〔レポート〕堀江省吾選手の応援に東京オーヴァル京王閣へ行って来ました!
今週は、ご存じの通り「TOKYO 2020 フフフん・ピック」の兼ね合いで
東京に滞在していたのですが、金曜日まで滞在を伸ばしたのは
長野県の堀江省吾選手(屋代高‐信大出)が、ついに一般戦で
本デビューすることになったからです。
振り返って3年程前に、堀江選手が競輪選手になる!と宣言したころに
「よし!わかった!!デビュー戦には必ず応援に行ってやる!!」という
約束をした訳ですが、仮デビュー戦となった新人シリーズでは
松本トラックレースもあって、松本市内のスタバで記事を
書きながらネットで見守ることとなりました。
そして、昨日の本デビュー!
3年前の約束どおり、当サイトの
競輪におけるホームバンク京王閣で
堀江選手を応援することとなりました。
堀江応援記
という訳で、今週は月曜日の昼から東京入り。
毎回、東京へ来い!東京へ来い!と
「フフフん・ピック」は、不要不急では無いようです。
とにかく、組織委員会もいよいよお尻に火がついているようで
毎日・毎日さまざまな情報がもたらされ大変だなぁ…と。
そんな訳で、堀江選手デビュー戦の前夜の7月1日は
サイクリング長野のHPでも
5つの記事を書きあげる、自分でも快刀乱麻の活躍ぶり…
2時間くらい寝てからふと目が覚めて
堀江選手の応援記事を書きました。
そんなことをしていると朝食の時間となり
ホテルの裏にある「ラーメン二郎」へ行って朝食を。
朝から見せつけるスーパーストロングスタイル。
年甲斐も無く朝から食べるものでは無かった…
気合い入れて朝から無茶したら、動けなくなり
PCR検査を受ける時間を逸してしまい
あわてて新宿から京王線に乗って、多摩川へ…
前回は快速に乗ってしまい最寄り駅を華麗にスルーしたので
今回はちゃんと、京王多摩川駅で降りる。
コロナの影響で、今日から有観客レースとなったので
さぞかしお客さん来るだろう!と思ったら恒例の…
誰も歩いておらん。
でも、90年代のパ・リーガーだった自分にはこれが心地よい。
川崎球場 or 藤井寺球場へ向かう感じ!「ロッテvs近鉄戦」観客50人。
この鈍色の世界も懐かしい。
思わず口ずさむ、白いボールのファンタージ―!(パシフィック連盟歌)
京王多摩川駅から京王閣へ向かう道。
相変わらず誰も歩いていない!
平成初期のパリーグの香りがする。
駅から徒歩2~3分で到着、サイクリング長野のホームバンク京王閣。
今回は雨も降っているし、特別席(500円)で見ようと思ったら
かなり指定席が埋まっていて、ビックリ!何とか指定席を抑えて
事務所へご挨拶に行く。最近、サイクリング長野は
京王閣を色々ネタにしていたから、怒っているかな?と思ったら
物凄く温かく「いつも取り上げてもらって…」とご挨拶され
「撮影今日されますか…」と向こうから聞いて頂く。
本当に競輪に従事する方達は、警備のおっちゃん、食堂のおばちゃん
事業部のお兄さん、みんな温かい。何度でも言うけど、
この先、競輪がどんなに変わろうと
変えちゃいけないのは、現場で携わる人だと思う。
そんな訳で前回の反省から、記念&お土産車券を二連単・二連複で買う。
こうすると、選手の名前が車券に記載されるからお土産になる。
(前回、総流しでかったら名前が入らなかった)
長野県の「伊藤&堀江」「黒河内&中嶋」の車券を買う。
いよいよ第二レースが終わると堀江選手が顔見世で
場内をゆっくり試走する。調子は意外と良さそうな感じがする…
前夜、自転車学校の件で
長野県の自転車関係者にこんな一斉メールを出した。
自分なりに堀江選手を長く見て来て
一週間前から、何となく「堀江劇場が炸裂する」予感がしていた。
説明が難しいが自分の中で福井国体の時と同じような雰囲気が漂っている気がした。
そして、場所が京王閣・天気は雨。
理屈では無くナゼか?負ける気がしなかった。
京王閣第3R A級チャレンジ予選 1625m(4周)
いよいよその時がやってきた。
オーロラビジョンに控室の様子が移され、
各雑誌「◎」大本命に推された堀江選手をアップでカメラが抜く。
競輪選手入場曲が鳴り、敢闘門から
黄色い勝負服の堀江選手が、ゆっくりとペダルを踏みしめ登場する。
雨の中から熱心なファンから堀江選手に声援が飛ぶ!
