もくじ
〔結果〕JOCジュニアオリンピック2022 長野県勢の結果
先ずは、忙しすぎて本年のJr.五輪長野県勢の結果が
遅くなってしまったことをお詫び致します。
2022年度のJOCジュニアオリンピック自転車競技大会が
7月17日㈰・18日㈪の両日、松本市の美鈴湖自転車競技場で開催されました。
本年は長野県から、男子U-15に小林洋平(信大附長野中2年)と
男子U-17に山田愛太(白馬高1年)が出場しました。
既に《速報》でお知らせした通り、両名とも全国の強豪を相手に健闘し
小林が1㎞タイムトライアルで3位、山田がケイリンで準優勝を果たしました。
その他の競技についても結果は下記の通りです。
長野県出場選手
男子U-17 ケイリン〔予選・決勝〕
U17男子 ケイリン1回戦 第2組 2022/7/17
順位 | 名前 | チーム | 所属県 | 参考タイム | 決勝進出 |
1位 | 和氣丈一朗 | 松山工業高校 | 愛 媛 | 13.088 | ✓ |
2位 | 山田 愛太 | 白馬高校 | 長 野 | ✓ | |
3位 | 荒澤 太登 | つくば工科高校 | 茨 城 | ✓ | |
4位 | 山田 治輝 | 鴨沂高校 | 京 都 | ||
DNS | 尾澤 瑶成 | 北桑田高校 | 京 都 |
公式リザルト(コミュニケNo8)〔PDF/JCF公式HP〕
3年連続3回目の出場となる山田愛太(白馬高1年)は
先月開催されたインターハイ最終予選の北信越大会でも
1年生ながら唯一決勝戦に残るなどスプリンターとして
実力を開花させ始めている。
3着までが決勝進出ということもあり余力を持って2着で決勝へ進出する。
U17男子 ケイリン決勝戦 2022/7/18
順位 | 名前 | チーム | 所属県 | 参考タイム | ― |
優勝 | 和氣丈一朗 | 松山工業高校 | 愛 媛 | 12.568 | |
2位 | 山田 愛太 | 白馬高校 | 長 野 | ||
3位 | 浮田 莉玖 | 福井県立科学技術高校 | 福 井 | ||
4位 | 髙橋秀羽士 | つくば工科高校 | 茨 城 | ||
5位 | 升谷 太一 | 松山学院高校 | 愛 媛 | ||
6位 | 荒澤 太登 | つくば工科高校 | 茨 城 |
公式リザルト(コミュニケNo22)〔PDF/JCF公式HP〕
〔ケイリン決勝の結果〕
3年目の挑戦で初めてジュニアオリンピックの表彰台に立った
山田愛太(白馬高校)
【画像:左】
男子U-17 スプリント〔予選〕
U17男子 スプリント予選 200mフライングTT 2022/7/18
順位 | 名前 | チーム | 所属県 | 参考タイム | 準々決勝進出 |
1位 | 山下翔太郎 | 山下翔太郎 | 石 川 | 11.039 | ✓ |
2位 | 榊枝 天旺 | 学法石川高校 | 福 島 | 11.085 | ✓ |
3位 | 福田 悠航 | 学法石川高校 | 福 島 | 11.279 | ✓ |
10位 | 山田 愛太 | 白馬高校 | 長 野 | 11.628 | 予選敗退 |
公式リザルト(コミュニケNo24)〔PDF/JCF公式HP〕
初日のケイリンでの疲れか?準決勝進出まで0.1秒足りず
予選敗退となった山田愛太
このレースの翌日からは高体連「東海・北信越ブロック記録会」へ出場する。
男子U-15 3㎞個人追抜き決勝
U15男子 3km個人パーシュート-決勝 2022/7/17
順位 | 名前 | チーム | 所属県 | タイム | 平均スピード(㎞/h) |
優勝 | 武西 憲進 | エキップuレーシンク | 愛 媛 | 3:55.446 | 45.87 |
2位 | 倉谷 侠俐 | 無所属 | 愛 知 | 3:57.181 | 45.53 |
3位 | 入田 翔 | 田崎中学校 | 鹿児島 | 3:57.183 | 45.53 |
5位 | 小林 洋平 | 信大附属長野中学校 | 長 野 | 4:03.969 | 44.27 |
公式リザルト(コミュニケNo14)〔PDF/JCF公式HP〕
1年前に出場標準記録に届かず無念の落選
Jr.オリンピックに出たい!という気持ちで1年頑張り続けた
