「2023長野県美鈴湖自転車学校5月」初めてピスト&JCF基礎スキル講座。
先月の美鈴湖自転車学校4月の部が
雨天中止となったため、本年度初開催となる
長野県美鈴湖自転車学校5月の部が
5月13日㈯ 松本市美鈴湖自転車競技場で開催されました。
この日は、「JCFスポーツ自転車基礎スキル講習会」
ならびに「初めてのピスト講習会」を行いました。
当日は、県強化合宿も併催されたほか
松本工業高校の1年生も初めてのピスト練習を
行った影響もあり、自転車学校の定員をピストロード併せて
20名限定で開催を致しました。
特にピスト班では、白馬マウンテンバイククラブ(HMBC)と
初のコラボレーションを行い、HMBCの選手を迎えて
初めてのピスト講習会を行いました。
詳しくは下記のとおり。
初めてのピスト講座
講義内容 ・競技場説明
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〔初めてのピスト講習会〕
今回は前筆のとおり、白馬マウンテンバイククラブ(HMBC)の
小学生から高校生までの選手の皆さんと、ピスト初参加の高校生と練習を行いました。
HMBCの中には、MTB女子U-17全日本チャンピオンの原つばさ選手を始め
既に各大会で活躍している選手の皆さんへの体験会となりました。
今回は3月の京王閣競輪で落車負傷した小峰烈選手(選手会長野支部長)が復帰
さらに、昨年は社会人1年目だったため講師から離れていた
前信州大学主将の兼平優希も講師として復帰しました。
講習では、MTB選手特有の技術の高さをみせ
すんなりとバンク上部を自在に走行。
午後はタイム計測を行いました。
4月の京王閣競輪で落車負傷した小峰烈コーチが
久しぶりに元気な姿で自転車学校に復帰した。
先ずは平坦部分を乗りながら、シートの高さ調整や
ポジション調整を行う 原みらい選手(HMBC)
昨年のMTBダウンヒルU-17全日本チャンピオンの
原つばさ選手(HMBC)
先ず自転車のセッティングがてら軽くピスト自転車に乗り
そのなかでMTBとの違いについて話が盛り上がる。
今回HMBCから最年少小学5年生での参加となった
吉川心晴選手
最後に見たのが小学2年生の時だったので
大きくなっていてビックリした。
今回はMTB選手ということもあり
午前中の早い段階でトラックへ上がる。
兼平コーチが、ステイヤーズライン(青線)から徐々に
子供達をバンク上部に上げて行こうと思い
後ろを見たら、既にバンクの上部をスイスイ走っていて驚いた
とのコメントどおり、かつてない上達速度で
改めてMTBで培った技術の高さと適応力を見せた。
男子チームはもう各自が自分のラインを走りながら
自在にバンクを走っている姿が印象的だった。
女子チームも最初は「怖い~」と言っていたが
そう言いつつもアッという間にバンクに適応
暫くしたら「もう怖さは無い…」と口々に言っていた。
男子中学生チームは、兼平コーチと
午前中の段階で、バンク上部から
軽くながらも「かけおろし」を行う。
この日、ペダリングの練習のためピストに来ていた
MTB U-23日本代表の鈴木来人(無所属)も
子供達にアドバイスをおくりながら
サポートを行った。
今回は午前中でほぼ1日分の講習内容を消化したため
午後は参加者からのリクエストもあり
男子は1㎞・女子は500mのタイムトライアルを行った。
5名とも初めてのタイムトライアルながらも
午前中に初めてピスト自転車に乗ったとは
思えない力走を見せた。
今回ですが、個人的にも
MTBのJr.ユース選手がピストで
どんな走りをみせるのか?
