成年のケイリン1回戦が行われた。
大会初日長野県勢の結果
女子チームスプリント予選
順位 | チーム | 出場者 | タイム |
1位 | 岩手県 | 小原・熊谷 | 47秒319 ※決勝進出 |
2位 | 鹿児島県 | 山本・松井 | 48秒225 ※決勝進出 |
3位 | 福岡県 | 垣田・池田 | 48秒442 ※3位決定戦へ |
19位 | 長野県 | 黒河内・大蔵 | 51秒097 ※19位確定 |
大会公式リザルト〔国体公式HP〕
スタートを待つ長野県女子代表チーム
インから第一走者が大蔵こころ(早稲田大-赤穂中出)
アウトから出走が第二走者の黒河内由実(日本競輪選手会-長野清泉女学院出)
スタートと同時に大蔵が前へ出て黒河内を牽引して行く。
1周回を大蔵が風除けとして牽引し、第二走者のアンカー黒河内へ繋ぐ
アンカーの黒河内が力走を見せ51秒0でゴールで全体の19位となった。
黒河内はこのレースの後、ケイリン予選に出場した。
男子チームスプリント予選
順位 | チーム | 出場者 | タイム |
1位 | 福島県 | 邉見・三神・吉田 | 1分00秒634 ※大会新 |
2位 | 福井県 | 市田・片岡・櫻井 | 1分01秒545 ※大会新 |
3位 | 静岡県 | 熊谷・丸山・大塚 | 1分01秒793 ※大会新 |
27位 | 長野県 | 齋藤・横林・山田(愛) | 1分06秒854 ※順位確定 |
大会公式リザルト〔国体公式HP〕
長野県代表チームは、イン側から第1走者が横林(松本工)
中央第2走が齋藤(ヤッホーブルーイング)
大外のアンカーが山田愛太(白馬高校)の
社会人・高校生混合チームで臨む。
スタート直後に第1走者の横林(松本工)が好スタートを切り
スピードに乗りチームを牽引して行く。
横林(松本工)が先頭を離脱すると
第2走者の社会人齋藤がアンカーの山田愛太を連れて
さらに加速して行く。
アンカーの山田愛太(白馬高校)が粘りの走りでゴールへ駆け込み
1分7秒でゴールした。
男子団体追い抜き予選
順位 | チーム | 出場者 | タイム |
1位 | 京都府 | 小池・三宅・四宮・岡本 | 4分13秒089 ※決勝進出 |
2位 | 鹿児島 | 原田・古谷田・冨尾・津留 | 4分14秒305 ※決勝進出 |
3位 | 佐賀県 | 孫崎・佐藤・西原・並江 | 4分17秒214 ※3位決定戦 |
27位 | 長野県 | 北澤・渡邉・上里・黒澤 | 4分38秒699 ※順位確定 |
大会公式リザルト〔国体公式HP〕
スタートを待つ長野県代表チーム
今大会のチームパシュートメンバーは
北澤(長野市役所)渡邉(京セラ)の社会人と
上里(松本工)・黒澤(飯田O長姫)の高校生の
混成チームとなった。
長野県チームは綺麗なスタートを切ったと思われたが
同走の宮崎県チームのフライングにより、この直後仕切り直しに…
再出走となった長野県チームは動揺なくスタート。
イン側から第一走から、北澤・渡邊・上里・黒澤。
椿監督の激を受けて序盤から北澤主将を中心にまとまった走りを見せる。
長野県は序盤快調な走りを見せて対戦相手の宮崎県にリードをとる。
先頭を渡邉選手が牽引して行く。
中盤、長野県チームにアクシデントが起こる
快調にローテーションで先頭後退を行いながら走っていたものの
最後尾を走っていた北澤主将がアクシデントに見舞われ落車。
北澤主将の落車により3名体制となる長野県チーム
想定外のアクシデントにより3名での戦いを強いられるも
懸命にラップタイムをキープして行く。
長野県代表は苦しみながらもゴールを迎えた。
途中、北澤主将を欠いての苦しい戦いとなり
結果は不本意だったが、全選手が個人戦に向けて気持ちを切り替える。
女子ケイリン1回戦1組
順位 | 氏名 | チーム | タイム |
1着 | 石井 寛子 | 東京都 | 12秒549 ※2回戦へ |
2着 | 黒河内 由実 | 長野県 | ※敗者復活戦へ |
3着 | 西原 夕華 | 京都府 | ※敗者復活戦へ |
大会公式リザルト〔国体公式HP〕
昨年に引き続きガールズ競輪の黒河内由実(日本競輪選手会‐長野清泉女学院出)が
女子ケイリン1回戦第1試合に登場。奇しくも昨年と同じく
国体女子ケイリン2022年チャンピオンの
