〔告知〕インターハイ長野予選「令和5年長野県高等学校総合体育大会自転車競技ロードレース」出場選手。

「長野県高体連自転車競技ロードレース」出場選手発表。

 

 

 令和五年度インターハイ「飛び立て若き翼 北海道総体2023」の

長野県予選となる「令和五年度長野県高校総体自転車競技ロードレース」が

いよいよ今週末の5月21日㈰に、奥木曽湖特設ロードレースコース(木祖村)で

開催されます。

 

今大会は、全日本ロードレース予選会である

「2 days race in 木祖村 2023」と併催され

2days 大会二日目の午前中に、高体連レースが開催されます。

出場選手は以下をご覧ください。

※観戦される方は、駐車場などをご確認下さい。

 

 

 

 

長野県総体自転車競技ロードレース出場者

 

 

 

長野県総合体育大会自転車競技大会ロードレース
日時:2023年5月21日㈰ 午前9時スタート予定
会場:木祖村奥木曽湖周回特設コース(味噌川ダム周回)
※今大会は「2days race in 木祖村」の大会二日目と併催となります。
※今大会では、ジュニア・ユースのギア比制限を行いません。

 

令和五年長野県高校総体自転車競技
ロードレース出場者
氏名 学校名 学年
田切 智裕 飯田風越 2
岡庭 能亜 飯田風越 2
湯澤 瑚楠 駒ヶ根工業 3
松村 竜誠 駒ヶ根工業 1
黒澤 響冴 飯田OIDE 3
船澤 亮太 飯田OIDE 2
谷口 龍希 飯田OIDE 1
山田 愛太 白馬 2
宮林 郁生 上田千曲 2
中山 旺星 上田千曲 2
岡田 大渡 上田千曲 2
臼倉 充哉 岡谷工業 1
上里 翔瑛 松本工業 3
酒井優太郎 松本工業 3
片田 啓太 松本工業 3
横林 海斗 松本工業 3
山口 太聞 松本工業 3
青木 優人 松本工業 2
貞末 武蔵 松本工業 1
袖山 育己 松本工業 1
田中 颯太 松本工業 1
早坂 柊哉 松本工業 1
谷口 達哉 松本工業 1
一杉 雪斗 松本工業 1
梶原 正大 松本工業 1
窪田 虎白 松本工業 1

 

〔長野県発表〕

 

 

 

レース プレビュー

 

はじめに

 今年も二年連続で「2 days race in 木祖村」と併催となった。大会の特徴としては、2days race の初日タイムアウトになった選手達による「コンソレーションレース」と並行して行われる。つまり、シニアと高体連大会が混走となる。その目的は、インターハイ本戦は各地域代表選手約150名以上でロードレースが行われる。長野県の高校生は多くて30人程度と集団走行練習が出来ず、本戦のような大人数によるレースを経験する意味でも毎年シニアと混走となる。

ただし今年は、高校生のジュニア(U-19)&ユース(U-17)ギア比制限が撤廃されギア比がシニアと同じになったため、例年以上にシニアと高校生の力の差は縮まるものと思われる。特に登坂区間ではギア比差は無いものの、下り区間でのジュニアギア負担が無くなることは、高体連選手にとってもレースが楽になる。

一方でギアが重くなりスピードが増すぶん、高体連選手は「リスクマネージメント」と「自転車の基礎運転技術」が問われる。長野県ではそれを見越して、今年の新入生を対象に2日間の自転車競技安全研修会を義務付けた。今大会では優勝者に長野県代表としてインターハイ出場権が与えられる(上位入賞者はインターハイ最終予選となる北信越大会への出場権が与えられる。)

 

 

 

 

コースレイアウト

 今年も奥木曽湖周回コースということで1周約9㎞のコースは、登坂区間と下り区間が繰り返され、平坦区間もコーナーが多く非常にテクニカルでタフなコースと言える。一昨年の野沢温泉のようにコースがほぼ平坦であればチーム戦であり、スプリンターの独壇場となり得るが、今年のコースでは「誰から脱落して行くのか?」サバイバルレースが予想される。また、レースが集団で展開された場合にカギとなるのは、最終回の味噌川ダム管理事務所からの登坂区間でおそらくこの登りを制するものが今年の長野県大会を制するものと思われる。

 

 

コースは味噌川ダム(奥木曽湖)を1周するコース。
アップダウンと、テクニカルなコーナーが特徴
最後のゴールラインへ一気に登るコース

 

 

