もくじ
〔レポート〕「2021美鈴湖自転車学校11月度」JCF基礎スキル講座
少しレポートが遅くなってしまいましたが
2021年内の最後の開催となった
「美鈴湖自転車学校11月の部」が
11月5日㈯に松本市美鈴湖自転車競技場で開催された。
今回も前月に続き、午前と午後の二部制で開催。
長野県教育委員会の「キラキラっ子」の受講生も
多数参加しての賑やかな講習会となった。
今回は、JCF基礎スキル教本を基にした
スポーツバイク基礎スキル班(ロード班)の
午前・午後の部のレポートを行います。
《午前》JCFスポーツバイク基礎講座(高学年)
講義内容 ・サドルプッシング 《講師》
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《JCF基礎講座・高学年》
前月に引き続き新型コロナ対策として「少人数」「短時間」で開催した。
今回は、今年最後の開催ということもあり、一応「午前の部」(高学年)
「午後の部」(低学年)と分けたが、秋の忙しい時期でもあり
午前の部への低学年の参加、午後の部の高学年参加も認めて行った。
今回の高学年の部は、自転車運転基本の三要素である
「真っすぐ走る・しっかり曲がる・きっちり止まる」を重点に
前回出来なかった、集団走行の練習、集団走行時のローテーションの練習も行い
競技でも必要な技術の練習も行った。
今回も自転車のハンドルの握り方から受講が始まる。
今回もサドルプッシングから「直線スラローム」を行った。
過去に参加したメンバーも多く、今回の受講者は非常にレベルの高いものとなった。
前回に引き続き「一本橋」を行う。
今回も早さよりも、確実性とよりゆっくり走ることを
参加者に求めた。
今回は「2.25m」のほか、24インチの子供用自転車専用に「2mターン」も用意。
一方で直径「3m」と「2.5m」という大きな円も用意したが、参加者のレベルが高く
大きいものは不要だった。月1回の開催ではあるが
回を重ねるごとに参加者の技術が上がっていることが良くうかがえた。
前回から、「8の字走行」を複数で行う練習。正確に走る技術だけでなく
他者も同じ走行ラインにいることで、他者の位置やスピードにも留意しながら
走行を行うことで、お互いを意識しながら
将来的に集団走行・競争での位置取りにも役立つ基礎訓練。
午前の部の最後は、先月出来なかった集団走行練習を行った。
二列集団走行でローテーションを行い午前中の練習は終了となった。
また今年最後ということで「走り終え」として
希望者は午後の部の参加も認めた。
《午後》JCFスポーツバイク基礎講座(低学年)
講義内容 ・サドルプッシング&プッシングスラローム 《講師》
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《JCF基礎講座・低学年&キラキラっ子》
先ずお詫びとして、当初午前中に参加と聞いていた、
県教育委員会の小学生スポーツ人材発掘プロジェクト「キラキラっ子」が
午後に参加となった関係で、午後の部の人数が多くなってしまいました。
混乱を招いてしまったこと、関係者全ての皆様におわび申し上げます。
さて、午後の部は現在、日本スポーツ協会公認自転車競技指導者養成コースを
履修中の大蔵豊(ボンシャンス/マウンテンバイク協会公認普及委員)が
所謂「教育実習生」のようなかたちで臨時指導を行った。
美鈴湖自転車学校としては、今後は「指導者・コーチ・クラブ運営など」の
ライセンス取得を目指す方のインターンの場としても、場を提供したい。
今回の講義は「JCFスポーツバイク基礎スキル教本」を
もとに大蔵氏が講義内容・現場でのマネージメントを考え講習が開催された。
大蔵臨時コーチを中心に午後の部が開催された。
13時を過ぎると、インフィールドが日陰となり
時間経過とともに寒くなり始めた。
だいぶ寒くなって来る中でも、元気にサドルプッシングを行う
午後の部も基本である一本橋走行を行った。
前回からの参加者については、より正確性を求めた。
また、大蔵コーチが板を持ち込み段差がある「一本橋」も体験出来た。
午後の部でも「2.25mターン」を開催した。
前回からの参加者には、午前の部で作成した「2mターン」にも
参加してもらった。
「8の字ターン」についても、先ずは一人でしっかり走ることを行った。
午前中同様に「8の字ターン」に複数の人数を入れて走る。
慣れて来ると追いかけっこなどを始める。
15時半頃になると、山に囲まれた競技場は完全に太陽が沈んでしまい