石井寛子(東京都/日本競輪選手会)と対戦となった。
〔画像右:石井寛子選手〕
抽選で3番手スタートの石井選手の後ろに黒河内が4番手で続く隊列となった。
今大会の女子ケイリンの先頭誘導員は、地元鹿屋体育大学で日本代表としても活躍。
日本女子選手で初めてとなる世界選手権銀メダリストの上野みなみさんがつとめた。
先頭誘導員が離れ、残り1周となると
いち早く石井選手が抜け出し
その後ろに黒河内選手がマークに入る展開で最終局面を迎える。
ゴール前まで猛追するも、石井選手が逃げ切り
黒河内選手は2着となり、明日の敗者復活戦に臨む。
少年男子ケイリン1回戦4組
順位 | 氏名 | チーム | タイム |
1着 | 横林 海斗 | 長野県 | 12秒015 ※2回戦へ |
2着 | 元尾 海斗 | 滋賀県 | ※敗者復活戦へ |
3着 | 藤原 央将 | 新潟県 | ※敗者復活戦へ |
大会公式リザルト〔国体公式HP〕
先月の中部8県対抗戦ケイリンで3位表彰台の横林海斗(松本工業)が登場。
ここのところ成長著しく、上位進出が期待されるが
1着のみ2回戦という厳しい条件の中で勝利が期待される。
抽選により「3番手」からのスタートとなりレース序盤が始まる。
残り1周でちょうど集団の中盤で周囲を取り囲まれる展開になり
レースは一気に加速して行く。
レースが大きく動いたのは残り半周で、大外に位置した横林が
一気に外側から前方選手をまくりに入り先頭に立つ。
ゴール前ストレートで先頭を譲らない意地の走りで1着。
会心のレースで2回戦進出を決めた。
成年男子ケイリン1回戦3組
順位 | 氏名 | チーム | タイム |
1着 | 櫻井 仁志 | 福井県 | ※2回戦へ |
2着 | 細川 拓真 | 愛媛県 | ※敗者復活戦へ |
3着 | 吉田 唯斗 | 福島県 | ※敗者復活戦へ |
6着 | 山浦 秀明 | 長野県 | ※敗者復活戦へ |
大会公式リザルト〔国体公式HP〕
成年男子ケイリン1回戦第3組に山浦秀明(松本大学)が登場。
山浦も先日の中部8県対抗戦で3位表彰台に上がっており
調子は上向きで上位進出が期待される。
山浦は抽選で一番大外からのスタート(最後尾からのスタート)となり
序盤から先行選手を追いかける展開となる。
先頭誘導員が退避すると、山浦は積極的に前方へ出始めて
残り1周を迎えると再前方へ出て逃げる展開となる。
先行した山浦だったが、残り半周で集団に捕まると
そのまま先行されて6着となり明日の敗者復活戦に上位進出をかける。
少年男子スプリント予選(200mタイムトライアル)
順位 | 氏名 | チーム | タイム |
1着 | 大塚 城 | 静岡県 | 10秒452 ※ベスト16進出 |
2着 | 金子 颯 | 宮城県 | 10秒628 ※ベスト16進出 |
3着 | 福田 悠航 | 福島県 | 10秒696 ※ベスト16進出 |
6着 | 山田 愛太 | 長野県 | 11秒165 ※予選敗退 |
大会公式リザルト〔国体公式HP〕
昨年はこの種目高校1年生ながらベスト16決勝トーナメントに進出した
注目の山田愛太(白馬高校)だったが、思った以上にタイムが伸びず
11秒165で17位となり予選敗退となった。
成年男子スプリント予選(200mタイムトライアル)
順位 | 氏名 | チーム | タイム |
1着 | 三神 遼矢 | 福島県 | 10秒241 ※ベスト16進出 大会新 |
2着 | 井出 晃太郎 | 静岡県 | 10秒426 ※ベスト16進出 |
3着 | 伊藤 京介 | 三重県 | 10秒487 ※ベスト16進出 |
27着 | 齋藤 健太朗 | 長野県 | 11秒475 ※予選敗退 |
大会公式リザルト〔国体公式HP〕
この日、午前中のチームスプリントに続き2度めの登場となった
齋藤健太郎(ヤッホーブルーイング)11秒475で27位となった。
大会二日目の予定
大会二日目10月12日(木)
No. | 時間 | 区分 | 種目 | 備考 | 長野県選手 |
9 | 09:00 |
女子 | チームスプリント | 3位決定戦 | |
10 | 決勝 | ||||
11 | 男子 |
チームスプリント |
3位決定戦 | ||
12 | 決勝 | ||||
13 | 09:15 |
男子 | 4㎞団体追抜き |
