〔ニュース〕「インターハイ2023自転車競技」が北海道函館市で開幕!
本日2023年8月5日㈯函館市「函館競輪場」で
本年度の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)自転車競技が開幕
午前中は公式練習、午後は開会式が行われた。
長野大会・北信越大会の成績から
5校11名がインターハイ長野県代表として
北海道の土を踏んだ。
午前中、練習を終えた選手たちの表情は
一応に明るく、明日からの試合を前に
函館競輪場の感触を確かめた。
どの選手も一応に、長野県と比べ
非常に気温が高く、海沿い独特の湿度
また、競技場に強く吹く海風を警戒していた。
午後は、開会式が行われ
今年も全員参加ではなく人数を絞って開催された。
開会式では、前年度優勝校より
優勝旗の返還とレプリカの授与が行われたほか
函館市の大泉市長、地元高校生実行委員の
阿部麗那さん(函館西高校)の歓迎の挨拶を受け。
選手宣誓は、地元高校の
笹森凌駕キャプテンによって行われた。
競技は明日の男女ロードレース(函館特設コース)を皮切りに
9日まで函館競輪場で行われる。
〔長野県出場選手〕
大会初日の模様
午前中は各地域ブロックに分けら公式練習が行われた。
長野県は中部ブロックの各代表校と共に練習を行い
走路の感覚やスタジアムの風向きを確かめた。
今大会は「補欠登録」の青木優人(松本工業2年)が
率先して先輩達の自転車の整備や片付けなどを行う。
今までの長野県チームではあまり見なかった光景で
長野チームのマネージャーもメカニックもこなす
青木選手の存在は、今大会の長野勢浮沈を
影で支えるキーマンとなる。
函館競輪場のカフェテリアからトラックを望む。
冬場はトラック・インフィールドを利用して
函館市民スケート場としても利用される。
また、海がすぐそばにあり独特の海風を選手たちも口にしていた。
自分もまたプレスキッドを受け取り
報道向けガイドや、施設確認、プレスセンターの確認
取材エリアの確認を行う。
各ブロックに分かれての公式練習が終わり
14時より函館競輪場のシアタールームで
開会式が行われる。
今大会も人数を制限しての開催となった。
前年度「総合優勝校」「トラック競技優勝校」「ロード優勝校」による
表彰式の返還・レプリカの授与が行われた。
地元ホストシティの大泉市長よりウエルカムスピーチが行われる。
地元インターハイ高校生活動推進委員会の。
阿部麗那さん(函館西高校)より歓迎の言葉があり
是非、函館という街にも目を向けてもらい
夜景や温泉・美味しいものも堪能して欲しい。
推進委員会・補助員一同で皆さんを全力でサポートしたい。との
あたたかい言葉が伝えられた。
運営委員長・審判長ほか来賓の祝辞に続き
開会式の最後に地元「函館大谷高校」の笹森主将から
支えてもらった人たちへの感謝が込められた
選手宣誓が行われた。
駅前を始め市内の至る所にインターハイ歓迎の看板や旗が掲げられる。
いよいよ明日から競技が始まる。
大会二日目ロードレース長野県出場選手
男子個人ロードレース(8.1㎞×11周=89.1㎞)
スタート:2023年8月6日㈰午前10:05
NO. | 氏名 | 学校 | 学年 | 備考 |
124 | 上里 翔瑛 | 松本工業 | 3 | 23北信越ロード王者 |
125 | 黒澤 響冴 | 飯田OIDE長姫 | 3 | 23長野県ロード王者 |
126 | 酒井優太郎 | 松本工業 | 3 | 22長野県ロード王者 |
127 | 岡庭 能亜 | 飯田風越 | 2 | |
128 | 田切 智裕 | 飯田風越 | 2 | 全日本選手権出場 |
〔大会二日目みどころ〕
明日大会二日目は、男子ロードレース(89.1㎞)が行われる。会場の「道南四季の杜公園特設コース」は1周8㎞の非常に起伏に富んだコースであり長い緩やかな登りと、所々にテクニカルなコーナーや、ハイスピード・コーナーも点在する。ただし、平坦エリアが長く続かないこともこのコースの特徴で、どちらかと言えば、登りでの我慢比べにどれだけ耐えられ最終局面を迎えられるか?が問われる。
