もくじ
「第2回 Japan Bike Technique 2022」各賞発表!!
コロナの影響で3年ぶりの開催となった
自転車作りの日本一を競う
「第2回Japan Bike Technique 2022」が
2022年6月11日㈯・12日㈰の両日、高山村で開催された。
大会は初日にバイクプレゼンテーション、
二日目に「ライディングテスト」と
「輪行&分解・組立テスト」が行われ
並みいる企業・老舗チームを抑え
個人チームのKAWAKAMI・TITANIUMが初優勝を果たした。
最優秀賞「KAWAKAMI・TITANIUM」
最優秀賞の「KAWAKAMI・TITANIUM」(川上伸一選手)
大会二日目のライドプレゼンテーションのゴール後に検車が行われ
約80㎞(ダート/ヒルクライム/ダウンヒル含む)の走行後に
フレームが壊れていないか?ブレーキや備品ほか
自転車各パーツのダメージを細かくジャッジされ
重大な欠損などがあると減点がなされる。
(課題として500mlのペットボトルを8本携帯しなければならない)
ライディングテストを終え、検車を受けると
そのまま即、分解して輪行を行い。さらにそれを再度組上げることで
自転車の携帯性やとりまわしのし易さ、そして実用性も問われる。
今大会も鉄(スチール)・アルミ・カーボン・木製と
様々な素材を使った自転車が合った中で唯一チタン素材を
使用したバイクで参戦した。
泥除けと後ろ三角が一体化しており、泥除けを利用して
自転車本体の剛性を担保しているユニークな構造。
〔クリックすると大きくなります〕
泥除けも輪行や携帯を考慮して、下部は一体型となっている一方で
泥除けのもう半分は取り外しが可能となっている。
中川選手から様々なお話を聞かせていただいたが
先ずチタンという素材のことを「硬い・軽い」くらいしか知らず
チタンって身近に買えますよ!という話しから始まり
どう扱うのか?長所・短所を含めどんな性質のものなのか?
本当に知らない事ばかりで新し知識を沢山得ることが出来た。
走行テスト・検車・輪行テストと激戦を終えた直後の中川選手のバイク。
ネジ・ピンなど細部までチタンを利用して
重さは所謂完成車体で5.6㎏ほどと恐ろしく軽い。
ただし、この自転車は「単に軽さだけ」が魅力では無い!
この造形を生み出した想像力・それをカタチにした技術力と
あくなき探求心と情熱…
作り手の想いと熱を感じる作品だ。
※詳しくは後日ご紹介したいと思います
〔クリックすると大きくなります〕
《速報》各賞受賞者の紹介
最優秀賞:KAWAKAMI・TITANIUM〔大阪府〕
(ビルダー:川上 伸一 ライダー:川上伸一)
準優勝:テンションシルク(絹自転車製作所)〔埼玉県〕
(ビルダー:荒井 正 ライダー:荒井 正)
ビルダー賞:NAGARA自作自転車秘密研究所〔岐阜県〕
(ビルダー:服部 伸一 ライダー:服部 伸一)
秀逸輪行賞:戸田橋 cycle works〔埼玉県〕
(ビルダー:田村 友隆 ライダー:田村 友隆)
スピード輪行賞:Panasonic〔大阪府〕
(ビルダー:一色 一希 ライダー:伊藤 隼也)
意欲奨励賞:Hyozen Plant〔滋賀県〕
(ビルダー:荒井 峻太郎 ライダー:野村 玄)
JBT審判員賞:グランボアebike〔京都府〕
(ビルダー:土屋 郁夫 ライダー:土屋 郁夫)
大会初日「バイク・プレゼンテーション」の様子
(参照元:Youtube)
昨日5月12日㈰に
高山村で開催された
自転車の創り手たちの甲子園である
ジャパンバイクテクニークへ行って来ました。
今回初めて実際に会場へ行ったのですが
本当に「モノづくりニッポン!」
その自転車部門の底力を見せてもらった気がします。
個人的に、審査対象外でしたが
野球のバット材を利用した
NAGARAさんの
木製自転車が気になりました。
そのNAGARAさんの
言葉で心に響いたこと…
いいか!自作自転車の限界を見せてやる!!
この一言に、全ての想いが詰まっていたと思います。
そこには確かに「見る者の心」を熱くさせる
モノがありました。
詳しくはまた改めてお知らせ致しますが
先ずは速報まで…
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