〔告知〕8月1日 松本市で開幕!実業団主催「第51回 東日本トラック」大会に関するご注意とお知らせ。

〔告知〕「第51回 東日本トラック」長野県選手紹介と大会に関するお知らせ。

 

 既にお知らせの通り、コロナ禍後、長野県内最初の

県外からの選手を受け入れて行う公式トラック競技大会となる

「第51回 東日本トラック」(JBCF:全日本実業団連盟主催)

予定通り2020年8月1日(土)・2日(日)の両日

松本市美鈴湖自転車競技場にて開催されます。

 

今回は、実業団連盟の決定により無観客試合となった他

大会の安全運営のため、選手・役員・審判団の皆さまへ

実業団連盟より「安全に関するガイドライン」が

アナウンスされています。

大切なお知らせとなっておりますので、ご来場頂く全ての

皆様で周知徹底を頂ければと思います。

 

 

 

 

選手・スタッフ・プレス・役員の皆様へ

 

 大会の際、松本市美鈴湖自転車競技場へご来場の皆様は、

以下の点について大会本部である実業団連盟(JBCF)より

コロナウイルス感染拡大防止の為のガイドライン通達が

出ておりますのでご一読頂き、

ご来場いただきますようお願い申し上げます。

尚、今大会は無観客で行われます。

 

感染拡大防止のため幾つか重要な点を抜粋しておりますので

合わせてご覧ください。

JBCF 新型コロナウイルスに関する⼤会開催ガイドライン(PDF:JBCF公式HPより)

 

 

 

 

全者共通】

下記に該当する場合は、何⼈も⼤会会場に⼊ることができない。選⼿は⼤会に参加することができない。

・平熱を超える発熱(概ね 37 度 5 分以上)
・咳、喉の痛みなど⾵邪の症状
・だるさ(倦怠感)、息苦しさ(呼吸困難)
・臭覚、味覚の異常
・⾝体が重く感じる、疲れやすい等
・新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある
・同居家族や⾝近な⼈に感染が疑われる⽅が居る
・過去 14 ⽇以内に政府から⼊国制限、⼊国後の観察期間を必要とされている国、地域への渡航⼜は該当者との濃厚接触がある

 

<レース>
・レース前の整列時は選⼿間で距離を取るようにし、密を避ける。
・レース中、選⼿間の⼤声での会話は禁⽌とする。
・唾や痰を吐くことは極⼒⾏わないよう周知する。
・DNF となった選⼿は定められた導線で速やかにコース外へ移動。
・補給所では、補給員は⼀定間隔を保って補給を⾏なうよう徹底する。消毒液を設置。
・表彰式では、プレゼンターによる賞状の授与は⾏わない。選⼿には登壇前に渡しておく。
・表彰台での写真撮影は、選⼿同⼠の距離を⼀定に保ったままで⾏なう。

 

<マスク着⽤について>
・⼤会会場においては、マスク着⽤を原則とする。
・⾼温や多湿といった状況下では、熱中症のリスクを避けるため、屋外で⼗分な距離(少な
くとも 2m以上)が確保できる場合は、定期的にマスクを外すなどして対策する。

 

<その他>
・ゴミは各⾃で持ち帰るよう、徹底する。
・会場のゴミ箱は使⽤しない。
・発症者⼜は疑いのある者の⼤会場内隔離スペースを準備する。

 

 

 

長野県内におけるコロナウイルスの状況

 

 コロナウイルスに関しては、ここ数日で

首都圏・関西圏などを中心に、ここまでの危機の中で

最多の感染者数を日々更新しています。

 

正直、数字に関しては

様々な解釈が出来ると思うので

それは見る方の判断にお任せします。

コロナが医学的に安全かどうか?その判断も

皆さんにお任せ致します。

その上で現在の長野県の状況を

知って頂ければと思います。

 

 

 

《長野県内の現状》 総人数92名(退院80人)7月27日現在

 長野県内では、5月3週目以降、感染者をほぼゼロに抑えて来ましたが

7月2週目より、第4週目(7月27日現在)までに

15名の陽性者が確認されています。

また、その15名の内の9名が関東圏・中京圏の往来によるものとされています。

エビデンス(長野県公式HP)

 

 

 

 