長野県は今大会5名が出場する。今年の長野県勢は、インターハイ北信越ブロック最終予選でワン・ツー・スリーを決めており、特に北信越大会ロードを含め三冠を果たした上里翔瑛(松本工業)と、長野県大会の木祖村で厳しい登りとテクニカルな下りを制した黒沢響冴(飯田O長姫)がどこまで集団に付いて行き、終盤の勝負所で動けるか?が大きな鍵となる。また、昨年のインターハイロード長野県代表の酒井優太郎(松本工業)もこの上記2名と共にどこまで動けるか?も注目したい。
また、北信越大会でまさに謎の岡庭劇場を演じてみせた岡庭能亜(飯田風越)の爆発力、長野県高校生の中で唯一の全日本選手権の出場権を持ち全国大会での経験が豊富な田切智裕(飯田風越)も終盤まで十分に勝負が出来る力を持っている。この飯田風越2年生コンビの動きも長野県勢の浮沈を考えると非常に重要なポイントとなってくる。
今回のゴールは、およそ3㎞を登りきって若干下ったところにあるという特徴的なコースであり、おそらく「最終局面の下り」を迎える前の登り約3㎞で大きなセレクションがかかる。長野勢のポイントとしては…
①いかに序盤・中盤で余力を残しながら終盤につなげ最終局面を迎えられるか。
②どれだけ全国の強豪たちを相手に我慢が出来るか?
今大会、長野県民から見ても非常に気温が高いうえに海沿いの重い湿気があるなかで非常に厳しい展開が予想される。それでも何とか最後まで喰らいついて上位進出を目指したい。
インターハイ最終予選「北信越大会」で長野県勢ワンツースリーを達成した
左から:黒澤(飯田O長姫)、上里(松本工業)、酒井(松本工業)
上里・黒澤・酒井で上位を狙う長野勢で
一人異色の存在である岡庭(飯田風越)
北信越大会の岡庭劇場を見ていると
今大会も何かをやってくれそうな期待を持たせる。
〔Live配信〕
長野県登録変更
区分 | 都道府県 | 学校名 | 変更前 | → | 変更 |
監督(兼引率責任者) | 長野 | 駒ヶ根工 | 中嶋章雄 | → | 北野比呂至 |
引率責任者 | 長野 | 飯田OIDE長姫 | 櫻井浩二 | → | 松島健二 |
— 【記録速報】【公式】全国高等学校体育連盟 自転車競技専門部 (@hscyclingresult) August 5, 2023
というわけで
あれから一年…
ついに今年のインターハイが
やってきました。
とりあえずですが、練習を終えて
選手にコメントをもらおうとしたら
相変わらずのワイワイ・ガヤガヤで…
美鈴湖と違う1周400mのトラックはどうか?
走路は重いか?という質問に
多くが「違いが良く解りません…」と言った感じで
正直、いやいや… 大丈夫か?
風がどっちから吹いてるとか?どんな風か?とか
一応アタマ入れておけよ!と
自転車学校やVELOクラブのように説教する始末。
頼もしいのか? 危ういのか??
緊張してるのか? それさえ解ってないのか??
彼らを近くで見て来た自分も
相変わらず良く解らない状況。
とりあえず、長野県の選手・スタッフ・引率先生、
応援のみなさん、保護者のみなさん
今日見た限りでは長旅の疲れも見せず
非常に元気そうに見えました。
ただし、みんな異口同音だったのが…
あれ?これ何だか長野より暑くね?
いや、確実に暑いよね???
海が近いことで
長野県民にとっては
もはや猛烈な湿気を感じています。
今大会は珍しい初日がロードレースとい
スケジュールですが、この天候に加え
ロードよりもトラックを狙っている選手もおり
そこが例年と異なり、どんな展開になるか注目です。
明日は10時よりインハイTVにて
生中継があります!
是非、長野県選手たちに
あたたかい御声援のほど宜しくお願い致します。
関連LINK
インハイTV(SPORTS BULL)
令和4年インターハイ公式HP(高体連)
|