〔ご挨拶〕サイト5周年だそうです。
こんばんは、今日は少し早い時間
25時にHPを更新したいと思います。
まだこれから朝までにやらなければならないことが
四つほどあるので、先にHPを書いてしまいます。
おかげさまで、当サイト早くも6シーズン目だそうです。
当初は1日40PVで「わぁ40人も見てくれてる~もう少しで50の大台だ!」と
感動したのですが、いまは1日1000PVを越えて、多い日は1万PVを軽く越えます。
この先、仮に1日1億人が見てくれても、この1日50人見てくれた感動のほうが大きい。
(雪の日の県内のLiveカメラが人気なのよ!これだけで1万超えるから)
小学生からマスターまで
200人位しか自転車選手がいないこの長野県で
競技人口の5倍近い人間が
毎日見てくれてるって凄いですよね。
野球なら、リトルリーガーだけでも
長野県全体で余裕で200人なんて超えるでしょ?
この前、大阪のサイクルモード行った時も
「長野ってあのサイトの情報発信力凄いですよね!」とか
「長野県自転車といえばやっぱり組織力!」
「凄く若い子たちを積極的に登用してますよね!」とか
言われて、俺も思わず!
いやぁ~俺、あのサイトの人
知り合いなんで担当者に伝えておきます!!
とあちこちで誇らしい想いをしました。
また、スポンサーを申し出てくれる
企業さんなんかもいるんです!
それも、自転車界以外の会社・組織から
本当に有難い話です。
ただ、当サイトへの御支援はお断りさせてもらっているんですよね。
やっぱり「サイクリング長野」って、既存の自転車メディアとは
全く違うんで、そこを期待されるとチト辛い。
自分は、家に1台も自転車が無いんですよね。
もう自転車にも乗らないし、何時も言ってるけど
自転車がそれほど好きでは無いんですよ。
自分にとって自転車はリハビリの道具であり
「辛い」とか「キツイ」とかしか無いんですよ。
それに、視聴率が取れるサイトでは無い!
自転車で視聴率が取れるサイトってのは
5万円のホイールと6万円のホイールどっちの
性能が上か?とかそんなサイト。
野球出身の自分が
野球に例えるならば
「1万円のバット」と「1万5千円のバット」どっちが飛ぶか?
「ミズノ」と「ゼット」と「SSK」どのバットが最高か??
知るかっ!
そんなのどれも一緒だわ。
見た目がちょっと違うのと、重さと打感が違うだけ。
どれが一番秀でてるかなんて
野球では殆ど話題にもならんわ。
それより、脚を磨け!技術を磨け!!
そっちが重要でしょうに…
道具は所詮道具だわ。
バットに当たらなければホームランは打てない。
誰よりも心身共にタフで技術がなければ
自転車で表彰台には上がれない。
50万のホイールを買うならば
50万円でパーソナルトレーナーを雇って
肉体改造したほうが、体力・知力・経験
色々なもんが向上するわ。
つか、俺が親で子供に100万円の自転車を購入するなら
1万円の自転車を買って、99万円を握りしめて
旅に出したほうが、20年後・30年後の人生が豊かになる。
100万円のスーパー自転車で
競技人口が全国で百人程度の大会で優勝しても
それをして、我が子に質の高い教育を与えたとは
少なくとも自分は思わない。
(自転車を知らない親の方どう思いますか?)
もうこんな感じの人間がやってるサイトだから
そもそもの考え方が違う。
自転車の素人だからホントそう思うんですよね。
いやマジで。
自転車の人達って、サッカーに例えると
足技を全く磨かないくせに
サッカーシューズだけ見て・変えて
それで「ネオ・タイガーショット」が打てると思っている
そして、その考え方が
大人から子供まで根付いている
実に不思議な世界。
UCIも、自転車は機材優劣では無いと言いながらも
自転車って、プロ選手ほど
ビヨンドマックス(コンポジットバット)を使う。
なぜ?プロが木製バットを使わない???