急激に寒くなった。短い時間ながら今年最後の自転車学校・ロード班は終了となった。
JCFスポーツバイク基礎講座講師
〔スポーツ自転車基礎スキルKids〕
湯原 正行(長野県代表チームコーチ) 平成以降の長野県代表選手の中で最多となる7回の国体入賞を誇り、2001年はスプリント種目で日本ランキング1位となる。現在は長野県代表チームのコーチとして後進の指導に当たるほか、2018年からは美鈴湖自転車学校の講師として若手選手の育成の他、人材発掘にも携わる。自らの体験を基にしたロジカルな指導理論と、卓越したバイクスキルは受講者の最高のお手本となる。 ※日本スポーツ協会公認コーチ |
兼平優希(信州大学) 2019年は、信州大学主将と国体長野県代表として活躍、同年から美鈴湖自転車学校の講師として主にピストを始めたばかりの中高生の指導を行う。今年は就職活動が忙しいなか「松本サイクルトラックレース」で自転車学校チームで監督をつとめ、自転車学校チームのデビュー戦の指揮を執った。今年は就職活動で忙しい年となったが、長野県内での就職が内定。来年は社会人1年目の忙しい年となるが、今後も美鈴湖自転車学校の講師を務める予定。今後は裏方として長野県自転車業界を支える。 ※2019年長野県代表
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金原 諒(長野県自転車競技連盟) 飯田風越高校で活躍、2015年には長野県高校強化指定選手にも選ばれる。2018年にはJCF公認審判員3級試験に合格、翌年からは長野県唯一の現役大学生審判員として県内各大会の運営に従事した他、自転車学校や各練習会の講師としても大車輪の活躍をみせた。2020年からは最年少で「長野県自転車競技連盟強化委員」に大抜擢を受け、現役の中学生・高校生選手の良き兄貴ぶん「カナハラ先輩」として後輩からの信頼も厚い。今年は「TOKYO 2020 パラリンピック」の競技役員としてパラリンピックにも参加した。今後も「指導者」「競技役員/審判員」としても長野県自転車界を支える。
※長野県自転車競技連盟強化委員 |
〔スタッフ/オーガナイザー〕
宮﨑 岳人(長野県代表総監督) 第51期競輪選手として活躍、引退後に長野県代表自転車チームの総監督ならびに、長野県自転車競技連盟強化委員長に就任。今年から長野県連盟主催のトラッククラブチーム「美鈴湖ベロクラブ」を立ち上げ、県自転車競技の底辺拡大と育成を行う。 ※長野県自転車競技連盟強化委員長
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小林 秀一(長野県自転車競技連盟副会長) 長年監督として「松本工業高校自転車競技部」を率い、数多くの自転車選手・プロ競輪選手・審判員を育成。長野県自転車競技連盟の審判委員長としても県自転車界の発展に多大な功績を残し、2020年3月には『長野県スポーツ振興功績者有功章』を受章した。2018年UCI規定で審判員を定年退職したが、定年後の2018年9月に《美鈴湖自転車学校》を立ち上げ、現在は「普及」と「育成」の両面で陣頭指揮をとる。 ・前長野県自転車競技連盟副会長
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〔臨時コーチ〕
大蔵 豊(ボンシャンス) 現在、日本スポーツ協会公認自転車コーチ講座を受講中。このライセンスは取得におよそ1年近くの時間を擁し、今回はそのプログラムの中で「教育実習」のようなカタチで、実際に授業を自身で構成して講義を行うという課題のもと実地での「指導トレーニング」を行った。既に、スキーの日本スポーツ協会の指導者ライセンスを取得している他、MTB協会公認の普及員としてボンシャンスではKidsの指導で十分な実績があるが、美鈴湖自転車学校での指導は初めてとなった。 ※MTB協会公認普及員
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以上が、今年最後の
美鈴湖自転車学校《午前の部》の
レポートでした。
最近、色々と忙しくて
レポートが遅くなり、かつ
駆け足になって申し訳ありません。
今年の自分は、この美鈴湖自転車学校を
もちまして、シーズンオフとさせて頂きます。
今後は、少し時間を見つけて
また改めて、今年の自転車学校の
報告をしたいと思いますが
先ずは、11月の美鈴湖自転車学校
午後の部のレポートを大至急に
作成したいと思います。最後に
今年のロード講座に御参加頂いた
全ての参加者・保護者の皆様に
心より御礼を申し上げます。