3位決定戦 | |
14 | 決勝 | ||||
15 | 09:30 | 女子 | ケイリン |
敗者復活戦 | 黒河内 第1組 |
16 | 少年男子 | 敗者復活戦 | |||
17 | 成年男子 | 敗者復活戦 | 山浦 第6組 | ||
18 | 11:20 | 少年男子 | スプリント |
1/8決勝 | |
19 | 成年男子 | 1/8決勝 | |||
ー | 12:25 | 《休憩》 | |||
20 | 13:00 | 少年男子 | ポイント・レース(16㎞) | 予選 | 上里 第1組 |
21 | 成年男子 | ポイント・レース(16㎞) | 予選 | 山田拓海 第1組 | |
22 | 15:50 | 女子 | スクラッチ(6㎞) | 予選 | 大蔵 第2組 |
23 | 少年男子 | スクラッチ(6㎞) | 予選 | 黒澤 第1組 | |
24 | 成年男子 | スクラッチ(8㎞) | 予選 | 渡邉 第2組 | |
表彰 |
17:25 |
男女 | チームスプリント表彰 |
||
男子 | 4㎞団体追抜き表彰 |
〔大会二日目みどころ〕
午前中の「女子ケイリン敗者復活戦第1組」(09:30)より、1回戦で非常に良い走りを見せた黒河内由実(長野/日本競輪選手会)が登場。敗者復活戦は1着のみが2回戦進出となるため、是が非でも1着が欲しい。同じく「成年ケイリン敗者復活戦第6組」に山浦秀明(松本大学)が登場。今日は積極的に逃げを打って「勝負に出て」の6着。明日も積極的な走りを期待したい。
また、明日からは中長距離の予選が始まる。特に注目は、インターハイ最終予選の北信越高校大会ポイントレースで毎回得点に加えて、あわや完全試合で優勝の上里翔瑛(松本工業高)が全国の強豪相手にどんな走りを見せる期待したい。成年ポイントレースでは、U23ロード日本代表の山田拓海(早稲田大学)が登場。ここ数年は日本代表欧州遠征と日程が重なってしまい万全では無く国体では結果が出せなかったが、今年は先ずは予選をしっかりと突破したい。女子スクラッチには、昨年の国体で8位入賞を果たした大蔵こころ(早稲田大学)が登場。昨年はレース後に後ろの追撃をかわすのに精いっぱいだったと語ったが、今年はインカレで二冠を達成しておりこの種目での入賞が期待される。
スクラッチには、今年の高校ロードレース長野チャンピオンの黒澤響冴(飯田O長姫)、成年では渡邉鈴(京セラ)が登場。共に十分に決勝へ進出するだけの力があるだけに、明日の長野県勢には先ずはしっかり各自が予選突破を期待したい。
【長野県代表チーム紹介】
Live配信プラットフォーム
今大会も「国体チャンネル」にて
大会二日目10月12日㈬から最終日15日㈰まで
全レースLive配信が行われます。
ぜひ、授業やお仕事の合間に
スマホやパソコンにて長野県選手に
熱い御声援のほど宜しくお願い申し上げます。
〔Live配信「国体チャンネル」〕
日時 | 配信開始時間 | 備考 |
10月12日㈭ | 09:00 | トラック競技二日目 |
10月13日㈮ | 09:00 | トラック競技三日目 |
10月14日㈯ | 09:00 | トラック競技四日目 |
10月15日㈰ | 08:00 | ロードレース大会最終日 |
という訳で、大会初日が終わりました。
先ず、「団体追い抜き」で落車した
北澤主将の怪我についてですが
とりあえず頭を打っていたため
大事をとっての担架による場外搬送でした。
その後、大会ドクターによる
怪我の処置が行われ、救急搬送されることなく
宿舎で安静にしているとの情報を受けました。
ただ、大会初日で
少し暑かったせいもあって
落車が目立った一日でもありました。
その他にも、皇室からの御来賓もあり
少し全体があわただしく
どうしても落ち着かない1日となりましたが
プロアマ含め、各県の代表が来ています。
明日大会2日目からは
また少し落ち着いてくるかと思われます。
明日からはLive配信もありますので
是非、信州からスマホ・PCを通して
長野県選手団に熱い御声援のほど
宜しくお願い致します。
関連LINK
南大隅町かごしま国体特設ページ(自転車競技会場)
第82回国民体育大会・第27回全国障がい者スポーツ大会(長野県教育委員会)
第82回ながの国体準備室(長野県)