〔レポート〕6年ぶりの復活!「2days race in木祖村 2022」大会レポート【中編】

「2days race in木祖村 2022」大会レポート【中編】

 

※長くなったのでこの回を【中編】にして
 後日後編を書きます。

 

 毎日、ただひたすらに自転車のことをやって終わってく今日この頃。

明けても暮れても自転車… 今日は流石にHP更新します!

皆さん自転車楽しんでますかね?

 

さて、「2 days race in 木祖村」後編をお送りします。

今回ですが、大会初日「第2ステージ」。そして…

大会初日にタイムアウトで完走出来なかった

選手達による、大会二日目のオープニングレース

「コンソレーションレース/長野県高校ロード併催」。

同じく大会二日目の「第3ステージ」の模様を振り返ります。

 

 

〔2 days race in 木祖村 前編〕

 

 

 

第2ステージ ロードレース75㎞

 

 いよいよ6年ぶりの復活となるツーデイズ木祖村

午前中に開催された「個人タイムトライアル 8.5km」を終え

その結果をもとに

 

個人総合時間リーダー(イエロー)
ポイント獲得リーダー(グリーン)
U-23総合新人リーダー(ホワイト)
40歳以上壮年リーダー(ピンク)

 

各賞のリーダーが決定した。

第1ステージでは神村選手(早稲田大)

イエロー・グリーン・ホワイトの3賞を独走したため

グリーン・ホワイトは次点の選手が繰り上がりで着用し

いよいよ第2ステージのロードレースに臨む。

 

各チームがフォトセッションを行い第2ステージに挑む!
Wポーズ(湾岸ポーズ)の湾岸サイクリング・ユナイテッド

若手で構成された長野県選抜チームは第1ステージを終えて
チーム団体賞24位(全34チーム)と大健闘を見せた。
〔画像左から:小山・平山・田総・井上・辻本〕

第1ステージ3枚のジャージを獲得した神村選手擁する早稲田大学
ホワイト(新人賞)も繰り上がりで大仲選手が獲得
団体総合でも2位明治大学に約40秒のリードを奪い
いよいよ第2ステージを迎える。

第1ステージのリーダーがラインナップされいよいよ
第2ステージがスタートする。

スタートと同時に34チーム161名の選手が一成に動き出す。
奥木曽湖の約2/3周がパレードとなり味噌川ダムの平坦部分から
リアルスタートとなった。

スタート直後からレースは活性化、1周目から集団は
「逃げ」「メイン」「ドロップ(遅れ)」と
大きく三つの集団にカテゴライズ。
コロナの影響か?1週目から集団について行けない
グループが形成され、それも早い段階で崩壊し
後方が細切れになったのが印象的だった。

例年、落車が起こりやすいトンネル付近を走行する選手達。
メイン集団は先頭がトンネルを出るころ、後方はトンネルに入りかける…

グリーンジャージがメイン集団の先頭を牽引しながら
ダム上部の平坦地域を走る。

序盤でかなり大きく沸かれた集団は中盤以降はさらに細かく分裂するが
どの集団もタイムアウトになると明日の第3ステージに残れないため
共に共闘を敷いてのサバイバルとなる。

第1審判者を運転する平林審判員と藤森コミッセールが
前を走る集団を追いかけながらコーナーを駆け抜け行く。

美鈴湖自転車学校でもお馴染みの金原コーチ(審判員)が運転するドクターカー。
岡本ドクターは物凄いスピードの中でも毎回カメラ目線なのが個人的に凄い。

選手はダムの管理棟前を抜けるとゴールまでの登り区間を迎える。

長野県選抜では第1ステージ10位から力走を見せた辻本青矢(信州大学)が
最後の坂を上りゴールへ向かい首位と1分10秒遅れの49位でゴール。
同じく信州大学の井上が首位と9分06秒遅れの83位で第3ステージへ生き残るかたちとなった。
その他の長野県選抜メンバーは残念ながらタイムアウトで
大会二日目はコンソレーションレースに出場する。

 


第2ステージリザルト〔PDF/大会公式HPより〕
大会初日終了時の総合リザルト(第1・第2ステージ合算)〔PDF/大会公式HPより〕
大会初日終了時のポイント賞リザルト〔PDF/大会公式HP〕

 