堀江ぇぇ!勝てるぞー!普通に走ればかてるぞー!!!
いやいや、それが難しいんだって!堀江さんは!!(と俺も心の中で負けずに叫ぶ)
とにかく、スタート前の声援ではぶっちぎりに堀江ファンが多い。
そんな野太い声援を受けてレースはスタートする。
堀江選手とタッグを組むのは、伊藤大理選手(諏訪二葉出)。
すぐに堀江選手の後ろに付くと、「長野ライン」が形成され
レースは先頭誘導員が退避したところで一気に動き出す。
予想どおり「逃げ」を得意とする
堀江選手が伊藤選手をつれて一気に前へ出ると
鐘が鳴って残り1周
長野ラインは、伊藤選手が後続を
けん制しつつ一気に加速すると
必勝態勢に入る。
ほりえええええええええええええええええええええええええ!!!!!!
ここからは、もう根性の逃げ!!
踏め!堀江!!!そぉーーーれいけぇぇぇぇぇ!!!!!!
目の前を黄色と赤の勝負服が駆け抜ける。
長野ラインのワンツーフィニッシュ!!!!
ほりええええ!良く頑張った!!!!!
そんな言葉をかけると…
堀江選手はドン!と頭を下げて控室に消えていった。
周りの喧騒をよそに、それは静かな勝利だった。
その後ろ姿は 今日の勝利を一人静かに噛みしめているようにも見えた。
レースハイライト(動画/KEIRIN.JP)
初めてのお立ち台に上がった
堀江選手に、大きな声援が浴びせられた。
初のヒーローインタビューもまた淡々としたものだった。
今日の調子が良かったこと、前のレースで同期が勝ったことが刺激となったこと。
また明日からもがんばること…
ヒーローインタビューも、拍子抜けするほど
静かな物だった。
そして、スタンドに深く一礼して
自転車に乗り、また控室へ戻るのだが…
この淡々とした一連の中に…
今日の一勝はあくまで通過点であり
明日も勝つ!という強い意志を
その背中から感じた。
その背中にこの日の中で
最も熱い情熱を感じた…
すると今度は、けたたましく
自分の携帯が鳴り続けた。
内容はみんな堀江選手のレースをみてのものだった。
自転車学校の中高生からも、激励の言葉があり
改めて、堀江選手が多くの人達に愛されているかが伺えた。
このレース、振り返ってみると
最初から最後まで、実に堀江選手らしい競争だった。
試走で同走する先輩におねがいします!と頭を下げ
レースが始まれば躊躇なく逃げる。
勝っておごらず…
しかし以前の「堀江劇場」とは
また違った違った何かがある。
それが何なのか?
今後も堀江選手の活躍を見守って行きたい。
こうして、堀江選手の応援を終えて
急いで帰路についた。明日は富士見町でMTBだ…
さて、今回も競輪場に入場して
すぐのところの予想屋の兄さんが
ポロっとこぼした恒例のお言葉でしめましょう。
堀江選手、神大(じんだい)じゃ無いのか?
ずっとお客さんに神大って説明してたよ!!
しんだい?ってあるの??どこの大学??
《終》
と云う訳で、3年越しの約束
堀江選手のデビュー戦に行って来ました。
まぁ今回も偶然に偶然が重なり
ラッキーだったのですが
とにかく忙しいなかを強引に
無理して行ってみて良かったです。
いま改めて思うのは
これからも、強く愛される選手で
あって欲しいと思います。
なお、今日は第4レース準決勝に出場します。
時間は16:32から!引き続き
ご声援のほど宜しくお願い致します。
関連LINK
KEIRIN.JP(競輪公式HP)
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