観光県長野県のジレンマ

 ご存知の通り、長野県は観光が大きな産業で、今回のコロナ危機で

大きな宿泊施設・日帰り温泉施設が倒産するなど影響は甚大です。

自分も現在、県内で開催予定のイベント運営に関わっている関係で

観光地の方々とも数多くお話しをするのですが、温泉街や観光地の

飲食店・お土産屋さん・施設、殆ど全ての方が

 

藁にもすがる思いで、何かしらのイベントが開催されるならば

状況さえ許されるのなら是非開催して欲しい! というのが本音です。 

 

その一方で、前筆の通り「ここ数日の首都圏での感染拡大」により、

関東圏に往来して感染した者に対して、非常に厳しい目が向けられており

昨日は、感染者の勤務先が投石により襲撃されるという事件も発生しました。

 

 

長野県独自の事情

 当サイトでは、コロナ危機発生当初から言い続けていることですが

長野県は、良く言えば「ご長寿日本一の県」です。逆に悪く言えば

「過疎の県」でもあります。大都市圏とは年齢の人口比率が違います

小さな山間の集落にコロナが飛び火すれば、高齢者の多い

限界集落と言われる地域等は、本当に全滅してしまう危険もあります。

また、自分も東京に10年近く住んでいたので良く解るのですが、

隣・近所を代表とする、コミュニティの結びつきが

東京では考えられないほど強いため、仮にコロナに感染すれば 

そのコミュニティにはいられなくなってうこともまた事実です。

 

 

大会を行うリスク

 ここまでのコロナ危機を見てきて、世界中で何をするにしても

もはや「ゼロクリス」はあり得ません。しかし、こうした長野県ならではの

事情を加味した上で、実業団もガイドラインを作り、各開催地に提出して

大会を運営しています。ご参加頂く全ての皆様には、くれぐれもこうした

事情の上で製作された「ガイドラインを」厳守して頂けますよう

心よりお願いを申し上げます。

 

現状、通常生活の中でコロナウイルスに感染してしまうことは

もはや致し方ないことだと思います。しかしながら、

回避できるリスクに対しては万全に対策をして行かないと、

自転車界だけでなく、スポーツ界や地域社会全体の問題に発展する

ことも考えられます。

 

※万が一、今回の東日本トラックでクラスターが発生すれば、
 ことの仔細によらず、現在の国内で開催されている
 スポーツに与えるインパクトは非常に大きく、
 来年以降、長野県内で実業団レースは出来なくなる可能性も非常に高いし
 当面の間、長野県内で自転車レース・イベントが一切出来なくなることも
 現実的に考えられ、それも覚悟の上での開催と思います。

 

重ね重ねになりますが、これは長野だけに限らず

大会・遠征の際には、お一人お一人の感染防止に対する

万全の対策をお願い申し上げます。

 

 

 

 

さて、実はこの記事を書いたのは

先週の土曜日。その後、

27日に再度手を入れて

なお公開しませんでした。

 

それは…

 

昨日の段階では、自分が県から

実業団の一員として役員派遣される

可能性があったからです。

 

もし、週末に実業団の一員として

自分が仕事を行うのであれば、

実業団から見て、ショカツの一番下っ端の

自分が言うべきことでは無い。

 

一番下っ端がこれを言うのは

スタンドプレーに当たる。そもそも

実業団の然るべき人間が礼を尽くして

参加者や、受け入れ地の皆さんに対して

言うべきことで、自分の仕事では無い。

 

しかし、今大会のメンバー表に自分の

名前は載ってなかったため

これは、長野県で唯一の自転車メディアとして

アナウンスしなければならないこともあると

思い記事にしました。 

 

昨日も感染者が増えついに長野県では

100名を越えました。

もはや「正解が無い!」そんな言葉は言うに及ばず。

 

やるのであればリスクと覚悟を背負ってやる!

実業団は、高体連でも学連でも無い

いわば営利団体であり、一般には「興行」と

みなされます。そして、それに参加する以上は

参加者にもまた責任が伴う。

その上で、一人一人がどう振舞うのか?

それが問われる大会となります。 

 

今日は厳しいことを書きましたが

今大会の成功は、今後の長野県自転車界にとっても

前進か?停滞か?大きな意味を持ってきます。

心より成功を祈っています。

 

 

関連LINK

大会公式インフォメーション

全日本実業団自転車競技連盟

長野県自転車競技連盟

イナーメ信濃山形