もくじ
「令和5年全国高校総体自転車競技大会」大会三日目長野県勢の結果。
2023年8月5日㈯北海道函館市で開幕した
令和五年全国高校総体(インターハイ)自転車競技は
本日8月7日㈪が大会三日目。
初日の開会式、二日目のロードに続き
今日からはトラック競技が開幕した。
長野県からは、団体追い抜きに松本工業高校
ケイリンに、駒ヶ根工業の松村(1年)と
白馬高校の山田(2年)が共にインターハイ初出場を果たした。
大会二日目のレポートは以下の通り。
大会三日目レポート
開会式・ロードを終えて、大会三日目からトラック競技が開始。
会場となる函館競輪場は、昨日の猛暑から一転
今にも雨が降りそうな曇り模様
今年もインターハイグッズが並び開門を待つ。
毎年人気の大会Tシャツは今年も数多くのデザインがあり
見ているだけでも楽しい。
甲子園と同様に全国から保護者や応援団が
開門と同時にグッズ売り場に殺到して
人気のグッズが次々に売れて行く。
長野県勢のトラック競技の先頭を切って
松本工業高団体追い抜きチームが
ウエイティンエリアにスタンバイする。
上里・山口・酒井・横林が大歓声のホームストレートを駆け抜けて行く。
松本工業はこの団体追い抜きで県勢5年ぶりの8位入賞を果たす。
〔松本工業高団体追い抜き速報〕
団体追い抜き直後に行われたスプリント予選200mタイムトライアル
松本工業の横断幕の前を走る横林海斗(松本工業3年)
11秒9で36位。残念ながらベスト16へ進出し
トーナメント戦に進出することは出来なかった。
午前中最後の種目「ケイリン1回戦」第二試合に
今大会長野から出場唯一の1年生である松村竜誠(駒ヶ根工)が出場。
ウエイティングエリアで緊張が高まる。
初出場の松村が1番車となり先頭誘導の後方につく
最終回で積極的に前に出るも後続からかわされ6位
夕方に行われる敗者復活戦にまわる。
松村に続き「ケイリン1回戦第4試合」に注目の
山田愛太(白馬高校)が登場。
既に昨年のJr.オリンピックU-17ケイリンで銀メダルを獲得。
今大会も初出場ながら上位進出が期待される。
山田愛太(白馬高校)は初出場の緊張もあったのか?
なかなか序盤から思うような展開に持ち込めない。
さらに脚も回らず周囲も予想外の1回戦6着。
初戦でまさかの敗者復活戦にまわることとなった。
午後最初の長野県勢の登場は4㎞速度競走に出場の
酒井優太郎(松本工業3年)
昨年に引き続き2年連続の出場となる。
スタートは大外ということで
中盤から序盤にかけて先頭責任完了を狙う。
第1組は強豪選手が集中するなかで
酒井は中盤に置かれると前を追走できず
先頭責任を果たせず6位で予選敗退が決まった。
夕方行われたケイリン敗者復活戦に臨む
山田愛太(白馬高校)戦前には今大会上位進出が
予想されたが、6着ということであとがなくなった。
出走を前に背中からは緊張感が漂う。
1着・2着が2回戦へ進出する。
スタートを前に集中する
1回戦は後手後手にまわってしまった感がある。
敗者復活戦では、スタートから積極的な走りを見せる。
残り1周の鐘がなると同時に積極的に前へ出る。
そのまま我慢の走りで先頭を譲らず1着。
これにより準々決勝への進出を決めたが
昨年のJr.オリンピック銀メダリストの山田選手の力からすれば
大苦戦の大会初日となった。
しかし、山田選手もこれが初出場ということで
この苦戦も非常に大きな経験となった。
ケイリン敗者復活戦第5組に出場した
1年生の松村竜誠(駒ヶ根工業)がスタートを待つ。
今大会のケイリンに出場した1年生は僅か2名
敗者復活戦で上位2名に入り2回戦進出を狙う。
ペーサーが離脱すると3番手から一気に勝負をかけるも
残り半周でかわされてしまい5位で予選敗退。
しかしながら、1年生で出場したインターハイは多くの経験をもたらした。
レースが終わり、同走した川端選手(奈良北)と話す松村。
1回戦・敗者復活戦ともに最下位ではあったが
1年生で得た経験は非常に大きく
来年またインターハイの舞台に戻って来る。
大会3日目 長野県勢成績
出場種目 | 順位 | 氏名 | チーム | 記録 |
団体追い抜き | 8位 | 酒井・横林・山口・上里 | 松本工業 | 4分46秒926 |