各校戦力展望

 今年の有力選手としては、秋の大会で優勝の上里翔瑛(松本工3年)と、昨年のこの大会で優勝を果たした酒井優太郎(松本工3年)を擁する昨年の北信越高校チャンピオンチームである松本工業がチーム力では大きく抜きに出ている。加えて昨年の国体長野県高校代表の片田(松本工3年)や、横林山口などの3年生に加えて、1年生が8人ということもありマツコウは数的にも他校に比べ大きくアドバンテージを持っている。

 

昨年の秋の大会では上里翔瑛(松本工2年)が優勝

 

 

 盤石の松本工業に対するのは飯田風越・飯田OIDE長姫の南信勢で、田切智裕(飯田風越2年)は昨年の秋から急成長。四日市全国ジュニアロードジュニアでは首位と3秒差の15位となり、今回の長野県勢の中で唯一「全日本選手権ロードレース」の出場権を既に獲得している。また、11月の「ツールドおきなわ」市民100㎞の部でもシニアに混じり17位となっており、今年の高校生の中では全国大会の実績ではNo.1となる。チームメイトの岡庭(飯田風越2年)がスプリンターのため、チーム戦は厳しいが岡庭の頑張りにも注目したい。

 

昨年のこのコースで行われた国体予選会では優勝
現在、唯一全日本選手権ロードの出場権を持つ
田切智裕(飯田風越)

 

同様に実績では、昨年インターハイに出場した黒澤響冴(飯田OIDE長姫)も有力選手の一人であり、この春の龍江クリテリウムではシニアも含めたトップディビジョンで10位に入るなど健闘を見せた。長姫は今回、船澤(2年)と新入生の谷口(1年)の3名体制でレースに臨む。

 

昨年はトラック競技でインターハイに出場
今年は二年連続出場を狙う。

黒澤響冴(飯田OIDE長姫)

 

また、同じく3名体制でレースに臨むのは、今年古豪復活を果たした上田千曲高校で、宮林郁生主将(2年)を中心にこのメンバーでは初となる高体連大会に出場する。注目は、中山旺星(2年生)で、学校では陸上部と掛け持ちで部活動を行う。先日の龍江クリテリウムでは、自転車競技初出場ながら要所でレースで見せ場を作り、上田千曲高校の中では最も基礎体力に秀でているものと思われる。3月から自転車を始めてここまで努力してきた3名の走りに注目したい。

 

この3月から部を作り、短い期間の努力で
長野県大会出場を果す上田千曲
〔画像左:中山・広報:宮林〕

 

その他では経験者を揃える駒ヶ根工業だが、昨年の北信越大会に出場した湯澤湖南主将(3年)に加えて、長野県育成チーム美鈴湖VELOクラブで活躍してきた松村竜誠(1年)が新加入。松村はどちらかと言えばスプリンターではあるものの、共にBonne Chance出身の湯澤・松村のコンビは非常に楽しみであり、上位進出が期待される。

 

 

今年は新入生の松村が加わり上位進出を狙う駒ヶ根工業
湯澤湖南主将(3年)

 

単騎出場となるのが、山田愛太(白馬高2年)臼倉充哉(岡谷工業1年)の2名となる。昨年MTBから転向した山田は1年目から大活躍を見せジュニア五輪U-17ケイリンでは準優勝、国体長野県高校代表となるなど長野県の高校自転車を代表する選手にまで成長した。ただし、トラック競技のスプリンターへと変貌を遂げている山田にとっては平坦の少ない今回のレースでは結果を出すことは難しい。その中でどんな走りを見せるか?注目したい。

一方で、臼倉は育成チーム美鈴湖VELOクラブの出身であり、00年代には等々力・柿澤を擁してインターハイ優勝経験もある岡谷工業の復活を目指す。昨年大会では地元の部に出場ながらもフルコースでは初出場となる。臼倉もスプリンター型と思われるが、長距離でどんな走りをするのか?注目したい。

 

全国トップクラスのスプリンターを目指す
山田愛太(白馬高2年)

 

中学時代は長野県育成クラブ「美鈴湖VELOクラブ」で活躍
名門「岡谷工業」復活を目指す臼倉充哉(岡谷工業1年)

 

 

展望

 今年も「我慢比べ」のレースが予想される。とにかくアップダウンの多いなかで純粋に誰が最後まで生き残るか?となる。そうなるとチーム戦とはならず、有力選手が多く・数的優位を誇る松本工業が絶対有利ともいえない。現に2021年の長野大会では、加科・小松という全国レベルのWスプリンターに加え今年の3年生5人を擁していたのにも関わらず、小山大登(当時:エクセラン高)一人に封じ込められた例もある。それでも、松本工は3年生の脚がある程度揃っている(実力が均衡している)ためチーム戦に持ち込めるようであれば大きく有利でもある。

