長野県自転車競技連盟主催「美鈴湖ベロクラブ」が発足。
長野県自転車自転車競技連盟は5月30日に
連盟主催のトラッククラブ「美鈴湖ベロクラブ」の
発足を発表した。現状クラブは、トラック競技を中心に行い
高校生以上が対象、費用の徴収も行わない。
詳しくは下記を参照…
美鈴湖ベロクラブ発足について
この度、県車連強化委員会内に、社会体育の一環の活動拠点として、 トラックレースを主に行い、対象については高校生以上とします。 費用の徴収は行いません。 練習日時等については不定期で行いますので 入会希望者は下記アドレスに連絡をお願いします。
長野県自転車競技連盟強化委員会 申込書・誓約書(PDFファイル)
令和2年5月
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サイクリング長野より
一昨年発足し、当サイトも運営に大きく関わった
「美鈴湖自転車学校」。一般のサイクリストの皆さんや
小中高校生を対象に【普及】と云う観点に重点をおいて
開催をしてまいりました。
しかしながら、県車連の中から…
「普及よりも、今は何よりも高校・大学生の強化に特化すべき」と云う
意見もあり、今年の美鈴湖自転車学校は
藤森信行UCIコミッセールを、ゼネラルマネージャーに据えて
高校生・大学生のレースに出場するべき人間を
最優先にする方針でした。
そうしたなか、先月おこなわれた県車連の委員会会議で
こうした「新たなるクラブの構想」が生まれたことは
率直に素晴らしいことだと思います。
サイクリング長野が常々言っていることですが
物事を習得する上での基本となる心得が「守・破・離」です。
この守破離を体得する礎となるものが…
・先ずは『基礎』を守り行い
・『基本』を用いて己を破り
・『応用』をもってこれを離する。
これを、日本自転車界の今後のビジョンに置き換えると
・先ず土台の基礎となる「普及」をもって人を集め
・基本となるその人々を「育成」しながら
・様々な応用に適応すべく「強化」を行う。
長野県自転車界が「普及」と云う
一番の『基礎』を省いて、中高生の強化・育成を
やり始めてしまうことに非常に強い危機感を感じていたのですが…
このクラブ発足により
・普及(美鈴湖自転車学校)一般サイクリスト・小中学生 ・育成(美鈴湖ベロクラブ)高校・大学・シニア・競技志望者 ・強化(長野県代表チーム)エリート |
と云うシステムが、長野県自転車界に生まれます。
改めて声を大にして言いたいのは
時間が過去に向かって進んでいるならば
今までと同じ人が、今まで通り、今までと同じ考え方で
物事を執り行って行けば間違いが無いのです。
しかしながら、残酷なことに時間とは
常に未来へ向かって進んで行きます。
今までと同じ人が、同じことをやっていても
どのスポーツ・社会でも、もはや通用しないことを
痛感しないといけません。
そうした厳しい状況下で、今の長野県車連は小林副会長
浅香理事長を中心に少しずつ変わりつつあります。
「過去に名選手だったから、過去の実績が…学歴が…」では無く
自転車界では無名の人、若い人、競技外の人、
他のスポーツの人間でさえ積極的に登用し、
いまこの時に戦える集団を形成しつつあります。
こうした変革が、様々なところから新たなる
アイディアが生まれて来る要因だと思います。
こうして生まれた、新たな芽が
今後少しずつ成長し、木となり、花が咲き
そして実を付ける日が来るのを
当サイトは影ながら見守って行きたいと思います。
昨年の美鈴湖自転車学校を振り返って
技術習得も去ることながら、年代や性別を越えて県内外のサイクリスト同士の
繋がりを作れたことが本当に最大の成果だった。
一昨年の受講者だった現役高校生の寺島や、現役大学生の金原などが
次代の指導者として参画してくれたことも大きな成果と云える。
初めてトラックを走る方々を対象に練習会を行い、先ずは競技場の説明を行った。
初めて「ピスト自転車に乗る方」「初めて競技場を走る方」がみるみる上達して行く。
多くの方にトラック競技への門戸を広げられた。
また現役の競輪選手である小峰選手の指導が人気となった。
小中学生の自転車講習会を通じて、改めてキッズ・ユース向けの講座の重要性を感じる。
自転車選手のお子さんを持つ親御さん向け講座を行い、仏・英車連のメソッドや
アスリートパスウェイに関する講座を行った。
受講者から絶大な信頼を得る湯原コーチ、練習が終わると受講者から
クールダウンの方法や、トレーニングの方法等に関する質問を
1時間近く答えている姿が印象的だった。
そんな訳で、この話しを聞いた時に
ビックリしました!
正直、昨年末には
今後、美鈴湖自転車学校のカリキュラムを
大会出場希望者に向けて一段上げたものを提供したい。
常連さん達がかなり走れるようになっているので
レースでの実戦的技術講習・考え方などの講習をしたい。
卒業生が、所属:美鈴湖自転車学校でレースに出れるように
チーム美鈴湖自転車学校の発足を考えていて
松本トラックへの出場や、2 days木島平への出場…
実はユニフォームまで考えていました。
一番最初の仮デザイン(Tシャツでラフ画を作成)
子供達にも買いやすい値段となるように
メーカーとも下交渉してました。
そうした中、車連内からこう言った
アイディアが出てくることは
本当に嬉しかったです。
まだ、詳細については自分も解らないことが
多いのですが、少しでも興味を持たれた方は
是非応募をして頂ければと思います。
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