〔レポート〕「第55回北信越高校体育大会自転車競技大会 」二日目の長野県勢の結果
昨日開幕した本年のインターハイ最終予選となる
第55回北信越高校体育大会自転車競技は
本日6月16日㈮が大会二日目。
いよいよ今日より本格的に競技が開始された。
朝は一時は豪雨となったが、午前中は降ったり止んだり
夕方になると一転、日差しが強くなり
高い湿度を感じる目まぐるしい天候の中で行われた。
県勢の活躍は以下の通り
【長野県出場選手】
大会二日目の様子
団体追い抜きでのインターハイ出場を大きな目標としていた
松本工業高(坂井・横林・山口・上里組)が力走
見事に北信越優勝を果たしインターハイ出場を濃厚なものにした。
1年生で唯一の北信越大会本選に初出場の松村竜誠(駒ヶ根工)が
スプリント予選200mタイムトライアルに出場
初めての富山競輪場の走路に戸惑いながらも12秒82で9位
惜しくも準決勝には進出出来なかったものの
1年生での初出場は大きな経験となった。
スプリント予選で県勢最上位の3位で準決勝へ進出した
横林海斗(松本工業3年)
団体追い抜きのあとの出場となった11秒54の好タイム
横林はこのあと、ケイリン・スプリント本選と
この日は多くの競走をこなした。
4㎞速度競走では第1組で酒井優太郎(松本工業3年)が
ホーム4本・バック5本を獲得して先頭責任を完了。
2位で決勝進出を果たした。
1㎞タイムトライアルで1分09秒17の好タイムで3位の
岡庭能亜(飯田風越2年)
直前にバイクを乗り換える不安があったが
終始力強い走りで3位となり
インターハイ出場へ大きく前進した。
直前の岡庭の力走を見てから1㎞タイムトライアルに臨む
山田愛太(白馬高校2年)
今や長野県高校自転車のエーススプリンターとして
1分07秒97のタイムで準優勝。
大会二日目午前最後のレースで強さを見せた。
お昼休みを挟んで午後いちばんに行われたケイリン予選
第1組で山田愛太(白馬高校2年)は残り半周から一人旅
他を寄せ付けない走りで明日の決勝へ駒を進めた。
2位は酒井(松本工3年)、第2組では横林(松本工3年)が
決勝戦へ進出した。
3㎞個人追抜きでは3年生の湯澤瑚楠(駒ヶ根工業)が出場
4分01秒59で6位に入った。
3㎞個人追抜き準優勝は、既に長野県ロード予選優勝で
インターハイロード長野県代表権を持つ黒沢響冴(飯田OIDE長姫)
記録は3分46秒45
3㎞個人追抜き優勝は上里翔瑛(松本工業3年)で
記録は3分35秒79という好タイムでの優勝。
上里は昨年のスクラッチに続き
今年は個人追抜きで北信越チャンピオンとなった。
スプリント準決勝では、横林(松本工業3年)が出場も
既に、団体追い抜き・ハロン・ケイリンと出場しており
もう脚が残っておらず相手選手のスピード・パワーに
ついて行けずに敗退。3位決定戦にインターハイ出場をかける。
いよいよ中長距離が始まり、スクラッチに出場する長野県勢がスタートを待つ。
〔画像左から:山口・片田・田切〕
レース中盤から山口(松本工業3年)が集団から抜け出し
大逃げが決まる。山口は終盤にかけて一人で勇敢に逃げ
残り半周まで独走しあわやという所で後続につかまるも
今日の長野県勢の中で最も勇敢で印象に残る走りを見せ7位となった。
山口(松本工業3年)を捕まえた選手がそのまま逃げ切り優勝
2位争いは大混戦となり田切(飯田風越2年)が粘りの走りで準優勝。
田切にとってはインターハイ出場を手繰り寄せたレースとなった。
この日最後のレースとなったケイリン敗者復活戦だったが
松村(駒ヶ根工1年)・岡庭(飯田風越2年)共に
経験不足が露呈したかたちとなった。
しかし、来年を見据えて二人にとっては収穫の多いレースとなった。
明日は順位決定戦にまわる。
大会日程
日時 | タスク | 備考 |
6月17日㈯ | ⑫チームスプリント決勝 ⑬2㎞個人追抜き決勝 ⑭4㎞速度競走決勝 ⑮ケイリン決勝・順位決定戦 ⑯ポイントレース決勝 ⑰スプリント順位決定戦/決勝 |
09:00レース開始 富山競輪場 |
大会三日目のみどころ
明日17日㈯がトラック競技最終日となり、全ての競技が「決勝戦」「順位決定戦」となる。注目は朝イチで開催される「チームスプリント」で、今日の団体追い抜き優勝で俄然勢いにのる松本工業がチームスプリント表彰台を狙う。また、速度競走では酒井優太郎(松本工3年)が出場。ケイリン決勝では長野県高校自転車界のエーススプリンターである山田愛太(白馬高2年)がインターハイ出場をかけて登場する。また、今日は大車輪の活躍だった横林海斗(松本工業3年)が3位決定戦に出場予定。各選手の表彰台・インターハイをかけた走りに注目したい。
また、ポイントレースには、昨年のこの種目でインターハイ初出場を果たした黒澤響冴(飯田OIDE長姫3年)が出場する。再三の通り昨年のインターハイ本戦では1回戦を完走させて貰えず敗退しているだけに、この種目へかける想いも強いはず。黒澤の走りにも注目したい。
明日は、お昼過ぎまでには全てのトラック競技が終了。終了後はロードレース会場がある高岡市へ移動して午後は試走時間となる。当サイトとしては出来るだけ早く結果をお伝えしたいと思います。
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という訳で、ちょっと今日は
富山まで自分のお客さんが
来ていたので夕食を共に食べたり
少し更新が遅くなってしまいました。
それで、お知らせですが
マスターズ国体のエントリーが始まります。
ちょっと皆さんに伝えなければならない
事項が沢山あるのですが…
明日は午後が移動日なので
時間を見ながらお伝えします。
今日は長野県勢充実の一日でした。
いよいよ泣いても笑っても
明日・明後日で今年のインターハイ予選が
終わります。
県サイクリストの皆様には
明日も長野県高校選手たちに
どうかあたたかい御声援のほど
宜しくお願い申し上げます!
関連LINK
令和5年インターハイ公式HP(高体連)