もくじ
〔結果〕「第54回北信越高校体育大会自転車競技」大会最終日の長野県勢の結果。
さて既にお知らせしておりますが、6月19日㈰に
本年度のインターハイ最終予選となった
第54回北信越高校体育大会自転車競技の最終日
ロードレースが石川県七尾市能登島で開催されました。
諸般の事情で大会が終了して約2週間近く経たあとの
レポートとなりますが、改めて
大会最終日ロードレースの長野県勢の活躍を
お伝えしたいと思います。
大会最終日ロードレース【男子】
前日、石川県内灘町で行われた
トラック競技終了後、選手・スタッフは北へおよそ80㎞移動し
和倉温泉でも有名な七尾市の能登島へ入りました。
選手たちは移動の直後、夕方から慌ただしく試走を行い…
レースは翌日早朝の6時30分より
「道の駅のとじま」を基点にした
およそ1周10㎞のコースで開催。
男子は52.5㎞、女子は21㎞で行われました。
長野県の出場者は以下の通り…
男子個人ロードレース決勝 長野県出場選手
No. | 氏名 | 学校名 | 学年 |
13 | 酒井優太郎 | 松本工業 | 2 |
42 | 片田 啓太 | 松本工業 | 2 |
43 | 上里 翔瑛 | 松本工業 | 2 |
47 | 山田 愛太 | 白馬高校 | 1 |
48 | 塩澤 武留 | 飯田風越 | 3 |
50 | 田切 智裕 | 飯田風越 | 1 |
51 | 湯澤 瑚楠 | 駒ケ根工 | 1 |
52 | 黒澤 響冴 | 飯田OIDE長姫 | 2 |
早朝のまだ暗い時間から「検車」を受ける
湯澤(駒ケ根工)と山田(白馬高)
朝焼けの中、北信越5県の各地域代表25名がスタート位置へ向かう
今大会はアップダウンのある島を約半周するコースレイアウト
定刻6時30分に「道の駅のとじま」をスタートする。
今大会は石川県のカツリーズサイクル&デザイン社さまより
サングラスの景品提供を頂いた。
能登島のマツキヨで飲み物を買っていたらたまたまカツリーズの
成田オーナーと鉢合わせしてックリした…
賞品しますよ~!とのことで当サイトでも取り上げます。
昨年大会同様に福井・科学技術高校の篠島選手が逃げる展開となる。
篠島選手は福井王者として既にインターハイ出場権を持っているので
長野県勢としては、ここは逃がしても良い展開。
1周目で早くも40秒以上の差がついてメイン集団がコントロールラインを通過する。
この状況では、新潟・福井坂井・松本工などがしっかりチームとして残っている。
1周目のスタート直後にメカトラブルに見舞われた塩澤(飯田風越)は
3年生最後の夏の大会で不運にも1周目でタイムアウトとなった。
前日のトラック競技ケイリンで1年生ながら決勝戦に進出した
山田愛太(白馬高)も2周目で集団から遅れてタイムアウトとなったが
この四日間、1年生ながらも大会を盛り上げる活躍を見せた。
レース中盤でメイン集団を牽引する田切智裕(飯田風越高)
1年生ながらもこの夏の国体長野県予選では優勝を果たすなど
高校1年の夏に強い印象を残すこととなった。
レースは昨年に続き篠島選手(福井・科学技術)が二連覇を達成。
3位争いが非常に熾烈な戦いとなり、10名によるスプリントの末
新潟・吉田高校が松本工高に蓋をするかたちで封じ込めて
3位・4位を獲得、敗れたマツコウは5位~7位となった。
また、この集団では1年生の田切(飯田風越)も1秒差の9位となった。
苦しみながらも湯澤瑚楠(駒ケ根工)が最後にゴールして
13位で完走を果たした。
最終順位〔男子〕
優勝 篠島 瑠樹(福井科技)
2位 加藤 快介(明鏡高/新潟)
3位 石田 陽紀(吉田高/新潟)
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5位 酒井優太郎(松本工高)
