「2023フライデーナイトVELOクラブ#1」開催レポート。
インターハイ終了の翌日
朝から長野県高校チームを函館駅で見送り
自分もその夜に信州へ帰って来ました。
こうして、中学生の「ジュニアオリンピック」
高校生の「インターハイ」が終わり
長野県中高生選手にとっては
また新しい一年が、金曜日から始まりました。
今年は八月からの開催となった
小中学生・高校生・壮年・パラ対象の
夏休み限定ナイター練習会
「フライデーナイトVELOクラブ」
今年最初のフライデーナイトVELOクラブ
8月11日開催のレポートをお届けします。
フライデーナイトVELOクラブ
ここの所、「Jrオリンピック」「インターハイ」などがあり
特に小学生の練習が出来なかった育成の「長野県美鈴湖VELOクラブ」
また仕事で北海道転勤となった平林武流コーチが久しぶりに合流した。
昨年に続き夏休み限定企画として行われる「フライデーナイトVELOクラブ」
久しぶりに北海道から帰省した平林武流コーチを先頭に
到着した選手で周回練習を行う。
当サイトよりインターハイのお土産として大会クッキーと
「弱虫ペダル」さんより
2023年のインターハイ会場配布うちわを
VELOクラブへのお土産に頂きました…
周回練習後、小峰ヘッドコーチから今日の練習内容について説明がされる。
今回もVELOクラブはほぼフルメンバーが参加したほか
昨日インターハイから帰って来た松村竜(駒ヶ根工1年)が参加した。
今回は久しぶりの合同練習のため「500m」と「200m」の
自身のタイムを予想して、実際に走ったタイムとの誤差を争う
ゲーム形式で行われ、優勝者には小峰ヘッドコーチと
県車連の金子ドクターから賞品が授与される…
中学生チームは自身のタイムを「あーでもない、こーでも無い」と言いながら
黒板に記載して行き、先ずは200mフライングタイムトライアルが行われる。
200mフライングタイムトライアル第1走者は
前日までインターハイに出場していた松村竜誠(駒ヶ根工1年)
事前にインターハイ組には休むように言ったが
それを圧して、インターハイの疲れが残るなかで練習にやって来た。
1年生で初出場となったインターハイで感じるモノが非常に強かった。
松村の話しを聞いていると大会が終わり彼の心境の中で
非常に大きな変化があったことが伺える。
今年のJrオリンピックに出場出来なかった松宗士織(丸ノ内中1年)も
清水京・清水琥の出場した二人を間近に見て
練習にも非常に気合が入っていた。
高校生の加藤北斗(岡谷東高1年)も、同じ1年生の松村竜が
こうして練習に来ていたことで、来年のインターハイ出場を見据えて
松村と共に非常に気合の入った練習を行っていた。
今年のジュニアオリンピックU-15に初出場した
清水琥太朗(上田第五中2年)もまた
来年のジュニアオリンピック出場を目指す。
200mフライングタイムトライアルの計測が終わり
長野県の村上審判員よりタイム計測の説明を受ける。
各自が予想タイムと実際タイムの差を計算する。
今回の「200m」「500m」タイムトライアル予想ゲーム
優勝は最年少・小学5年の花島聡太
高校生・中学生を破っての優勝で
小峰ヘッドコーチからPIST6オリジナルグッズを与えられた。
この日の美鈴湖自転車競技場は暑く
夜間もミスト扇風機が大活躍。
おやつは、インターハイのクッキーと
先日の大会で金子ドクターが提供してくれた「じゃがりこ」。
後半は2名で変則チームスプリントを行う。
これも、高校生・中学生・小学生のゲーム形式で行う。
高校生の松村竜(駒ヶ根工)と加藤(岡谷東)の1年生コンビ
小中学生には負けられない!
