〔レポート〕「第32回全日本マウンテンバイク選手権大会 大会初日」信州勢の結果と報告。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

〔レポート〕「第32回全日本マウンテンバイク選手権大会」大会初日の報告

 

 2019年のマウンテンバイクの日本王者を決める大会「第32回全日本マウンテンバイク選手権大会」が本日7月19日に秋田県たざわ湖スキー場で開幕。初日はダウンヒルのタイムセッションと、日本の歴史上初となるE-MTBマウンテンバイク・クロスカントリー(公開種目)の決勝が行われ、この種目の初代日本王者が決定した。初日の大会のレポート並びに長野県勢の結果は以下の通り…

 

 

 

大会初日の様子

 

上田市から572.8km、夜通し12時間かけて朝の6時に会場の秋田県田沢湖スキー場に到着する

 

9時からダウンヒルの試走が開始、地元の方による選手のピストン輸送に並ぶ選手達。

 

先週の美鈴湖のデジャブか?再び霧が立ち始める田沢湖スキー場

 

お昼過ぎには激しい雨と霧に包まれる。

 

袖に元全日本王者の証の日の丸を付ける井手川直樹(KONA RACING TEAM)が試走に登場。

 

選手達は洗車用の高圧洗浄機で身体の泥を落とす。

 

いよいよダウンヒル競技のタイムセッション(予選タイムアタック)開始も
スタートとなる
山頂はほぼ視界ゼロの状況で選手の招集が開始する。

 

濃い霧と叩きつけるような強い雨の中、選手が次々にスタートして行く。

 

本来は眼下に美しい田沢湖の風景が見えるそうだが、
この日は視界ゼロの状況で選手が次々と霧の中へ消えてゆく。

 

スターティング・グリッドに丸山弘起(HM2 Racing / hubge Japan:長野県登録)が姿を現す。

 

上原元樹(BIKERANCH/takebow-tune Bikeworks:長野県)が豪雨の中でスタートする。

 

ダウンヒルのスタート地点から下山すると今度は今大会が歴史上初となる
E-マウンテンバイクのクロスカントリー(公開競技)が始まる。
出走は男子6名・女子2名の計8名で争われた。

 

県勢で唯一のこの種目出場となる山田将輝(MIYATA-MERIDA BIKING TEAM:長野県登録)がスタートを待つ。

 

スタートで先頭に立つ竹ノ内悠と追う山田がバックストレートで激しくチェイスする。

 

山田のバイクはシマノのパワーユニット(電動アシストコンボ)が積まれている。

 

激しい雨と深い霧で厳しいコンディションとなる。

 

E-Bike元年・初代の日本王者はシクロクロスでもお馴染み竹ノ内悠(TOYO FRAME)

 

激しいレースを演じた上位3名の選手(左から:2位斎藤選手・優勝の竹之内選手・3位の山田選手)

 

パンクを抱えながらもE-MTBの初代女王となった広瀬由紀(Cyclone)と
準優勝の山崎理恵(バイシクルラブ)が表彰台に立つ。

 

表彰台に立つ男子初代の日本チャンピョン竹ノ内悠(TOYO FRAME)

 

日本初のE-バイクの公式レースに出場した全選手。
この8名が日本の自転車界の新たな扉を開き、新たな歴史を作った。
この1枚の写真が歴史となる。

 

 

 

長野県選手の初日の結果

 

 

男子エリートダウンヒル・タイムドセッション

1位 清水 一輝 (DELIGHTED JAPAN)
2位 秋元 拓海 (KONA RACING TEAM)
3位 井出川直樹 (KONA RACING TEAM)
4位 丸山 弘起 (HM2 Racing / hubge Japan:長野県登録)
13位 小山 航  (Peak/TIOGA:長野県)
33位 上原 元樹 (BIKERANCH/takebow-tune Bikeworks:長野県

 

初日のタイムセッション4位の丸山弘起(HM2 Racing / hubge Japan:長野県登録)

 

 

 

《上原元樹選手コメント》

 霧で非常に視界が悪く、2~3回転倒してしまいましたが
 とても面白いコースで、とても楽しかったです。
 また頑張ります!

天候が一番悪い時間帯に出走となった上原選手

 

 

男子E-マウンテンバイク・クロスカントリー

1位 竹ノ内 悠 (TOYO FRAME)
2位 斎藤 朋寛 (RIDELIFET GIANT)
3位 山田 将輝(MIYATA-MERIDA BIKING TEAM:長野県登録) 

 

叩きつける雨の中で力走を見せた⼭⽥将輝(MIYATA-MERIDA BIKING TEAM:長野県登録)が3位表彰台。

 

 

 

大会二日目の予定

 

 

7月20日(土) 大会二日目

09:00−14:00 ライセンス・コントロール 、ナンバー配布(大会本マウンテンバイク選手権大会部)
08:30−   マウンテンバイク ダウンヒル搬送
09:30−16:00  CXオフィシャルトレーニング(14:00 以降エリミネーターコース部分迂回)エリミネーターコース部分迂回)
08:45−09:10 ダウンヒル・オフィシャルトレーニング(アドバンス、チャレンジ)
09:10−09:50  ダウンヒル・オフィシャルトレーニング(全クラス)
09:50−10:20  ダウンヒル・オフィシャルトレーニング(エリート、ユース、マスターズ)
11:00−    マウンテンバイク ダウンヒル・予選
       ユース、マスターズ、エリート
       ダウンヒル・ファイナル
       女子チャレンジ・ファイナル
       男子チャレンジ・ファイナル
       男子アドバンス・ファイナル
       男子マスターズ・ファイナル(Top10 from Qualification)
       男子ユース・ファイナル     (Top5 from Qualification)
       女子エリート・ファイナル (Top10 from Qualification)
       男子エリート・ファイナル (Top30 from Qualification)
       ダウンヒル・表彰式(競技終了後)
14:00−14:30  クロスカントリー・エリミネーター オフィシャルトレーニング
14:50−15:10  クロスカントリー・エリミネーター クオリフィケイション
15:30−16:30  クスカントリー・エリミネーター ファイナル
       エリミネーター表彰式(競技終了後)
17:00−17:45 マネージャーズ・ミーティング

 

 

 

 

初日は史上初のE-MTBレースが開催

日本王者が決定しました。

きっと今日のこのレースが日本の

自転車界の新たなる1ページに

なったことと思います。

ダウンヒル勢も三選手が悪天候の中で

力走を見せてくれました。

明日は大会二日目!

ダウンヒルとエリミネーターで

決勝戦が行われます。

県サイクリストの皆様には

信州の選手達に温かいご声援を

お願い致します。

 

 

 

関連LINK

MTB全日本選手権公式HP

MTBリーグ

田沢湖スキー場(会場)

長野県自転車競技連盟