もくじ
〔レポート〕夏休み限定「サマーナイト美鈴湖VELOクラブ#3」練習会レポート。
先週はインターハイ遠征のため自分がおらず
レポートをお休みさせてもらいました。
先週は小峰さんに加えて競輪の堀江選手にも
講師として参加してもらいました。
自転車競技志望の小学生・中学生・高校生
マスターズ・パラサイクル選手を対象とした
夏休み限定のナイター育成練習会
「フライデーナイト・美鈴湖VELOクラブ」の
第3回を8月14日㈮に美鈴湖自転車競技場にて開催しました。
今回は高校生2名・中学生6名・小学生3名の11名にて
18時より、恒例の2時間という短時間で集中して
涼しい中で練習を行いました。
第3回サマーナイトVELOクラブの様子
第3回も以下のようにグループを4つに分けて行いました。
◇高校生競技者組
◇中学生競技者組
◇小学生・中学生競技準備組
◇トラック競技初心者組
各練習の様子は以下のとおりです。
高校生競技組/パラサイクル組
先週のインターハイから帰って来た
小松主将(松本工)と、週末のJr.五輪MTBに出場の
山田愛太(白馬高)が参加。バイクペーサー練習
1対1のスプリント練習など高強度の練習を行った。
またパラサイクルの小池岳太選手(日体大院)も
このクラスの練習に今回も参加。
強度の高い練習を行い全日本パラ選手権出場を目指す。
ゼロスタートからのバイクペーサーでの1㎞走
先週のインターハイ直後の小松と
この週末のMTBのJr.五輪に出場の山田が参加。
1㎞走(競技場3周回)が終わると立っていられずに倒れ込む
高校生二人は非常に強度の高いトレーニングを行った。
今回は小池岳太選手(日体大院)が練習にシリーズ参加をして下さり、
冬季パラリンピック五大会連続出場の小池選手の姿は
小中学生の良いお手本にもなっている。
【小池岳太選手】
中学生競技組
春先から各大会で活躍する
小林洋平(信大附属長野中)と、松村竜誠(ボンシャンス)の
2名が練習を行う。内容は高校生とほぼ同じ内容で
ペーサーによる1㎞走・200m走などを行った。
小林選手はギアを変更して若干重くしたが
本人曰くだいぶ感覚が変わったとのこと
内容は高校生とほぼ同じだが、U-17&U-15 は
ギアが高校生より軽いために別クラスとした。
二人とも来週、美鈴湖開催予定の実業団オープンレースに参加予定。
しかしながら、非常に強度の高い練習を行っていたのが印象的だった。
小学生・中学生競技準備組
長野県期待の中学1年コンビの「W清水」と
小学6年の松宗君の何時もの仲良し3名が参加。
相変わらず、3人であーでもないこーでもないと
楽しそうにやっていた。
個人的には、この3名は速さを競っているというよりも
「誰が一番自転車が好きなのか?」それを競っているようも
見えて何とも微笑ましい。彼等を見ていると
「競走」という小さな枠に当てはまらない
何かもっとずっと大きな可能性を秘めているように感じる。
今回から初めて、「バイクペーサー練習」のための
オートバイの後ろについて行く練習を行ったほか
1㎞のタイム計測ならびに
3名でのハンデキャップレースなどを行った。
いよいよVELOクラブも4回目となり
小中学生準備組はバイクペーサーによる
「本格的なトレーニング」が開始される。
ペーサー練習の前に小峰選手・宮﨑監督から説明を聞く
W清水・松宗君の3名
初めてペーサー練習を行う清水京一郎(旭町中1年)
本人曰く「凄い楽しかった!」とのこと。
このクラス最年少の小学6年生の松宗士織も
物怖じせずにバイクペーサーの練習を行う。
トラック競技初心者組
長野県のスポーツ人材発掘プロジェクト
キラキラっ子の村上君(中学2年)と、シクロに参戦している
花島君(小学4年生)の二人が参加、最初はインフィールドを
後半では実際に角度のある競技所のトラック部分を走る練習を行った。
この日は講師として、前半の「インフィールド」を
元長野県高校代表の平林武流(イナーメ信濃山形)が担当。
後半の「トラック」を同じく元長野県代表の榊山来実(松本大)が担当。
このクラス最年少4年生の花島君は普段はシクロクロスを行っているので
すんなりとトラックに上がることが出来た。
この日の講師は平林武流(イナーメ信濃山形)と榊山来実(松本大)が務めた。
ナイターのカクテル光線のなか、バンクの上部へと徐々に上がって行く。
この日のうちにスプリンターレーン上部まで上がれるようになった。
先頭を牽引する榊山来実
後記
今回ですが、自分もインターハイから復帰となりました。
中学生とは1週間会わなかったのですが、夏休みということで
各自「部活動」などで逞しく真っ黒に日焼けしている姿が印象的でした。
今回から「小中学生-競技準備組」は、バイクペーサー練習を行い
いよいよ強度の高いトレーニングへと入りました。
その他にも、新たに2名がトラックを走れるようになりました。
それにしても、小学生・中学生の成長というのは凄いですね。
もう見ていて面白いくらいに物事を吸収して行く。
たった1週間、練習を見なかっただけでも
もう堂々とバイクペーサー練習を行い。
それがさも当たり前のように走っている。
先月よりも1㎞のタイムも各自5秒程度早くなっている…
本当に彼等の成長は、長野県自転車界の希望だと
強く思わされます。
今後「中学生競技者組」の小林・松村の二名は
来週の実業団東日本トラックに参加。
山田・花島などのマウンテンバイク組は
この週末のJrオリンピックに出場
パラの小池岳太選手も、全日本パラ選手権への
出場が予定されています。
各自この夏の目標は違いますが
今回の練習を通じて、各大会へ調子を上げて
行ってもらえればと思います。
※四日市全国ジュニアロードに関しては
大会募集要項が発表されるまで暫くお待ちください。
練習終了後に選手達が競技場の脇で涼む
一部いまだに倒れている選手がいるが
今週も短時間ながら非常に充実した練習が行えた。
来週のお知らせ
来週も定刻通りに練習を行います。
また、当初は開催予定としていた8月26日㈮に
関しましては正式に開催を致しますのでご参加ください。
※保護者の方から9月以降の継続開催についても
リクエストを頂いていますが、来月のスケジュールや
講師の確保も含めて調整致しますので暫くお待ちください。
【過去の開催】
という訳で、先週は
インターハイ遠征のため
自分が参加出来ずに
申し訳ありませんでした。
久しぶりに子供達に会って
思ったことは、中学校の
古文?歴史に出て来る
士別三日、即更刮目相待
(しわかれてみっかなれば、 すなわちさらにかつもくしてあいたいすべし)
まさにこれですね。
インターハイへ行ったあと
甲子園にずっといて
改めて、自転車業界と野球業界の
根本的な「意識差」たるや
如何ともし難く
正直、自転車という世界に
全く希望を見出せず鬱々としていたのですが…
そんな憂鬱を吹き飛ばしてくれる
自転車少年たちの姿でした。
今回サマーナイトVELOクラブは
全6回というシリーズ開催をしていますが
1カ月に1回という単発開催では無く
シリーズで指導を行うことの重要性を
改めて痛感させられています。
いよいよこの練習会も
ラスト2回となります。
今後については、また改めて
考えて行きたいと思いますが…
県サイクリストの皆さまには
引き続き、長野県の小中学生選手に
御理解と御支援を賜りますよう
お願い申し上げます。