※大会公式HPのリザルトが一般の方には非常に読みづらくなっています。
 Stage1a:第1ステージ(個人TTのこと/このHPでは第1ステージのこと)
 Stage1b:第2ステージ(大会初日ロードレース/このHPでは第2ステージのこと)

 

 

 

大会二日目 コンソレーション&長野県高体連ロード

 

 大会二日目、先ずは初日の第2ステージで

ゴールまでタイムアウトで出場出来なかった選手で行われる

コンソレーションレース(残念レース)と、このレースでは

長野県高校自転車・インターハイ予選が併催されました。

 

毎年、保護者の方から問合せのある

高校生とシニアを同走させる理由ですが

これは、自転車があまり盛んでは無い長野県では

高校自転車選手が20人しかいないため

(因みに2020年秋の新人戦は4人)

インターハイ・国体のように100人近い大人数で

一緒にレースをする機会が得られません。

そこで集団レースも含めてこうして

ある種、練習も兼ねて併催を行います。

 

なおコンソレーション組は「シニア」
高校生は「高体連」と呼ぶようにします。

 

大会二日目は先ず前日タイムアウトの選手がスタートをする。

そこから1分後に長野県の高校自転車選手がスタートする。
この中の優勝者がインターハイ長野県代表の1枠を獲得
それ以外の選手は北信越大会がインターハイ最終予選となる。

1周目からこの春入学した1年生達が送れ始める。

序盤の登りで中島壮琉(イナーメ/松商学園出)がシニアの先頭を牽引する。

2周目で早くも高校生達がシニアの集団に追いつく
中央は昨年秋の長野県高校ロード王者の酒井(松本工)

新旧の松本工業高主将が集団から遅れ始める。
共にスプリンターの小松篤史主将(松本工)と
2020年の松工主将の田総蓮(長野選抜/新潟食農大)が登り並走。
ピットエリアからは先輩を牽引するようにファンから有難い声が飛び
田総の前へ出ようとする小松。

昨日、夜勤明けにも関わらず欠員が出て急遽サングラス以外
全部借りもので出場した渡邊鈴(信濃山形自転車クラブ)がアタック
ここから渡邉選手を含む数名の逃げ集団か形成され
「ワタナベ劇場が始まる」

メイン集団では、松本工業高が集団として結集。
個人的に、マツコウがここまでシニアの集団に残れると思わなかったので
マツコウに対しては非常に個々の選手のスキルアップを感じた。

ライバルとなる飯田風越高は塩澤主将とルーキーの田切が熱走を見せる。
風越は田切が苦しみながらも塩澤を盛り立てている姿が印象的だった。

中盤から単独で逃げる渡邊鈴(信濃山形自転車クラブ)は
観客の声援を受けながら登りの頂上にあるゴールラインを
越えて、山岳/スプリント賞であるワイン(副賞)を先ずは1本獲得。

1周およそ8㎞のコースをさらに単独で逃げ続けて
さらに山岳/スプリントであるワイン2本目を獲得。

残り1周最後の山岳/スプリント賞で激しい追い上げにあうも
ここもワインを獲得して3本を獲得。この直後に渡邊鈴は集団を待って
最終周回に突入する。

最終的にシニアの部コンソレーションは京産大の奥田選手?が優勝を果たす。
(まだ公式リザルトが出ていませんので確定は暫くお待ちください)

高校生は酒井優太郎(松本工高)が秋の新人戦に続き
長野県高校ロードレース二期優勝となり
この結果、インターハイ長野県代表に内定した。

コンソレーションの上位3名の表彰式

コンソレーションもシャンパンファイトが行われた。

中盤に果敢な逃げを見せ「山岳/スプリント賞」を荒稼ぎした
渡邊鈴(信濃山形自転車クラブ)車で会場入りしていたので
飲むことは出来なかったものの、当初スタッフ登録でありながら
急遽代役として走ることになり、このコンソレーションレースを盛り上げた。
※場内アナウンスでは3本だったと思うのですが公式リザルトが出たら修正します。

 

 

〔インターハイ長野予選結果〕

 

 

 

という訳で、ちょっと途中で

長くなってきたので

これを【中編】として

第3ステージは【後編】とします。

とにかく、直ぐにやるようにします。

 

 

後編はこちらから。

 

関連LINK

2 Days Race シリーズ公式HP(大会公式HP)

長野県自転車競技連盟