先程、世界スポーツ大会2020の全ての
自転車競技が無事に終了いたしました。
これにより大会に招集されていた
当サイトの競技役員執務も全て終了。
いま、役員宿舎にもどり一息ついています。
会場を出る時に各チームや
ボランティアの方々が別れを惜しみ
あちこちで記念撮影をしているのが
とても印象的でした。
そして何より、その場に自分がいる不思議…
この大会が決定した時
自分は海外で暮らしていて
「お・も・て・な・し」とか騒いでるのを
物凄く冷ややかに見ていました。
正直、バカじゃねーの?くらいに
思ってました…
2007年に東京が誘致活動を始めた時から
開催には大反対でした。
しかし、そんな自分がここにいる。
しかも何故か自転車競技の役員…
今大会が終わることに対する感傷よりも
ここに自分がいることの意味と
流れた時の大きさを噛み締めていました。
正直、役員招集の打診が来てから
本当に何度も何度も丁重にお断りして…
そこからも色々なことがあり参加が決まり
一年の延期があって…
コロナのこともあって
今もどこか釈然としない想いが
残っているのも偽らざるところです。
ただ、今大会で自分に求められた役割は
本当に小さいものだけど、無事やりとげられたと
思っています。
そして、今大会の長野県自転車関係者の
中で自分が一番執務時間が長かったこと…
おそらく、その意味は
ここで得たことを長野県に持ち帰り
多くの自転車関係者、特に若手に伝えて
未来へ繋いで行くことこそが
今大会に自分が招集された本当の意味であり
本当の役割だと思っています。
今回、自分をこの舞台に呼んでくれた方には
最初は本当に何で俺を呼ぶんだ?と
強く恨んだのですが、もし自分が得た
体験が未来に繋がって行くのであれば
こんなに大きな舞台に立たせてくれたことに
感謝したいし、今大会に参加することで
温かい御支援・提供をいただいたスポンサーさんや
テレビの前で、選手よりも
俺がヘマをしないか?ドキドキしながら
見守って下さった当サイトのファンの皆さんに
先ずは、謹んで無事に執務が
終了したことをご報告いたします。
最後に、本音を言わせて下さい。
本当に情けなくて、みっともない
格好悪い本音です。
あぁぁあー!緊張したぁぁー!!
マジで失敗したらどうしよう?
競技止めちゃったらどうしよう?
選手怪我させたらどうしよう?
時間遅れたらテレビに怒られる!
国際映像でミスが配信されちゃうじゃん!
やべぇ、○○のコーチがブチ切れてる!
このプレッシャー… 胃に穴が開く。
本当に毎日こわくて、こわくて…
そんな日々でした。
たぶん、大会期間中ずっと
「俺に気安く話しかけるなオーラ」を
出していたと思います。
冷たく接してしまった方も多々いるかと
思います。本当に余裕が無くて
大会を楽しみに来た一般ボランティアの方には
申し訳ない思いでいっぱいです。
さぁ、帰ろう。
最後のPCR検査を先程受けました。
明日、このバブルの外へ出たら
ずっと弁当(&ケータリング)だったから
麺類食べたいし、ナマモノも食べたい。
久々にスーパーとか、コンビニで
自由に買い食いしたいかな…
お風呂やトイレも共同で
時間制限されてたから
誰にも邪魔されず
思う存分、トイレにこもりたい!
では…
この一年、皆さんに温かく見守って頂き
ありがとうございました。
ここで得た様々な体験はまた
障がい者大会がおわったら
併せて書いて行きたいと思います。
おそらく、自分が大会に参加したこと
賛否もあるのかも知れません
ただ、自分が参加して良かったかどうか?
それは、今後この経験をどう伝え
その先に何を残せるか…
全ての評価はこの先の未来で問われます。
さぁ、お待たせしました!
明日からサイクリング長野は
通常営業に戻ります!!
※11日に長野へ帰ります。
沢山メールを頂いていますが
とりあえず、自分がいなかった間の
ホームページ更新を先ず行います。また、
自転車学校の企画も急ぎます。
今回の遠征でお世話になった方々への
挨拶回りも含めて…
返信は一段落ついてから行いますので
暫くお待ちください。