もくじ
「2022美鈴湖自転車学校4月度」ピスト初級&初めてのピスト講座。
先ず皆様に、信州自転車シーズン直前ということもあり
今年最初の美鈴湖自転車学校のレポートが遅くなってしまったことを
深くお詫びいたします。
去る4月16日㈯、2022年最初の長野県自転車競技連盟主催の
美鈴湖自転車学校が美鈴湖自転車競技場で開催されました。
今回は、昨年度に続き「午前の部」「午後の部」の二部制で開催。
この日は、参加人数に偏りが出たため小学校高学年以上は
午前午後の参加を認めたところ、ピスト班に関しては
参加者全員が午前・午後と通しで参加した。
初めてピストに挑戦した受講生は3名。
その他、中学生5名・小学生2名・マスター2名が参加。
グループを…
・小中学生初級(初めてピスト含む)
・マスター初級(初めてピスト含む)
・ジュニア五輪班(中高生)
と三つに分けて講習を行った。
また、午後は3班合同で周回練習も行った。
小中学生「初級&初めてのピスト」班
小中学生は全員がピスト経験が3回以内という初級ながらも
全員が自転車学校で昨年までに「JCF基礎スキル」を修了した生徒達で
今回は満を持してのピスト講座となった。
講義内容 ・競技場をどうはしるか?
《講師》
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先ずは競技場をどう走るか?やってはいけない危険なことは?マナーは?
そうした講習を受ける小中学生
今まではJCF基礎スキルでロード班に参加していた松宗君(小6)が
今回は最年少ピスト受講生として初めてピスト自転車に乗る。
ピストに乗って2時間もしないうちに美鈴湖自転車競技場の
バンクに適応し始める松宗君と清水君。
清水君も今回がピスト2回目ながらも堂々たる走りを見せた。
午前中の終わり頃には、シクロで活躍中の鈴木名人選手(中1)も含め
大島コーチの先導の元3人とも競技場の上部を安定走行。
3名とも非常に高い適応能力を見せた。
小中学生は脚への負担も考え午後はロード班へ入った。
午前はロード班、午後は初めてピストに乗った雨宮選手(市長野高)
今年高校新1年生となる雨宮選手は中学時代はスピードスケート選手として活躍
スピードスケートの夏季の練習として、また高校自転車選手としても活躍が期待される。
経験の浅い3名の小中学生が楽しそうに競技場を走っていることは
子供達もピストを楽しむことが出来る環境が整い始めている表れでもあり
長野県自転車界としても着実に前進をしていることを表す写真でもある。
引き続き誰もが自転車を楽しめる環境づくりを推し進めて行きたい。
マスターズ「初級&初めてのピスト」班
マスターは昨年末、日本スポーツ協会公認コーチ研修を受講し
美鈴湖でインターン講習を行った大蔵コーチと石橋さんの二名が参加。
石橋さんはフレームビルドが御趣味であり、都内の名門フレーム製作所で
フレームづくりを学び、今回は御自身が制作した自転車で参加された。
講義内容 ・平坦をゆっくり走ってみる
《講師》
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11月の美鈴湖自転車学校ではJSPO公認コーチ研修中で
インターン生として講師を行った大蔵コーチが参加
今年から公認自転車コーチのライセンスを取得する。
自作の自転車で参加の石橋さんは普段は街乗りとしてピストに乗っているそうだが
こうした競技場を走るのは初めてということで金原コーチが
サポートとして声をかけながら走行を行う。
ご自分で制作された自転車で参加された石橋さん。
自分も参加者の簡単なプロフィールを書いて講師陣に
事前に渡すのですが、自ら自転車を制作されるような方を
初級班に入れて良いのか?少し躊躇いがあったものの
はじめての競技場を楽しんでいただけた。
午後は午前の初級班が合同で周回練習を行う。
先頭を牽引するのは宮﨑岳人長野県代表チーム総監督
ジュニア五輪準備班
今回は昨年来、JOCジュニア五輪杯に出場を希望する
中高生(ジュニア/U-19、ユース/U-15&U-17)3名のグループも作り
7月に美鈴湖競技場で開催されるジュニア五輪に向けて
より実戦を見据えた、高強度なトレーニングを行った。
参加したのは、一昨年のジュニア五輪U-15で4位入賞を果たした
山田愛太(白馬高)、松村竜誠(ボンシャンス)
小林洋平(信大付属長野中)の3名。
講義内容 ・周回練習
《講師》
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北澤コーチを始め、現在長野県最年少プロ自転車選手の