スプリント予選 | 36位 | 横林海斗 | 松本工業 | 11秒966 |
4㎞速度競走予選1組 | 6位 | 酒井優太郎 | 松本工業 | 予選敗退 |
ケイリン予選 | 6位 | 山田 愛太 | 白馬高校 | 敗者復活戦へ |
ケイリン予選 | 6位 | 松村 竜誠 | 駒ヶ根工 | 敗者復活戦へ |
ケイリン敗復戦 | 1位 | 山田 愛太 | 白馬高校 | 2回戦進出 |
ケイリン敗復戦 | 5位 | 松村 竜誠 | 駒ヶ根工 | 予選敗退 |
大会四日目のみどころ/長野県出場選手
大会四日目 8月8日㈫
時間 | 種目 | 出場選手 | 出走順 | 備考 |
09:45 | 男子ケイリン準々決勝 | 山田(白馬高) | 山田:第3組 | 各組上位3名が準決勝へ |
11:15 | スクラッチ予選6㎞ | 片田(松本工) 田切(飯田風越) |
片田:第1組 田切:第3組 |
各組上位7名が決勝へ(3組51名) |
13:00 | 男子3㎞個人追抜き予選 | 黒澤(飯田O長姫) 上里(松本工) |
黒澤:第3組B 上里:第4組B |
各組上位12名が決勝へ(2組47名) |
16:40 | ポイントレース予選(男子16㎞) | 山口(松本工) 船澤(飯田O長姫) |
山口:第1組 船澤:第3組 |
各上位8名が決勝へ(3組48名) |
〔大会四日目みどころ〕
朝イチで、ケイリン敗者復活戦を薄氷を踏むかの勝利で勝ち上がった山田愛太(白馬高2年)が登場。上位3名が準決勝ということもあり、是が非でも準決勝へ進出したい。1回戦では要所で受けにまわり、その中で迷うような様子が見られた。初出場でまだ2年生の山田選手には積極的なレース展開を期待したい。
スクラッチには片田(松本工業)・田切(飯田風越)が出場する。トラック競技場で行われるロードレースとも言われるスクラッチ。先ずは上位7名に入ることが求められる。そのために展開をみながら、出来るだけ終盤に前でレースを展開したい。
個人追抜きは、黒澤(飯田O長姫)・上里(松本工業)の3年生コンビが登場。海からの風が強い函館競輪場。海側の2コーナーから最終コーナーへ向けて対角に吹く風は、ホーム美鈴湖自転車競技場ではあまり感じることの無い風でありこの風がどうレースに影響するか?長野勢は風を読みながら風も味方につけて行きたい。
ポイントレースは、山口(松本工)・船澤(飯田O長姫)の2名が登場する。山口は北信越大会で非常に積極的な走りを見せ、レースには敗れたもののこの種目で敢闘賞的な走りを見せた。今日の団体追い抜きでも松本工業チームの中で力走を見せ明日のレースでも自らレースを動かし上位8名に入り決勝戦へ進出したい。船澤については、2年生の初出場ということもあり、とにかくいま出来ることを全てぶつけてもらいたい。
〔長野県代表校/出場選手紹介〕
Live配信のお知らせ
今大会の様子もインターネットスポーツサイト
SPORTS BULLの「インハイTV」にて
ライブ配信が行われる予定です。
当日は是非、インターネットで長野県選手に
熱い御声援のほど宜しくお願い申し上げます。
〔インターハイ2023PV〕
(参照元:Youtube/大塚製薬公式チャンネル)
リザルト速報は公式Twitterで!
2023インターハイ初日・2日目の記事
という訳で、今日からトラック競技となりました。
それで、偶然ですが記者席の隣の席が
元松本工業OBでアジア大会金メダリスト
現在は早稲田大学自転車競技部の監督である
塩原監督でした。
午前中のマツコウ団体追い抜き8位ということで
塩原監督と非常に盛り上がりました。
団体種目で、マツコウや長野県勢が
入賞したというのは
塩原監督でも記憶に無いくらい
久しぶりの快挙でした。
一方で、個人種目は
かなり苦戦しました。
明日も長野県勢が多く登場します。
引き続き、長野県高校選手たちに
あたたかい御声援のほど
宜しくお願い申し上げます。
Liveは明日もインハイTVで
全レース生中継です!
明日も…
頑張れ、信州!!
関連LINK
インハイTV(SPORTS BULL)
令和4年インターハイ公式HP(高体連)