6位 片田 啓太(松本工高)
7位 上里 翔瑛(松本工高)
9位 田切 智裕(飯田風越)
13位 湯澤 瑚楠(駒ケ根工)
途中棄権 船澤 亮太(飯田OIDE長姫)
途中棄権 黒澤 響冴(飯田OIDE長姫)
途中棄権 塩澤 武留(飯田風越)
大会最終日ロードレース【女子】
今大会は、男子終了直後に女子のレースが行われた。
女子は男子と同じコースを2周、全21㎞で行われた。
北信越3県より、各県の代表9名で争われ
長野県からは、平山なつみ(松本工3年)が出場した。
女子ロードレース決勝は北信越3件9名で争われた。
レースは男子と同じコースを2周回(約21㎞)となった。
3年生が高校生活最後の大会のスタートとなった平山なつみ(松本工高)。
優勝した山口二葉(坂井高校/福井)
最後の大会を終えた平山なつみ(松本工高)
再三のとおり、昨年の秋には一度自転車から降りてJCF3級審判ライセンスを取得。
今年は春先から長野県最年少審判員として活躍をしていた。
しかし、最後の夏大会を前に現役に復帰し長野大会・北信越大会に出場
長野県唯一の女子高校自転車選手として最後の大会に出場する姿は
きっとどこかでこれを読んでくれている次代の自転車少女がいてくれて
何時かまた北信越を走る信州女子選手がそう遠くない日に誕生すると確信しています
平山選手には最後の大会に復帰してくれたことを本当に有難く思っています。
最終順位〔女子〕
優勝 山口 二葉(坂井高/福井)
2位 北岡マリア(内灘高/石川)
3位 加藤明日香(福井科技)
——————————————————
途中棄権 平山なつみ(松本工高)
表彰式
男女のレース終了後、「道の駅のとじま」を離れ
能登島コミュニティセンターで
閉会式・表彰式が行われました。
表彰式に臨む各校
北信越大会54回の歴史の中で長野県代表として
初めて総合優勝を果たした松本工業高が
優勝旗を手にする。
初優勝を果たした松本工業高校
優勝旗を手にコミュニティセンターを出て帰路についた。
大会全日程の記事
〔北信越大会〕
〔長野県大会〕
今後の高校自転車日程
2022年高体連主要大会スケジュール
日程 | 大会名 | 開催地 |
8月4日㈭~6日㈯ | 2022インターハイトラック競技 | 高松競輪場(高松市) |
8月7日㈰ | 2022インターハイロードレース | 綾川町特設ロードレースコース(綾川町) |
というわけで、令和四年の
インターハイ最終予選となる
北信越大会、石川遠征の模様でした。
とりあえず、史上初の長野県勢
初総合優勝ということで…
マツコウOBの方から
過去にもっと強かった時期がある!
いくら何でも過去に優勝してるだろ!!
とクレームを頂きまして…(笑)
※自分もそう思いました。
さて、それにしても
今大会ですが、本当に過去の北信越で
一番色々と大変な大会でした。
とにかくマツコウの優勝については
小林前審判委員長が監督をやられていた頃から
本当に多くのOBの方々が
長きにわたり部を支えた成果だと思います。
また改めて、このチームを率いた
椿監督・竹岡専門委員長・春原先生の
尽力の賜物だと思います!
※これは本当に先生方の指導のたまものです!
最後になりますが…
今大会を運営して下さった
北信越高体連の先生方
石川・富山車連の皆さん
飯田審判長、内灘・松任高校の
生徒補助員のみなさん、
能登島・内灘の地域の方々
立哨をして下さった
白山自転車協会のみなさんに
心より御礼を申し上げます。
※大会最終日のレポートが遅くなってしまい申し訳ありません。
インターハイ出場校につきましては、後日あらためて
全国高体連自転車専門部より発表がございますので
暫くお待ちください。
関連LINK
令和4年インターハイ公式HP(高体連)