もくじ
「2022ダウンヒルシリーズ」第二戦白馬岩岳を観戦してきました。
ここのところ忙しくてHPの更新が
疎かでホント申し訳ありません。
信州は今が自転車のトップシーズンで
ちょっと暫くはこのサイトもお知らせ優先で
大会のレポートを後回しにし続けてます。
さて、昨日2022年6月5日㈯ですが
今年からJCF公式戦となったMTBの
ダウンヒルシリーズ(DHS)
第二戦を観戦に白馬岩岳に
久々に行って来ました。
(一応取材申請出しました)
とりあえず、今回は半分観戦だったので
少しゆる~く、自分が何をみたのか?をレポートします。
DHS 第2戦白馬岩岳 大会二日目レポート
というわけで久々に来ました白馬岩岳スキー場
直近でいつ来たっけ?と思ったら…アレ以来…。
なんか、相変わらず人いねーなぁ…
と思ったら!
ゴンドラ待ちが 大渋滞 を起こして
乗り場の裏まで人が並んでる!!
これ、丘の上からみると結構凄くて
コロナ前のオージーで賑わっていた頃の
スキーシーズンだってこんなに行列が出来ていなかった。
(クリックすると大きくなります)
4月に東京で行われたサイクルモードの際に白馬村ブースがあって
そこに来ていた大島コーチが言われていたが
「白馬岩岳MTB」去年が過去最高の増収だったとか…
それも納得で、選手以外のライダーも多くて
今日、大会があることを知らなかった!という人も多かった。
しかしながら、これは本当に凄いこと。
MTBダウンヒルというジャンルに希望を見た気がした。
そんな訳で、大会本部に取材申請して
競技委員長?審判委員長?に挨拶。
人が多い訳で、大会初日の前日まで募集をしていて
最終的にエントリーが170名までに増えていた。
午前10時より公式練習開始!
10時からオフィシャルトレーニング(試走)開始。
先頭を走るのはKidsLo(小学校低学年の部)の
中村 光希選手(Bicycle Academy/東京都)
ジャンプ台ではエリート選手の#27渕野選手(輪心 WHEEL SOUL BIKE WORKS/兵庫県)と
#33坂本選手(パナレーサー)が豪快なジャンプを見せながら滑走して行く。
練習に続いて、この後の決勝戦でも豪快なジャンプで観客を魅了した
#37木地選手(アールズサイクル/京都府)
長野県勢では男子エリートの#14小山航(BEYOND THE BOUNDARIES)が
雑木林エリアから物凄いスピードで坂を下ってく
ところでなんか…
頭上のゴンドラから「気」みたいなの感じるな…
と思って
カメラを構えたら、ゴンドラの中から
やたらとアピールしてくる選手がおる。
こっちらからは逆光で見えないし、スタートリストを持って無かったので
誰だあのノリの良い選手は?と…
家に帰って調べてみたら
あっ… すみません。
この御方でした。
で、話しはくるりんぱと戻って…
話は戻って砂のセクションは乾燥していて2台一緒に走っていると
もはやスモーキ―で選手が土煙の中に隠れてしまう。
選手が落車すると砂煙が高く舞い上がるので良く解る。
あれだけのスピードで走っていても殆どの選手がピンピンしているのは
やはりちゃんとプロテクターやレガースをしているから…
そう考えると防具無しのロードレースって危ない。
落車があると条件反射的に助けに行きたくなる。
正午を回り気温が上がり始める
ブッシュエリアは既に夏草が覆い茂る
#6 井手川直樹(TEAM A&F/STRIDER/ 神奈川)
岩岳って保護植物の群生地とかあったっけ?と思いながら
あまりヤブを荒らさないように、野生生物の「ケモノ道を」見つけて歩く…
12:30に試走終了!
いよいよ13:00決勝戦開始!
