〔レポート〕頑張れ信州!「第89回全日本選手権トラック・パラサイクル」大会二日目の模様。

「第89回全日本選手権トラック・パラサイクル」大会二日目の模様

 

 昨日から始まったトラック競技・パラサイクルの

年度日本チャンピョンを決める戦い

第89回全日本選手権トラック競技&パラサイクル競技

昨日に続き大会2日目が、ヤマダグリーンドーム前橋にて

行われました。

 

注目の信州勢は、競輪養成所を成績優秀で

歴史上初の早期卒業を果たした菊池岳仁(JPCA/岡谷南出)が

日本代表Bチームの期待の若手として、スプリント予選に登場。

現在の日本自転車界のトップ選手に挑戦しました。

詳しいレポートは以下の通りです。

 

 

 

 

菊池岳仁選手の結果

 

男子スプリント予選 2oomタイムトライアル

1位 深谷 知広(Dream Seeker Racing Team )9秒672
2位 河端 朋之(JPC)    9秒756
3位 脇本 雄太(TEAM BRIDGESTONE Cycling)  9秒778
4位 新田 祐大 (Dream Seeker Racing Team )       9秒880
5位 中野 慎詞(Dream Seeker Racing Team )9秒937
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14位 菊池 岳仁(JPCA/岡谷南高出) 10秒215 ※準々決勝進出

公式リザルト(PDF/大会公式コミュニケ17を参照)

 

大会二日目の最初の種目スプリント予選200mTTに菊池岳仁(JPCA/岡谷南出)が登場
ウォーミングアップゾーンで身体をゆっくりと温める。

 

スタート前にコーチの指示を聞きながら集中を高める

 

コーチに背中を押されて走路に入る。

 

9番出走の菊池選手は10秒2とここまでの1番時計を叩き出し
日本のトッププロが揃う中、堂々の予選14位で準々決勝へ進出!
同時に準決勝は「脇本選手」との対戦が決まった。

 

男子スプリント予選 2oom準々決勝

脇本雄太 〇 - × 菊池岳仁

今年20歳の新星菊池選手は、現日本代表トップチームの脇本選手に挑戦となった。

 

1対1… 僅か2周の戦い!先手をとったのは青いヘルメット
挑戦者の菊池選手が1周目を先頭でコントロールラインを通過する。

 

先手をとり逃げる菊池選手が第1コーナーを駆け抜ける。

 

最後、僅差(僅か数センチ)で脇本選手に逆転され準決勝敗退も大健闘の初日となった。

 

〔戦評〕

 高校生時代の菊池選手、今年の1月に初めて競輪を見に行った時の菊池選手、夏に美鈴湖で練習する菊池選手。と、ここまで長く菊池選手を見て来たが、日本のトップ・プロ選手が集まる今大会の中でも負けない位の存在感を見せ始めた。

その要因として、明らかに身体がビルドアップされ始め見るたびに体つきが良くなって来ていることに加え、1月の競輪デビューから約10か月。プロ選手としての雰囲気・存在感が確実に増していることを強く感じた。

予選10秒2を出した時には、個人的にトラックサイドでガッツポーズをしてしまったが、今の日本代表スプリント陣は、世界でもトップクラスのレベルに確実に近づいている。特に激しい五輪予選・選考レースを潜り抜けて来たトップ選手の力は飛びぬけていて、9秒台が当たり前のハイレベルな時代。そんな中で、20歳の菊池選手がこの段階で予選を通過したことを率直に評価したい。

迎えた準決勝、日本代表チームの脇本選手との対戦は、挑戦者らしく真向勝負をしかけて先行。最終コーナーの立ち上がりまでしっかりと脇本選手を抑えた。流石に脇本選手との自力の差はあったものの、堂々たる戦いぶりを見せてくれた菊池選手の今後に引き続き期待をしたい。

明日の大会三日目は「ケイリン」に登場!予選第1組で今度は深谷選手に挑戦する。明日も菊池選手の挑戦に注目が集まる。

 

※菊池選手に対して、準々決勝のファイナルスプリントで
 自身のラインを保持しないという内容で「警告」がつきました。
 自分もそれを受けて、撮影した連続写真を見て検証したのですが
 これは、競輪選手特有の走りの癖かな?と思いました。

 今回の審判委員長は藤森UCIコミッセールです。
 藤森コミがこの反則をとると云うことは、UCI国際審判員は
 すべからく今回の走りに対して警告を与えると思います。
 恐らく本人が一番わかっていると思うのですが
 これからフランス五輪を目指す上で一つ良い課題を得たのか?と思いました。

 

 

大会三日目の長野県出場予定選手

 

 

 

大会三日日目 11月7日(土)

10:00 男子ケイリン予選  ※菊池岳仁出場予定
     男子オムニアム予選 ※小出樹選手出場予定

14:00 パラサイクリングタイムトライアル ※石井雅史出場予定

 

 

 小出樹選手(京産大/松本工出) 前日コメント

  昨日から前橋に入っています。正直、全日本トラックのレベルの高さに驚いています。スクラッチを見ましたがトップレベルのレベルの違いに驚いています。とにかく、いま何ができるか解らないですが、頑張ります!

 

 ※何時だったか、小出選手と今日と同じような会話をしたことがあります。イチファンに戻ったかのようにレースを走っている選手達を見て「スゲー!」「スゲー!」を連発していた…。もう数年前の事でおそらく高校生の頃だったと思いますが、そんな姿を見て「この子は、本当に自転車が好きなんだなぁ」と思いました。そんな生粋の自転車小僧である小出選手が、ロードレースの日本代表となり、今や長野県中長距離のエースです!今日はちょっとしたチョンボもありましたが(関係者の方はコミュニケを見て下さい)、明日のオムニアム!持ち前の積極性で日本のトラック競技のトップ選手に挑戦してもらいたいと思います。

 

 

 

 

大会三日目Live配信情報

 

 

(参照元:Youtube/にじいろ競輪TV / RakutenKdreams【公式】

 

 

さて、大会二日目が終了

改めて今の日本代表スプリント陣の

レベルの高さを感じるレースでした!

走っていてその迫力が

そのままタイムに直結する…

本当に凄いものを見ました!

さて、明日はいよいよ

長野県出場選手3名が登場します!

菊池選手はケイリン

小出選手はオムニアム(四種混合種目)

パラでは石井選手が登場!

明日も良いレースを期待します!!

是非長野県勢に温かいご声援をお願いします!!

 

 

関連LINK

大会公式インフォメーションHP

ヤマダグリーンドーム前橋

日本自転車競技連盟

群馬県自転車競技連盟

長野県自転車競技連盟



 

 

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