パラ4km個人追抜きで石井雅史(イナーメ信濃山形)が優勝!今大会2冠を達成!
2020年11月8日(日)、大会最終日を迎えた
第89回全日本選手権トラック競技の
パラサイクル男子4㎞個人追抜きで、山形村に本拠地を置く
イナーメ信濃山形所属の石井雅史(神奈川県登録)が
昨日の1kmタイムトライアルに続く、今大会2冠を達成。
パラ個人追抜きの日本チャンピョンを戴冠した。
パラサイクル4km個人追抜きMC4-5クラス結果
優勝 石井 雅史 (イナーメ信濃山形) 5分12秒794
2位 河野 康仁 (usp lb. VC SPLENDOR)6分18秒313
公式記録(PDF/大会公式HPより)
昨日の1kmTTに続き、個人追抜きでも2冠を狙う石井選手が
ウォーミングアップゾーンに現れる。
レース前に中畑清総監督と少し長めに話しをしていたのが印象的だった。
ウエイティングシートで集中を高める石井選手
遠くから見ていても緊張感が伝わって来る。
この日も綺麗なスタートが決まり加速して行く。
レース後に想定よりも1周辺り1秒程度遅れてしまった…と
反省しきりの石井選手だったが、今季ここまでの紆余曲折の中で
その走りにはベテラン選手らしい存在感があった。
レースを終えスタンドからの歓声に応える
2020年の「1kmTT」「4㎞個人追抜き」のWタイトルを獲得した。
石井選手 レース後の談話 先ずはこうした素晴らしい大会開催に御尽力下さった関係者の皆様に心より御礼を申し上げます。今大会はエリートと、パラの共催だった訳ですが、健常者の皆さんの高い次元のレースを間近で見ることで自分自身とても影響や刺激を受けましたし、学ぶ事も多かったと思います。また、実戦がある・目標があるということは、日常生活への影響も非常に大きかったと思います。 そういった意味でも、今後もう少し「パラサイクルの記録会」が多くなって来て欲しいと思います。特に昨今つよく感じるのは、現在のパラサイクル界から自分に続く若い人が出て来ないことに対して強い危惧があります。健常者(エリートの部)がそうでしたが、若い世代が出て来て自分達を脅かすようでなければならないし、自分もそうした若い世代を育てて行きたいと思います。 今日のレースを振り返ってですが、やはり「楽しい…」とは少し違いますが、当初の想定よりも1周で1秒程度遅れてしまったので、今後少しずつ改善して行きたいと思います。それと再三ですが、やはり間近でエリート選手の高い次元の走りを見れたことは非常に良かったと思います。今後は年内の次の大会は解りませんが、頑張って行きたいと思います、ありがとうございました。
※以上が、記者会見での石井選手の談話でした。その中で一つ質問があり、具体的に「若手を増やして行く上でいま何が必要か?」と云う質もをさせてもらいました。それに対して石井選手は…
現在、神奈川登録ですが、東京車連の普及練習会でトレーニングをしています。やはり、今後のパラサイクルの底辺拡大を考えた時に、障がい者が気軽に参加できる「体験会」や「記録会」を様々な地域で増やしてもらいたいと思います。そうした機会を増やすことが、将来的な普及や底辺拡大に繋がる物と考え、各地域の連盟や関連団体の方には是非お願いしたいと思います。
と、語って下さいました。当サイトとしても石井選手のアドバイスが聞けたことで今後、長野県内での記録会で障がい者の方の参加出来る物があれば、積極的に告知をして行きたいと思います。
多くの報道陣に囲まれ取材を受ける石井選手
|
石井選手が昨日に続き
日本王者となり2冠を達成しました。
今年は誰にとってもコロナで
大変な年となりましたが
今回の石井選手の走りが、多くのサイクリストの
刺激となり、モチベーションとなったと思います。
改めまして素晴らしい走りを見せてくれた
石井選手にお祝いを申し上げます。
そして、力強い走りをみせてくれたことに
心より感謝を申し上げます。
関連LINK
|