鈴木来人(S1NEO Loudeac/3走目)が
練習パートナーとして中高生の中に入り練習を行った。
また練習に来ていた競輪選手などにもアドバイスを頂いた。
今年7月に松本で開催されるJr.五輪杯に向けて高い強度の練習を行う中高生
先頭の北澤コーチがハイスピードで風除けとなり後方の山田愛太・松村選手が
全力で競技場を疾走する。
午後から参加の小林洋平(信州大附属中)が先頭を牽引する
今年はジュニア五輪杯U-15出場を目指す。
一昨年の自転車学校では末っ子的な存在だった小林洋平が
今や堂々たる走りで存在感を見せ始めている。
まだ中学2年生ながらこれから高校を見据えても楽しみな存在。
同じく中学3年生の松村竜誠(ボンシャンス)
昨春の落車による怪我で不本意なシーズンではあったものの
今シーズンは少しずつ基礎体力が上がり始め
小林洋平同様に今後の活躍が期待される。
サポートして下さった皆様
今回は会場で練習をしていた
長野県競輪選手の皆さんを始め自転車関係者の皆さんにも
サポート・アドバイスを頂きました。
松本大学の山浦主将と、長野県最年少プロ自転車選手の鈴木来人(S1 NEO/伊那北高出)には
中高生の練習相手となって頂きました。
競輪の菊池岳仁選手(岡谷南出)は若い選手へアドバイスを頂きました。
お馴染み我らが堀江選手(信大出)、富山県チームの古本コーチにも
アドバイスやお手本を見せてもらいました。
ピスト班指導者
大島理彦(ラブニールあずみの) 長野県代表として長年活躍。自転車競技の他、スキー競技。ピアニストとしての顔を持つ。一昨年に日本スポーツ協会の公認自転車コーチの資格を取得すると、昨年末から美鈴湖ベロクラブのコーチとして、本年から美鈴湖自転車学校の講師もつとめる。今回はピスト初級・初めてのピスト(小中学生班)を担当した。 ※日本スポーツ協会公認自転車コーチ
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北澤竜太郎(Misuzuko TEST TEAM) 長野県代表・信州大学の中長距離のエースとして国体に9回出場、2018年えひめ・19年ふくい国体では長野県代表の最年長選手としてキャプテンを務めた長野県の顔とも言える選手。一昨年、日本体育協会(現:日本スポーツ協会)公認指導者資格を取得後、今年から現役選手ながら、美鈴湖自転車学校の講師として後進の指導も行う。今回の講習会では、大会を控えた中学生・高校生により実戦的な指導を行った。 ※日本スポーツ協会公認自転車コーチ |
金原 諒(長野県自転車競技連盟) 飯田風越高校で活躍、2015年には長野県高校強化指定選手にも選ばれる。2018年にはJCF公認審判員3級試験に合格、翌年からは長野県唯一の現役大学生審判員として県内各大会の運営に従事した他、自転車学校や各練習会の講師としても大車輪の活躍をみせた。2020年からは最年少で「長野県自転車競技連盟強化委員」に大抜擢を受け、現役の中学生・高校生選手の良き兄貴ぶん「カナハラ先輩」として後輩からの信頼も厚い長野県自転車界期待の若手。 ※長野県自転車競技連盟強化委員
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宮﨑 岳人(長野県代表総監督) 第51期競輪選手として活躍、引退後に長野県代表自転車チームの総監督ならびに、長野県自転車競技連盟強化委員長に就任。今年から長野県連盟主催のトラッククラブチーム「美鈴湖ベロクラブ」を立ち上げ、県自転車競技の底辺拡大と育成を行う。 ※長野県自転車競技連盟強化委員長
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五月美鈴湖自転車学校の予告
五月の美鈴湖自転車学校についてですが
来月は非常に多くの大会が長野県内で予定されております。
開催出来るのは…
5月28日㈯
となっており、強化合宿(合同練習会)と
同日となっております。募集に関しては
ゴールデンウィーク明けに行いますので
日程の調整をお願い申し上げます。
以上、今季初の自転車学校
ピスト班のレポートでした。
シーズン直前ということもあり
レポートがなかなか書けず
申し訳ありませんでした。
来月の長野県は大会が目白押しで
5月末まで自転車学校が出来ませんが
GW明けには募集を開始したいと思います。
来月も奮ってご参加頂けますよう
お願い申し上げます。
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