※野球でいえば、プロほどスーパーボールをカーボンバットで打って
それで、打球飛距離が300mとか喜んでいる…
さらにその状況を世界の誰一人も不思議と感じない。
「それが常識の世界」でウチのサイトって
正直、サイクリストからの支持は得られないし
何なら悪役で、視聴率も上がらない。
それでも、最近そういうちょっと変わったサイトに
1日1000人以上の人が訪れてくれる。
苦情が100通くれば、1~2通は本当に心温まるお便りもくる。
そして、寝る暇も無いくらいに仕事が来る(しかも有難いことに全部タダ働き)
本当に有難いなと思うんです。
これも何時も言ってるのですが
ウチのサイトに関しては、正直すべて自腹でやっていて
もうこの5年間でたぶん、日本人の1年分の平均年収くらいは
お金を使っていると思います。
そして、それ以上の労力を使っていると思います。
それ故に、こちとら自腹だ言いたいことを言わせてもらう!
でも、お金をもらってしまうと
そこに、忖度が出来る。
その自在性を無くしたくは無いんです。
このサイトが何時まで続くか?
個人的には明日でも辞めたい
もう辞めたくて、辞めたくてしょうがない。
そしたら、毎晩23時には寝れると思います。
毎年、旅行や自分の人生を豊かにするための時間が出来る。
よくこれを仕事にしちゃえばいいじゃん!
って言われるんですが、まぁ俺一人食えるくらいの
やり方は無きにしもあらずなんです。
ただ、みんな好きなことを仕事にしたいですよね。
俺も初老ですが、この先の人生のどこかで
多分、老後に向けてこそ「好きな仕事」というのを
見つけて、やってみたいと思ってます。
でも残念ながら、自分にとって自転車の仕事というのは
「好きな仕事」では無い訳です。
では… 何でこれをやっているのか?
今日だって、嫌なことばっかりで
一つもいい気分がしなった!
やらなきゃいけないことも沢山ある。
もう最近は、夜になるたびに
地球に隕石堕ちないかな?人類滅亡しないかな?と
もはや病んでいる気もするのですが…
ただ昨日、激励のメールを頂いて思ったのは
このサイトの裏には本当に多くの人がいることを
最近は物凄く感じるんですよね。
曲りなりにこの5年やってみて、達観した部分があって
もう業界全体の戦力や、業界の雰囲気、自分の人生で残された時間
そういうのを分析すればするほど。多くは望まないし
おそらく自分には色々と無理、正直あきらめた部分が多い。
でもそこで、敢えて原点に戻って
長野県の自転車界のために本当に報われないことを
一所懸命やっている人達のために、もう少しだけ
明日1日頑張ろう、それを力尽きるまで重ねて行こうと思うばかりです。
※あと2017年の悔しい想いと共にね。
という訳で、5周年たった
今の想いを、思うがままに書き残しておきます。
これは、誰かに向けてでは無くて
何年後かに、自分が自転車を離れた時の
自分へのメッセージでもでもあります。
最後に、こんなサイトではありますが
5年間で何千万人って人が見てくれたんですよね。
本当に有難い限りです。
同時に、そうした人たちの期待に
応えられなかったことが
何よりも強く心に残っています。
とにかく、もう誰かの期待には
応えられないけど、それでも
長野県自転車界のために(←もう正直、長野県のために…なんて言いたくない)
日陰で一生懸命頑張っている誰かのために
その一念でもう少しだけ頑張りたいと思います。
〔サイクリング長野4周年ご挨拶〕
いま五年目のぼやきを書いた後に、↑の4年目のご挨拶を読んだが
結局、自分がこの1年殆どなにも変わってないことに絶望する。
正直いって、自分がなぜこれをやっているのか?本当に不思議。
自分の「趣味」「好きだから」という理由ではここまでやれない。
多分、そこに「誰か」がいるからだと思う。
自分の衰えもありやれることは年々減って行くからこそ
せめて手の届く範囲のことはもう少しだけ…
サイクリング長野