興味があったのですが、
もう普段、白馬岩岳を走り込んでいる
子供達の吸収力・適応力たるや
凄まじいもので、過去に
山田愛太(白馬高)・小林洋平(信大付属長野中)と
MTBの選手達が初めてピストに乗った日を
思い出してみても、今回の選手たちは
各段の上達ぶりを見せたと思います。
改めて幼少時代にオフロードで
慣れ親しんでいる子供達の才能を
見せつけられたような気がしました。
願わくば今後も、MTBの練習の中に
ピストでの練習も取り入れてもらえればと思います。
その一方で、今後もこうしたMTBなど他種目との
交流も見据え、シームレスに対応出来るよう
早急にシステムの構築もしなければならないと
改めて感じました。
JCFスポーツバイク基礎講座
〔JCFスポーツバイク基礎講座〕
今回は先々週に行われた高体連新人研修に不参加だった
高校生を始め、来週に迫った高校自転車長野県大会を控えて
上田千曲高校の選手などが講習に参加しました。
今回は通常の基礎練習のほか、
急制動のブレーキ練習や、集団での危機回避練習なども行いました。
また今回、ランチタイムに参加者で
美鈴湖サイクリングコースをのんびりサイクリングなども行った。
通常のスラローム練習を行う。
先日の長野県高体連新入生研修会に不参加だった
加藤北斗(岡谷東高)が2.25mターンを行う。
今回は急性動の練習ほか、集団走行における基礎として
肩組走行なども行った。
ランチには美鈴湖サイクリングコースでのんびりサイクリング
午後はハイペースでの集団先頭交代などを行った。
講師紹介
兼平優希(信州大学) 2019年は、信州大学主将と国体長野県代表として活躍、同年から美鈴湖自転車学校の講師として主にピストを始めたばかりの中高生の指導を行う。2021年には大学を卒業し長野県内の企業に就職。その関係で2022年は一時、美鈴湖自転車学校の講師から離れた。本年は「松本サイクルトラックレース」で美鈴湖VELO監督をつとめ、今回の自転車学校で本格的に講師復帰を果たした。今後もJr.ユースの育成に携わる。 ※2019年長野県代表
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金原 諒(長野県自転車競技連盟) 飯田風越高校で活躍、2015年には長野県高校強化指定選手にも選ばれる。2018年にはJCF公認審判員3級試験に合格、翌年からは長野県唯一の現役大学生審判員として県内各大会の運営に従事した他、自転車学校や各練習会の講師としても大車輪の活躍をみせた。2020年からは最年少で「長野県自転車競技連盟強化委員」に大抜擢を受け、現役の中学生・高校生選手の良き兄貴ぶん「カナハラ先輩」として後輩からの信頼も厚い。TOKYO 2020パラリンピックではロードレースの大会競技役員としても活躍した。現在は美鈴湖自転車競技場の電子計時オペレーターとしても活躍。既に長野県自転車界では中堅として活躍を始めている。本年も普及・育成に携わる。 ※長野県自転車競技連盟強化委員
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小峰 烈(日本競輪選手会) 98期の現役競輪選手。高校時代は長野県の名門である松本工業高校自転車競技部で活躍。平成20年には全日本実業団選手権ケイリンで優勝。2018年は全日本選手権マスターズ部門チームスプリントで長野県に日本チャンピオンジャージをもたらした。美鈴湖自転車学校では2019年より講師を務め、さらなる自転車競技の「普及」と「若手の育成」に携わる。2022年は、5月は長野市立大岡小学校での自転車学校開催のオーガナイズ。7月・8月には中高生を対象とした「フライデーナイトVELOクラブ」を立ち上げた。また、選手としても8月の「全日本マスターズ選手権」の1㎞タイムトライアルで大会新記録で優勝、全日本チャンピオンを戴冠した。3月開催の京王閣競輪で落車負傷し以降欠場を余儀なくされていたが、講師として久しぶりの復帰となった。 ※日本スポーツ協会公認コーチ
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6月の予定
既にVELOクラブのレポートでも
予告を出しましたが、6月も県内で
多くの大会イベントが開催されます。
自転車学校につきましては
現段階で、6月第1週目の週末を予定しております。
詳細は後日改めてお伝えいたしますが
参加ご希望の方は
スケジュールの調整をお願い致します。
週 | 日時 | イベント |
第1週 | 6月3日㈯ | 長野県美鈴湖自転車学校《予定》 |
6月4日㈰ | 長野県美鈴湖VELOクラブ《予定》 | |
第2週 | 6月10日㈯ | 国体長野県予選ロードレース・全日本学生選手権ロード(木祖村) 白馬サイクルフェスタ |
6月11日㈰ | 全日本学生選手権ロード(木祖村)・つがいけ高原ヒルクライム(小谷村) 白馬サイクルフェスタ |
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第3週 | 6月17日㈯ | 北信越高校自転車(富山)・県強化合宿・DHS白馬岩岳 |
6月18日㈰ | 北信越高校自転車(富山)・DHS白馬岩岳 | |
第4週 | 6月24日㈯ | 八方黒菱ヒルクライム(白馬村) |
6月25日㈰ | 八方黒菱ヒルクライム(白馬村)・ツールド美ヶ原(松本市) |
来月ですが、美鈴湖自転車学校を第1週で予定しています。
VELOクラブにつきましては、第1週目は土日のどちらかで…
第2週以降は改めてご案内いたします。
という訳で、今年度の初開催となった
美鈴湖自転車学校ですが
白馬マウンテンバイククラブと
コラボレーションというカタチで
行いました。
とにかく、HMBCの子供達には
本当に驚かされたというのが
今回の感想です。
機会があれば、今後も
美鈴湖での自転車学校や
VELOクラブに参加してもらえればと思います。
そして、6月自転車学校ですが!
来月も開催出来る日程が限られます。
至急、諸方面と調整して
正式な日程をお知らせしますので
来月も多くの皆様に
奮ってご参加いただけますよう
お願い申し上げます。