「第91回全日本自転車競技選手権大会トラックレース」パラ1㎞TTで小池岳太が準優勝!
2022年の全日本チャンピオンを決める
第91回自転車競技選手権大会トラックレース
(エリート・ジュニア・パラサイクル併催)が
8月25日㈭に伊豆ベロドロームで開幕。
本日8月28日、大会三日目の
パラ・サイクルリング(C2‐C5クラス合同)で
下諏訪向陽高校出身の小池岳太選手〔positivo/日体大院〕が
1分12秒413のタイムで準優勝を果たした。
小池選手は3月に開催された北京パラリンピックの
アルペンスキーに五大会連続出場。
今シーズンはスキーの強化も兼ねて
3年ぶりのパラサイクリング復帰を果たし、
今回の全日本選手権が公式戦復帰レースとなった。
男子パラサイクルC-5クラスの1㎞タイムトライアルの日本新記録は
小池選手が2019年に記録した1分12秒196(伊豆ベロドローム)で
この種目の日本記録保持者でもある。
レース前にストレッチを行う小池岳太〔positivo/日体大院〕
ウエイティングエリアで集中力を高める。
自転車競技復帰以降、ずっと課題にしていたスタートだったが
この日は非常に鮮やかなスタートを決めた。
レース後に「イメージ通りだった」と語った1周目
綺麗なスタートからスムーズにスピードに乗り加速して行く。
「500mあたりから少し垂れてしまった」と語るも
復帰戦で過去に自身がマークした日本新記録に0.3秒まで肉薄する
1分12秒413という好タイムでパラサイクルの復帰戦を
全日本選手権準優勝という結果で終えた。
レース後、フラフラになるまで力を出し切っての力走だった。
フォトセッションに臨む小池岳太選手
〔画像左から:小池選手・川本選手・福富選手〕
小池選手レース後の談話 まず、日本一を決める全日本選手権に出場できたことを心より御礼申し上げます。神聖な大会なのでやはり緊張をしました。課題としていたスタートは凄く良かったと思います。1周目まではイメージ通りで非常に良い走りができたと思います。ただ、500mからが少しタレて(スピードが落ちて)しまいました。 今回は美鈴湖競技場(1周333.3m)に比べて、小さく斜度もあるベロドローム(1周250m)ということで、公式練習の時に松本工業の小松篤史選手とも話しをして、美鈴湖の練習で使用しているギアよりも軽くして臨みました。ベロドロームは走っていて(遠心力で)外に身体が持って行かれる…そんな力を感じました。自己新記録を目指したのですが更新できなかったことが残念です。 今後についてですが、9月中は自転車を続けて10月以降はまたスキーも始まります。スキーではワールドカップ、そして今シーズンは世界選手権もあるのでそちらも頑張りたいと思います。応援ありがとうございました。
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〔長野県出場選手〕
今年はサマーナイトVELOクラブにも
参加して下さった小池岳太選手が
全日本選手権三日目に登場。
久しぶりの自転車競技復帰で
自身の持つ日本新記録に肉薄する
力走を見せてくれました。
レース後、小池選手と少し話すことが
出来たのですが、悔しさはありながらも
非常にポジティブで涼やかな印象を受けました。
個人的にも、この夏「美鈴湖競技場」で
汗を流す小池選手をずっと見てきて
本来であれば、北京パラリンピックが終わり
ひと段落の年にも関わらず
再び自転車競技に挑戦して下さったこと、
若い子たちと毎週、共に走って下さったことを
心よりお礼を申し上げたいと思います。
長野県サイクリストの皆様には
素晴らしい挑戦を見せてくれた
小池選手をどうか温かく
迎えてもらえればと思います。
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