ジュニア五輪杯で小林洋平(信州大附属属長野中2年)が自己ベストで3位表彰台。
2022年度のJOCジュニアオリンピックカップ自転車競技大会は
本日7月18日(祝)が大会二日目・最終日。
前日のU-15男子3㎞個人追抜きで自己ベストを更新し5位入賞を果たした
小林洋平(信州大学附属長野中学2年)が得意の1㎞タイムトライアルに出場。
全国から選抜された9名の激しい戦いが繰り広げられるなか
ジュニアオリンピック初出場の小林洋平選手は
この大舞台で自己ベストの1分15秒502を更新する
「1分15秒265」の好タイムで3位表彰台に立った。
昨年は派遣標準記録に届かず落選。
それ以来1年間「Jr.オリンピックに出たい!」
「1㎞で頑張りたい!」と常に言い続けて迎えたこの舞台。
静かにウォーミングアップを行う小林選手。
いよいよ出走直前となり、ウエイティングテントで一人集中する。
大会初日の個人追抜きでは、スタートの精度を口にしていた小林選手
直近の練習でも特にスタートに時間を割いた課題のスタート。
ここでも驚くほど冷静にカウントダウンを待つ。
スタートは綺麗に決まり、競技場僅か3周(1㎞)のレースが始まる。
オープニングラップではスタートのスピードを綺麗に加速に繋げて行く。
コーナーリングもオーバーランなどをすることなく
非常にスムーズにスピードをロスすことなく
本人のイメージにも近い走りをしているように見えた。
当初どうしてもスタミナが落ちてしまい大きくラップを落としてしまった
最終周回だったが、あれから1年。
課題だった残り1周も、もはや課題では無く
1㎞1分15秒を全力でもがき切る体力をこの一年で身に着けてのゴール。
自己ベストを更新して渾身のガッツポーズ!
昨日に続けて連日の自己ベスト更新に
再び小林選手の咆哮が美鈴湖に響いた。
1年間ずっとこの大会を目指して来て掴んだ初出場の舞台で
自己ベストを更新、さらに3位表彰台に立った。
MTBの練習のために初めたピスト競技。初めてピストに乗った日に
競輪選手会長野支部長である小峰選手にいきなり
「言いたいことがあるならば自分の言葉で言え!」と怒られた。
それから2年近く陰に日向にずっと指導してくれた小峰さんに
表彰が終わると自分から報告に向かった。
遠くからその様子を見ていたが、小峰選手が本当に小林選手の活躍を
喜んでくれていることが伺えた。本当に記録にも記憶にも残る
恐らく今年の長野県自転車界の象徴となる1コマとなった。
奇しくもこの日、小峰選手が全日本マスターズで日本チャンピオンに
小林選手はジュニアオリンピックで…同じ日に表彰台に上がる日が来ることを
あの日、誰が予想出来ただろうか…
長くもあり、短くもあった小林選手のJr.五輪出場の挑戦はこれで終わり
明日からは選手として新しい目標に向かってのスタートが始まる。
《長野県出場選手》
《速報リザルト》
JOCカップ/マスターズ選手権コミュニケ28 pic.twitter.com/EB60XDuQ6N
— JCF_event (@JCF_event) July 18, 2022
《U-15男子1㎞タイムトライアル決勝》
(参照元:Youtube/bikintv)
※クリックすると小林選手のレースとなります。
バックスタンド側スタート/白いヘルメット
取り急ぎ、速報となります。
小林洋平選手
本当に良く頑張ったと思います!
それはこのレースに至る道のりも
含めてのことで
時に上手く行かず苛立ち・苦しみ
先輩選手から強く怒られることもありました。
それでも、不器用ながらに這い上がって来た。
その姿に多くのサイクリストの方が
手を差し伸べ、この日のレースでは
会場にいた長野県の選手達や
ネットの前で応援していた
自転車学校の仲間たちも
その背中を押したものと思います。
長野県のサイクリストの皆さん
どうか洋平選手を
今日は褒めてやってください!!
洋平選手本当に良く頑張りました!!!
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