13:00レーススタート!第1レグは小学校低学年の部(Kids Lo クラス)
第1走の#923中田海成(Team YRS/兵庫県)が物凄いスピードで
坂を駆け降りて行く。
1分の時差発走で第2走の#922林咲翔(自転車道/愛知県)が現れ
砂塵を巻き上げながらアッという間に視界から消えて行く…
【Kids Loの部】最終走者の#924中村 光希(Bicycle Academy/東京都)が
目の前を駆け抜けて行くと小学校低学年の部が終了。
ここからは、高学年・青壮年の部へ…
長野県勢で一番に姿を現したのは小学校高学年の部(Kids Hi)
地元白馬マウンテンバイククラブの萩原瑠彩(白馬MTBクラブ/長野県)
さらに昨年のJOCジュニア五輪MTBクロスカントリー3年生の部で優勝の
渡邊 善大(白馬MTBクラブ/長野県)が小学生の部の最終走者として登場する。
レースは「ファーストタイマークラス」へ
このクラスは、MTBレースへの参加が初めての選手
もしくは、初心者・初級者、色々と心配な方のカテゴリー
カテゴリーとしては「4部」相当になるが
全国から43名が参加した。
(一番下のクラス参加者が多いことは本当に希望だと思う)
ダウンヒルシリーズ(DHS)のカテゴライズ プロクラス〔Sクラス〕 1部〔エリートクラス〕 2部〔エキスパートクラス〕 3部〔スポーツクラス〕 4部〔ファーストタイマークラス〕 ※その他、今年より正式採用の「E-bikeクラス」のほか、「マスターズ」「Kids」「女子オープン」など
|
一番下の入門クラスにあたる「ファーストタイマーの部」で
力走を見せる#606 西川正大(大勝門/京都府)
このクラスの選手の多くが選手登録をしてないライセンス・フリーの
選手で、これからこのクラスの選手達が
競技ないし、このスポーツを続けてくれることを期待したい。
男子スポーツクラスの#534 鮒子田昌広(LimitedTeam846/京都府)が
土壁コーナーをこなして行く。この選手もU-17のユース選手
40歳以上のマスターズクラスで力走を見せるのは
今大会長野県から唯一のマスター選手
#806上原元樹(BIKERANCH/takebow-tune_Bikewor/長野県)
女子は「オープンの部」と「エリートの部」の2カテゴリーで開催。
決勝の第一走者となったのは女子オープンの部
#883 嘉村玲亜(Limited Team 846/大阪府)
先ほど、リザルトのライセンスNo.を見ていたら
まだユース(17歳以下)の選手ということもあり今後に期待したい。
「女子エリートの部」では、昨年の全日本女王でもある
#104 松本璃奈(Ride Mashun Specialized/群馬県・茅野高出)が
相変わらず楽しそうに何かしゃべりながら
アッという間にかっ飛んで行く。
「女子エリートの部」が終わり、下山を始めると
ジャンプ台付近では結構たくさんの観客がレースを楽しんでいる。
この日、岩岳へ走りに来ていたファン・ライダーたちも
皆が思い思いのところで自転車を止めて観戦していた。
男子エリートの部では、午前中の試走中に豪快なジャンプで
観客を楽しませてくれた木地選手が決要でも見事なジャンプを見せ
観客を沸かせる。
男子エリートも終盤になると最終コーナー付近には多くの観客が集まった。
(クリックすると大きくなります。)
ゴールエリアには次々と男子エリートの選手がゴールする。
ゴールエリアではレースを終えた選手達が最終選手の結果を待つ。
この日アクシデントで出走が送れた#210難波 武瑠(Omoribikes/岡山県)が
ゴールして今大会全ての出場選手が無事にゴールを果たした。
ゴール付近では色々なメーカーの出展があり、特価販売もされていた。
全レース終了後に表彰式が行われる。
〔小学生高学年の部表彰〕
小学校低学年の部〔Kids Lo〕優勝の仲田海成(Team YRS/兵庫県)
女子エリート表彰式
全出場者で記念撮影を行う。
レース終了後に自身のバイクを洗車する#539小林大恭(重力技研/兵庫県)
DHS 第2戦白馬岩岳 大会結果
全レース予選リザルト〔PDF/大会公式HPより〕
全レース決勝リザルト〔PDF/大会公式HPより〕
今後の2022年長野県内開催MTB公式戦
という訳で、DHS白馬岩岳の
レポートでした。
言いたいこといっぱいあるのですが
今回のソレは非常に
ポジティブなものです!
本当に下手したら
国内ダウンヒルの公式戦が
ゼロになる危機をギリギリで回避、
長野県内でもMTBの公式戦が
Jr.五輪だけの危機を回避してくれた
DHSには本当に感謝だと思います。
また岩岳と白馬村も難しい状況でMTBを
救ってくれたものと個人的に思っています。
それと、久々にダウンヒル選手
関係者に会えたことも良かった!
「オリンピック見てました」
「パラリンピック見てました!」
大活躍でしたねぇ~と
やたらとオリパラに触れられて…
そうか、この人達とは
もう1年以上会っていないのか!
と改めて流れた時の多さを痛感しました。
県内のMTB選手・関係者とは
3年前の全日本選手権の一件、
加えて、コロナショック以降
本当に接点が殆ど無くなってしまったのですが
やはりそこは、人と人で…
実際に会ってみれば感じるところは大きいです。
そして、停滞・閉塞・先細りして行く
長野県のMTB界の中で
ダウンヒルって今後もしかしたら
突破口になるのでは?という
大いなる希望を感じる大会でもありました。
次戦は7月3日㈰の富士見ですが…
昨夜、そこに実業団松本大会が開催されることが
JBCFより発表されました。
長野県の中学生達がどれだけそこに出るかで
変わってきますが、もしゼロの場合は
来月の富士見も取材に行きたいと思います。
とにかく、DHS岩岳
本当に良い大会でした。
今後も末永くこの大会が続いて行くことを
祈っています。
関連LINK
SPICY(MTBレンタサイクル)