〔告知〕長野県発行「小学校低学年向けじてんしゃルールブック」
長野県が小学校低学年向け「自転車ルールブック」を発行。
子供向け交通安全の啓蒙をしています。特に小さなお子さんの
保護者の方はご一読下さい。
冊子のダウンロードはこちらから(PDF:長野県)
自転車ルールブック 発行:長野県
自転車ルールブック
自転車の正しい安全な乗り方
◇自転車に乗る前に ‐君の自転車は、安全かな?‐
・お家の人といっしょに自転車の点検をしてみよう。
ヘルメットはかならずかぶろう。
◇自転車に乗ってみよう ‐三つの左をおぼえよう!‐
・正しい発進の方法
・正しいとまり方とおり方
・三つの左(左から乗る・ブレーキは左から・左側におりる)
◇自転車には正しく乗ろう ‐自転車は車のなかま。道路では車や人に注意しよう‐
・道路の左がわをとうろう
・暗くなる前に、お家に帰ろう。暗くなったらライトをつけよう。
・雪道やこおった道路では、乗らないよ。
・パトカーや消防車、きゅうきゅう車がきたら道路のはじによって止まろう。
・交差点では、車や人に注意しよう。
・ふみきりでは、自転車をおして歩こう
・信号を守ろう。
◇こんな運転あぶないよ!! ‐自転車は車のなかま。きまりを守って安全に乗ろう‐
①とび出しは危険
②信号無視は危険
③スピードの出しすぎは危険
④片手運転
⑤ならんで走らない
⑥二人乗り
⑦かさをさしての運転
◇道路の標識、わかるかな? ‐この標識があるところでは、どうしたらいいのかな‐
①一時停止
②進入禁止
③踏切あり
④自転車および歩行者専用
⑤横断歩道・自転車横断帯
⑥自転車横断帯
◇道路には、きけんがいっぱい ‐どんなことに注意したらいいだろう‐
◇いけない乗り方、わかるかな? ‐先生やおうちの人と考えてみよう‐
冊子のダウンロードはこちらから(PDF:長野県)
保護者の皆様へ
恐らく、このサイトを読んでいらっしゃる保護者の方のお子さんは
大会やレースに出ている競技者のお子さんが多いことと思います。
既に自転車の操作技術に関しては、同世代の子供達と比べても
一枚も二枚も高い技術を持っていて、小学校の低学年であっても
一般の大人達より高いスキルを持っている子もいるかと思います。
しかしながら、最近痛感するのは…
レースで速く走る技術と
一般道を安全に走る技術は
全くの別物だと思っています。
もっと踏み込んで言えば、レース会場を走ることより
一般道を走ることのほうが、はるかに高い「公共性」や
「道徳心」と、他者に対する「おもいやり」等
様々な資質を求められ、ある意味で難しいことだと思います。
昨今、スポーツバイクに乗る人間のマナーが強く問われていますが
この数年、自転車の世界に身を置いて感じるのは…
その一因に、競技や市民大会等の「競争」を行っているが故に
道の上での他者に対する配慮が欠けている。そんな
選手・競技者を多く見受けます。
そして、その結果が巡り巡って自転車に乗らない方々から
我々サイクリストに向けられる風当りの強さを生んでいる
ように思えてなりません。
小学生・中学生のお子さんの保護者の皆様には、改めまして
自転車の操作・競争技術だけでなく、次代の自転車界のリーダーを
育成する意味でも、交通安全の為の「事故に遭わない技術」と
道路の上での「公共性」や「他者をおもいやる心」も加えて
ご指導いただければと思います。
※このルールブックには「左から乗り・左に降りる」と書いてありますが、
両足でボールを蹴れないサッカー選手がいないように、自転車の選手の基礎スキルとして
両側から乗れるし、両側で降りれる。より繊細なタッチを求めて、ブレーキも左前にしている
お子さんもいるでしょう…。しかし、一般道においての安全基礎スキルでは
「なぜ左側から降りて?左から乗るのか??」そうした意味も大人や指導者は子供達に考えさせたい…
昨年の第7回美鈴湖自転車学校で行われた「自転車選手の親御さんの為の講座」
子供の成長と発育や、UCIコーチ行動規範、仏・英連盟の指導要領や、アスリートパスウェイ
そして、自転車から何を学ぶのか?たいせつなことは何か?講演会を行った。
先ず、競技をやっている子供達や
親御さんの中には、交通安全について
軽視している方が、自転車の現場を
見ていても結構いらっしゃるように思えます。
しかし、一般の路上には競技と違うルールがあり
子供であっても、年齢を問わず
車を含めた大人社会と共存しなければなりません。
子供達はレースを走ることより
一般道を走ることのほうが、遥かに高い
「死」と言うリスクを背負うことを
保護者の皆さんには改めて考えて欲しいと思います。
その上で、レースで強いから!競技をやっているから!
と理由だけで交通安全の技術を軽視出来るのか?
ここに問いたいと思います。
そして、当サイトとしても
今後改めて、子供達の自転車安全運転の
啓蒙にも力を入れて行きたいと思います。
関連LINK
|