昨年のレースからも、中盤まで松本工業の3年生は分裂せずにチームが形成されていることが予想される。おそらく、ここに残るのが田切(飯田風越)黒澤(飯田OIDE長姫)となる。さらに、湯澤(駒ヶ根工)や中山旺星(上田千曲)辺りが残っていればレース終盤にかけて非常に面白い展開となる。ただ再三のとおり、終盤で松本工業に多くの人数が残っているようになるとマツコウは俄然有利となる。一方で、松本工業が分裂して、1対1対1のような展開になると、田切や黒澤にも勝機が訪れる。その場合もやはり勝負どころとなるのは最後の登坂区間で、二段・三段の登りを誰が最初にゴールするか?また、来月富山で開催される「北信越大会」で長野県がどの程度インターハイの枠をとれるか?それも占う大会になる。

 

 

昨年の北信越大会で長野県自転車史上初の
団体総合優勝のメンバーを多く揃える松本工業
今年も長野県大会だけでなく北信越大会での活躍も期待される。

 

 

 

 

ご観戦の皆様へ

 

レース中は味噌川ダム周回道路が通行止めとなります。
従ってレーススタート後に会場へお越しの皆様は
「味噌川ダム管理事務所」ならびに「味噌川ダム防災資料館」の駐車スペースをご利用下さい。

※土曜日は、味噌川管理事務所前の駐車場が使えないため防災館側へお回りください
※駐車について詳しくは規制付近のスタッフの指示に従って下さい。
※管理事務所と防災資料館は車で登って来る際に尾根が一つ違うので注意が必要。

 

〔インフォメーション〕

 

 

 

今後の高校自転車予定

 

 

2023年高校自転車スケジュール

日程 大会名 競技 開催地
5月21日㈰ 長野県高校総体自転車競技大会ロードレース ロード 木祖村
5月27日㈯・28日㈰ 長野県高校総体自転車競技大会トラックレース トラック 松本市
6月15日㈭~17日㈯ 高体連北信越大会

トラック 富山市
6月18日㈰ ロード 高岡市
8月6日㈯ 全国高校総体(インターハイ)

ロード 函館市
8月7日㈪~9日㈬ トラック 函館市
10月22日㈰ 長野県高校新人戦トラック競技大会 トラック 松本市
11月3日㈷ 長野県高校新人戦ロードレース ロード 生坂村

 

 

〔2023高体連情報〕

 

 

 

高校生の選手の皆さんへ

 

  今大会開催に際して、味噌川ダムの職員の皆さん。

地元の木祖村の皆さんが、安全なレースが行えるように

想いを込めて、コースの保全を行って下さいました。

この大会が多くの方々の想いがあって

初めて開催されるということを絶対に忘れないで下さい。

 

そして、当日大会を運営して下さる

審判員・競技役員の方、地域ボランティアの方々

そして、応援に来て下さる学校関係者・自転車ファンの皆さんへ

感謝を忘れることなく、良いレースを見せて下さい。

 

 

 

 

 

という訳で、明日から

自分も遠征になるので

駆け足でのプレビューでした。

 

 

毎年、インターハイ長野予選の

プレビューを楽しみにしてくれる人

かなりいてくれて、2021年は

プレビューを見て面白そうで

 

 

わざわざ北信越大会へ

長野県の加科・小山・中島の

応援に来て下さった方も

いらっしゃったんですよね。

 

 

楽しみにして下さってる方の

期待に応えられるような

内容かあまり自身がありませんが…

 

 

とにかく、先ずは怪我が無いこと。

そして、一昨年の小山大登優勝のレース

今年の2月にテレビ朝日でも

取り上げられましたよね?

(凄い反響だったが、俺、実は見ていない…)

※ここテレビ無いから…

 

 

やっぱりアレは会場も

涙・涙だったじゃないですか?

テレビでとりあげられるだけの

熱いものが確かにあったんです。

とにかく、見てるものが

家に帰って、そのレースを語りたくなるような

そんな熱いレースを期待しています。

 

関連LINK

2 Days Race シリーズ公式HP(大会公式HP)

味噌川ダム(会場)

味噌川ダム防災資料館

木祖村

令和5年インターハイ公式HP(高体連)

全国高体連定時制通信制部

全国高体連自転車専門部

長野県高体連

長野県自転車競技連盟