〔結果〕「第27回アジアMTB選手権」男子エリートで北林・女子U23で小林がアジアチャンピオン戴冠。
2022年のマウンテンバイク競技アジアチャンピオンを決める
第27回アジアマウンテンバイク選手権
兼第13回アジアJr.マウンテンバイク選手権が
10月19日㈬から23日㈰まで韓国の順川市で開催された。
長野県からは、男子エリート3名、男子U-23が1名
女子U-23が1名の合計5名の選手が日本代表に選出され
男子エリートで白馬高出身の北林力が、女子U-23で
信州大学の小林あか里が共に優勝し
2022年のアジアチャンピオンを戴冠した。
各選手の結果は以下の通り。
〔出場メンバー〕
長野県選手の結果
男子エリート
1位 北林 力(長野/白馬高出 Athlete Farm SPECIALIZED)1:29:30
2位 KIM, Mino (韓国)
3位 FANANI, Zaenal(インドネシア)
10位 竹内 遼(長野/飯山高出 FUKAYA RACING)
DNF 宮津 旭(長野 PAXPROJECT)
男子 U-23
1位 CHUN,Seonghun (韓国) 1:08:48
2位 SERGIYENKO,Denis (カザフスタン)
3位 HEO,Seung Soo (韓国)
9位 鈴木 来人(長野/伊那北高出 FUKAYA RACING) 1:17:50
女子 U-23
1位 小林 あか里(長野 信州大学 弱虫ペダルサイクリングチーム) 1:09:10
2位 DEWI, Sayu Bella Sukma (インドネシア)
3位 KWAN, Tsz Kwan(香港)
クロスカントリーリレー
1位 カザフスタン 1:27:30
2位 日本 (北林・高橋・村上・宮津・小林)1:29:37
3位 マレーシア 1:33:40
4位 タイ 1:38:35
全レース公式リザルト〔PDF/大会公式〕
JCF大会レポート
アジア選手権が終了しました…
いま、この大会までの日本MTBの
アプローチと結果を
ポジティブに書くか?ネガティブに書くか?
どっちに書いたほうが
未来に繋がるか?迷ってます…
今回のアジア戦の全てのレースを
見ることは出来ませんでしたが
ポジティブなところ…
個人的に注目していたジュニアの高橋選手。
この世代を代表する選手ですが
2位に約2分の差をつけての優勝。
単純に結果だけをみれば、ここは先ず一つ
未来への希望が見れたかな?と思います。
ネガティブなところ…
やはり、アジアNo.1を決めるアジア選手権なのに
レース(競走)として成立していないカテゴリーがある。
※つまり出場者1名。完走したらアジアチャンピオン。
自分が海外に住んでいた時も思ったが
世界的に見て自転車競技の中で
MTBという競技の立ち位置がなかなかに厳しい。
結局はMTB業界の中で「この問題」は常に
この先も付きまとうトッププライオリティーであること。
ざっとここに、当サイトのポイントを書いたけど
業界としては今回の大会、一挙手一投足まで
しっかりと精査して、今後、海外勢と戦っていく中で
何が足りなくて、そのために何が必要なのか?
日本でMTBという競技を、一般の人に知ってもらい
応援してもらうためには何が必要か?
そこをしっかり考えて欲しいと思います。
最後に…
長野県の選手たち、レポートを見てると
トラブルに泣かされた選手も多く
なかなかタフな大会だったと思いますが
北林選手が男子エリートで結果を出したことは
県自転車界にとっても今年のハイライトと
なったと思います。また女子U-23の小林選手も
本当に数少ない日本の女子MTB選手の中で
気を吐いたと思います。
初日のチームリレーは自分も見ていたのですが
LIVEで実況していた人も嘆いた「不運」をしっかり
取り返す優勝だったと思います。
引き続き長野県のMTB選手たちにも
あたたかいご声援のほど宜しくお願い致します。
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