〔レポート〕鈴鹿8時間耐久サイクルイベント「鈴鹿エンデューロ」初参加!!

 

「第19回スズカ8時間エンデューロ」レポート

 

 去る11月10日(土)に三重県鈴鹿サーキットで行われた「第19回スズカ8時間エンデューロ」に大会のお手伝い要員として初参加をさせてもらいました。とにかくこうした一般サイクリングイベントに参加するのも初めてならば、あの世界的なF-1の聖地SUZUKAの土を初めて踏むと云う自身にとっても非常に栄誉ある体験をさせてもらうことになりました。自転車の初心者から上級者までが楽しく参加したサイクリングイベント遠征期をご覧ください…

 

 

鈴鹿エンデューロ遠征期

 

 今回は、新宿バスタから四日市・白子行きの夜行バスで出発。目が覚めたらそこは鈴鹿サーキットがある鈴鹿市の近鉄白子駅。そこから路線バスで鈴鹿サーキットへ向かいました。

 

あいにく雨の近鉄白子駅前は歴代のF-1ドライバーのモニュメント等があった。

 

昔は長野県各地で食べられた(現在は県内撤退)懐かしのスガキヤのラーメンが朝食

 

バスで到着も雨が酷く、鈴鹿サーキットホテルにて雨宿り

 

鈴鹿サーキットの中の温泉で時間を潰す

 

三重県連盟の方に迎えに来てもらい遂に鈴鹿サーキットのパドックへ入り仕事開始

 

 因みに、小中学校時代にF-1ファンの自分はあまりに興奮して写真を撮るのを忘れてました。この日はシケインにピットエリアを作成したり、パドックにピットエリアを作りました。なお、大会競技役員は長野県からは自分も含めてバイク審判・地上役員・お手伝い係の自分の合計3名が呼ばれましたが、全国から多くの審判や役員が集まっていました。

 


 

大会当日

 大会当日は3時起床、5時のパドック開門に合わせる為に4時過ぎに宿を出発して準備にあたりました。それにしても、開門と同時に参加者がダッシュでピットエリアを確保に走る。暗闇の中のその姿は圧巻でした!こうして激動の鈴鹿8耐が開始されました。(仕事していたので走行中の写真が少なくて申し訳ありません)

 

開門を待つ鈴鹿サーキット

陽が昇る頃にはシケインエリアはすっかりテント村に

6:15から試走が始まるとサーキット内を多くのライダーが疾走する。

8時にレースが開始!8時間の耐久レースが開始される(ダンロップコーナー付近)

正午に4時間耐久が終わるとシケインピットにも少し余裕が出る

いよいよ残り1時間となる頃には既に西日が選手達を照らす。

最後はバイク審判と仮装レーサー達が一丸となってゴールを迎える

何度も見かけたママチャリ仮装ペアも堂々のゴールを果たした

レースが終わっても屋台や物販が込み合っていた。

ゴール付近では多くのチームが記念撮影をしていた。

 

長野県関係チーム・出場者紹介

 

◇8時間エンデューロ

〔ロード・チーム戦〕
62番  SUCC Team Burioji (南里一樹・佐藤光騎・大山昴輝)
69番  ALintamans     (大内晴登・山崎颯平・有田莞治・桐山寛生)
70番  SUCC 灰汁取り名人(沢越凌・大槻丈碩・米澤篤志・奥村太一)
78番  SUCC Aburaham  (松野平健登・田村聖・南大地・碓井虎次郎)
613番   信州大サイクリング部OB班(柳原崇・寺島春樹・八島献也)

 

◇4時間エンデューロ

〔フラットバー〕
6213番 杉原和

 

エントリーリスト(公式HP)

 

サイクリング長野より気付いたこと…

 今回初めてサイクリングイベントに参加させてもらいました。都合で閉会式やお楽しみの大抽選会等をみることなく帰路につきましたが、幾つか感じたことがあったので記したいと思います。

 

 試走中にも関わらず多発した落車

 今回凄く驚いたのは、試走の段階から重大な落車が相次いだことです。試走段階で路面が濡れてかなり滑りやすい状況で自分もアナウンスをしたのですが… 

試走は安全を確認するため・危険な場所を確認する為のテスト走行です。そこで救急車が出るようなケガをしてしまうようでは何の為の試走でしょう?これはサイクルイベントだけではありません。今年の学連の白馬クリテリウムでもありました。もう一度「試走とは何か?」を良く考えて自身の安全を確保しながら安全に試走を行って欲しいと切に願います。

 

 選手の後ろにつくということ…

 ライダーズミーティングでも説明がありましたが、選手の後ろについて走るというのは前の選手が風除けになりとても楽に走ることが出来ます。ただし、サイクリングイベントには様々なレベルの選手がいます。男性選手が女性や弱い選手の後ろについて落車に巻き込まれて、前の選手を責めるというのは明らかに違うと思います。前を走る選手は後ろを走る選手を選べませんが、後ろにつく選手は前を走る選手を選べます。後ろにつく選手はくれぐれも前の選手をよく見て安全な走行を…

 

 女子の初心者選手を恫喝し煽る男子選手

 これは自分の目の前で起こったことですが、ピットの出口は安全上1人ずつしか出入り出来ないようになっています。これは横に広がって集団落車を防ぐためです!事件は前を走っている優先権のある女子選手を、後ろから来た男子選手が大きな声を出して恫喝、煽りながらこの優先権を無視して出口に突っ込んだことです。この男子選手が優勝に絡んでいようがいまいがこれは明らかにマナー違反です。この男子選手に自分が上級者としての意識があるのであれば、初心者選手を落車させないように導いてやらなければなりません。恐らく普段のサイクリングロード・私生活でもこうなのでしょう。今大会では各選手の日頃のマナーが良い面でも、悪い面でも如実に表れていたような気がします。自分もマイクでアナウンスしましたが、レースの重大な局面だからこそお互いが事故を起こさないように気づかいあいながら、スポーツマンシップを尊重して欲しいと思います。そうでないと自転車乗りそのものが世間から疑われてしまうように思えて仕方がありません。改めて各自マナーを考えて欲しいと思います。

 

レース後の鈴鹿サーキット1番グリッドから第一コーナーを望む

 

 

初めて参加させてもらった鈴鹿エンデューロはとても

楽しい雰囲気のお祭りでした!

今後、長野県からも多くの選手に参加してもらいたいと思います。

同時に、こうしたイベントで事故に巻き込まれないような

技術講習の必要性を強く感じました。

来年以降、こうしたイベントに対応した

自転車講習会も増やして行きたいと思います。

最後になりますが、三重県連盟さん

貴重な体験をありがとうございました。

 

 

関連LINK

第19回スズカ8時間エンデューロ(公式HP)

三重県自転車競技連盟(公式HP)