小林洋平がついに目標のジュニアオリンピックの舞台に立った。
レース前に「一つお願いがあります!格好いい写真を撮って下さい」と
本人が言って来た。1年やってきた自信と不安が入り混じるその言葉、
自分にはそれが洋平選手なりのこのレースに
この大会にかける意気込み・決意表明のように聞こえた。
1㎞を得意とする小林選手にとって3㎞は決して得意では無いが
待ち続けた夢の舞台の3㎞(9周回)のタイムアタックが始まる。
この日コーチングボックスに入ったのは北澤竜太郎長野県代表チームキャプテン
洋平選手が自転車に乗って以来、小峰選手・小林英樹選手などと共に
影に日向に洋平選手にアドバイスをして来た。
今回洋平選手が被っているヘルメットは北澤選手のモノを借りている。
特別なことは何もいらない!とにかく美鈴湖自転車学校で習ったこと
何時も通りのことをすればいい…
その走りを体現する小林洋平選手
同じく洋平選手にアドバイスをしていた
長野県最年長トラック選手の小林英樹選手が
応援が許可されているギリギリの所から身を乗り出して
洋平選手に声をかける。
自身初のジュニアオリンピックで自己新記録を大きく更新する
4分3秒969という好記録、ゴール後に大きく声をあげる!
それは、この1年の様々な想いがこもった咆哮だった。
レース終了後に長野県最年長選手の小林英樹選手を探して
「小林さん僕がんばりました、ありがとうございました」と
言っている姿をみて、初めて美鈴湖へ来た日の事を知る自分としては
本当に泣けて泣けてしかたが無かった。
この1年様々なことを経験して乗り越えたゴール。
洋平選手の大きな成長を感じさせる一コマだった。
男子U-15 1㎞タイムトライアル決勝
U15男子 1km個人パーシュート-決勝 2022/7/18
順位 | 名前 | チーム | 所属県 | タイム | 平均スピード(㎞/h) |
優勝 | 入田 翔 | 田崎中学校 | 鹿児島 | 1:13.205 | 49.18 |
2位 | 武西 憲進 | エキップuレーシング | 愛 媛 | 1:14.960 | 48.03 |
3位 | 小林 洋平 | 信大附属長野中学校 | 長 野 | 1:15.265 | 47.83 |
公式リザルト(コミュニケNo28)〔PDF/JCF公式HP〕
〔1㎞タイムトライアル決勝の結果〕
初出場のジュニアオリンピックで3位表彰台となった。
ということで、2018年に
美鈴湖自転車学校が出来て
2020年から3年連続で
長野県からジュニア五輪へ
選手を派遣することが出来ました。
今回は小林洋平選手を主人公にしましたが
やはり、この3年という時間の中で
最も偉大だったのは山田愛太選手でした。
彼がMTBからトラックで活躍する姿を見て
洋平選手がそのあとを追って
今大会で目覚ましい活躍を見せてくれました。
先駆者の山田選手無くして、近年の
長野県ユース(U-17・U-15)の
目覚ましい飛躍は無かったと思います。
今の自転車学校でも「愛太さんのように…」と
口にする子は沢山います。
その山田選手は来年からユースでは無く
ジュニア(U-19)カテゴリーとなります。
実は昨年の大会ではレース中に
コース内のラバーパットを踏み
山田選手も昨年は悔しい思いをしました。
そうした中で、Jrオリンピック出場最後の年に
表彰台に上がれたことも
本当に良かったと思います。
山田愛太選手に関しては
今年のインターハイ出場こそ
僅かに届かなかったものの
先週の「東海・北信越ブロック記録会」での
成績が示す通り、既に高体連大会では
全国大会上位進出を目指すところへ来ています。
今年のジュニアオリンピックは
終わりましたが、2名の選手は既に
次の大会に照準を合わせており
両選手ともMTBの選手ということもあり
来月のジュニアオリンピックMTB大会にも
出場を予定しています。
長野県サイクリストの皆様には
良い時も、悪い時も…
引き続き、若き二人の選手に温かい
御声援のほど宜しくお願い申し上げます。
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