中学生トリオの走りは最早「団体追抜き」のソレになりつつある
おそらく長野県中学生チームで秋の大会は団体追抜きに出場出来る
というのが講師陣の共通した感想。
最後に小学生チームがスタート
上條と花島の小学5年生組
二人で作戦を話し合い
風除け役を花島が担い、上條で勝負という作戦らしい…
小学生の力走に中高生や保護者の皆さんも盛り上がる。
走行後に小峰ヘッドコーチから様々なアドバイスをもらう
小学5年生コンビ。
ここのところ、ジュニアオリンピック・インターハイと続いて
通常の育成としての「美鈴湖VELOクラブ」が
なかなか開催出来なかったなかで、久しぶりとなった合同練習。
小学生から中高生まで笑顔の絶えない
非常に盛り上がった今年の第1回フライデーナイトVELOクラブとなった。
今週のVELOクラブ・レポート
この夏、ジュニアオリンピックに出場した者
インターハイに出場した者、そして、それらの大会出場出来なかった者
それぞれが既に来年に向けた新たなる1年のスタートを切る練習会となった。
そのなかで、チームとして少しずつお互いが刺激しあって
共に成長を始めている。
7月中旬に中学生の「ジュニアオリンピック」
8月上旬に高校生の「インターハイ」があって
この一か月、なかなか通常の育成としての
美鈴湖VELOクラブが出来なかった。
そうした中での「フライデーナイトVELOクラブ」
ということもあり
非常に楽しい雰囲気のなかにも
充実した練習が出来た。
「ジュニアオリンピック」
「インターハイ」に出場した選手たちは
それなりの課題と手ごたえを持ち帰ってくれ
その影響は、出場出来なかった選手にも
微妙に影響を与え始めている。
特に、松村竜(駒ヶ根工1年)は
インターハイから帰って僅か1日で
疲れも見せず参加してくれた。
そこにあったのは…
1年生でインターハイに出場するということも去ることながら
インターハイへ初出場して悔しい想いをして
そこで非常に大きな心境の変化を感じた。
その姿は、今回の練習でも
小中学生にも非常に大きな影響を与えた。
野球に例えれば、昨日「甲子園」から帰ってきた
憧れの高校選手が目の前にいる。
これは中学生にとっては、非常に大きな刺激となる。
そういった意味でも、今回の松村の存在は非常に大きかった。
その他では、小学3年の花島くんが
ピストに乗りたいということで
初めてピストに乗った。
まだまだ自転車競技を始めてみたいという子が
沢山いるなかでそうした声に出来るだけ応えて行きたい。
次回は来週18日㈮に開催します。
小学3年生の花島くんが初めてピストバイクに乗り競技場を走る。
今年の四日市で行われる「全国ジュニアロード」にも出場予定。
〔2023フライデーナイトVELOクラブ〕
講師紹介
小峰 烈(日本競輪選手会) 98期の現役競輪選手。高校時代は長野県の名門である松本工業高校自転車競技部で活躍。平成20年には全日本実業団選手権ケイリンで優勝。2018年は全日本選手権マスターズ部門チームスプリントで長野県に日本チャンピオンジャージをもたらした。美鈴湖自転車学校では2019年より講師を務め、さらなる自転車競技の「普及」と「若手の育成」に携わる。2022年は、5月は長野市立大岡小学校での自転車学校開催のオーガナイズ。7月・8月には中高生を対象とした「フライデーナイトVELOクラブ」を立ち上げた。また、選手としても8月の「全日本マスターズ選手権」の1㎞タイムトライアルで大会新記録で優勝、全日本チャンピオンを戴冠した。3月開催の京王閣競輪で落車負傷し以降欠場を余儀なくされていたが、先月の東日本実業団で競技に復帰。今年の夏もフラーデーナイトVELOクラブのヘッドコーチを務める。 ※日本スポーツ協会公認コーチ
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平林 武流(イナーメ信濃山形) 高校時代は松本工業高でインターハイ・国体それぞれ長野県代表として活躍。大学では学連では無く実業団登録選手として活躍した。昨夏から美鈴湖VELOクラブに講師として参加、小中学生の指導を行った。この春から公務員として就職し北海道へ転勤。今回は帰省を利用して北海道から久しぶりにVELOクラブの講師として指導を行ってくれた。 ※2017年長野県高校代表
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金原 諒(長野県自転車競技連盟) 高校時代は「飯田風越高校」で活躍、2015年には長野県高校強化指定選手にも選ばれる。2018年にはJCF公認審判員3級試験に合格、翌年からは長野県唯一の現役大学生審判員として県内各大会の運営に従事した他、自転車学校や各練習会の講師としても大車輪の活躍をみせた。2020年からは最年少で「長野県自転車競技連盟強化委員」に大抜擢を受け、現役の中学生・高校生選手の良き兄貴ぶん「カナハラ先輩」として後輩からの信頼も厚い。TOKYO 2020パラリンピックではロードレースの大会競技役員としても活躍した。現在は美鈴湖自転車競技場の電子計時オペレーターとしても活躍。既に長野県自転車界では中堅として活躍を始めている。本年も普及・育成に携わる。 ※長野県自転車競技連盟強化委員
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というわけで、今夏
最初のナイターVELOクラブでした。
久しぶりの練習ということで
とても盛り上がったと思います。
そのなかで…
各自が、各大会へ出て
そこから持ち帰ったモノが
微妙にこの「育成チーム」の
雰囲気を変えています。
お互いがお互いを意識し合い
全体が変わって行く。
特に自転車の子供達には
チームで何かを行うという部分が非常に大切で
個人競技故にココがなかなか育たない。
子供達を指導する際に
指導者としても
「子供達を待たなければならない」時間というのが
確かにあるのですが…
それでも、ここへ来て少しずつ子供達が
成長して行くのを確かな手ごたえとして
感じています。
まだまだ課題はありますが
今後も長野県の小中学生チーム
高校生チームを温かく見守って頂ければと思います。
引き続き、県サイクリストの皆様の
御理解・御声援のほど宜しくお願い申し上げます。