もくじ
春のセンバツに挑む! 長野県代表「伊那北高校」
3月21日(木)から24日(日)まで北九州市(トラック競技)と熊本県五木村(ロードレース)で第42回全国高等学校選抜自転車競技大会が行われる。この大会は高校野球同様、昨秋各地で行われた新人戦での成績を参考に全国から選手の選抜が行われ、長野県からは「松本工業」と「飯田風越」「伊那北」の3校から6名の選手が選抜された。
全国高体連自転車専門部は2月18日に全種目の出場校と登録選手を発表。サイクリング長野ドットコムでは、今年もセンバツに出場する県代表校並び登録選手を特集。第一回目は、伊那北高校を紹介する。
伊那北高校自転車同好会
伊那北高校自転車同好会は、昨秋の段階で現在2名の選手が登録している。
選抜に出場する鈴木来人選手は、昨年のインターハイ・ロードレース長野予選3位。
インハイをかけた北信越大会は集団落車に巻込まれ、無念の全国切符を逃した。
それからおよそ4か月後、新チームとなって臨んだ、昨秋の県高校新人戦ロードレースは
豪雨のサバイバルレースとなったが、落車をしながらも粘りの走りで
3位となり、念願の全国切符を手にした。
昨秋の新人戦ロードレースで3位となり初の全国大会へ…
〔画像:右側〕
出場予定・予備登録選手紹介
今大会の伊那北高校はリザーブ選手の登録が無く
鈴木来人選手のみの登録となった。鈴木選手といえば
この冬の信州シクロクロスのジュニアを牽引した選手で
2月に行われたシクロクロスの日本代表として世界の強豪選手と
同一周回ゴールを果たすという健闘をみせた。
この経験を高体連大会でどう生かして行くのか?
春のセンバツでの活躍が期待される。
Super Cross Nobeyamaで表彰台インタビューを受ける鈴木選手
伊那北高校出場予定スケジュール
大会初日 3月21日(木)
会場:北九州メディアドーム
男子スクラッチ6km予選 17:15~ 全4 組〔74名〕 各組上位5名が決勝へ |
【レース展望】
鈴木選手は先ず、「トラック競技のロードレース」の異名をとる
スクラッチ(トラック種目)に出場する。予選6kmという距離だが
一般道とは違い、狭いトラックの中でいかに有利な場所にいられるか?
持ち前のバイクコントロールテクニックと、その都度迫られる素早い
判断力が勝負のポイントとなってくる。
レース展開にもよるが往々にして最終周回に近づくにつれ
集団は徐々にペースを上げて人数を減らす展開を作る傾向があるため
しっかり集団に食らい付き出来得るならば、なるべく前方の有利な位置で
集団落車のリスクを減らしながらレースを展開をしたい。
昨秋のインターハイ長野予選での鈴木選手
大会四日目 3月24日(日)
会場:熊本県 「道の駅 子守唄の里五木」周辺
男子ロードレース79.6km 11:30~ 全156名出走予定 |
【レース展望】
大会最終日では、ロードレースにも出場予定。
コースは川沿いのコースを走る79.6km。
鈴木選手はシクロクロスでもその適性を見せたが、
オールラウンドで非常に安定性のある選手。
スクラッチ同様に中盤から終盤での戦況の変化を
冷静によみ、いち早い決断が勝敗を分ける上での
重要な鍵となってくる。初出場のセンバツで
思い切りの良い走りに期待したい。
昨夏のインターハイ長野予選ロード(木島平)では3位表彰台
〔画像:左〕
春のセンバツ大会スケジュール(PDF:高体連自転車公式HP)
春のセンバツロードレースMap(PDF:高体連自転車公式HP)
センバツ予選〔秋季長野県新人戦〕
《秋の新人戦の関連記事》
サイクリング長野より
伊那北高校の皆さん、春のセンバツ出場おめでとうございます。鈴木選手はこの冬、信州シクロクロスと日本シクロクロスを盛り上げてくれた選手です。とは云え、高体連全国大会への出場は初めて。チャレンジャーとして堂々たる戦いを期待しています。また、昨秋の高校新人戦に残念ながら出走出来なかった金田選手も今年の長野県高校自転車界を盛り上げてくれる選手の一人だと思います。伊那北高校自転車競技同好会の今年の活躍を楽しみにしています。
鈴木選手が昨年の「美鈴湖自転車学校」でみせた2.25mターン
バイクテクニックは県高体連選手の中でも非常に高い。
いよいよ来月、春のセンバツ開幕
今回は出場校紹介として
伊那北高校を特集しました。
県サイクリストの皆さんには
長野県代表校の選手達に
温かいご声援を宜しくお願い致します。
関連LINK
伊那北高校自転車競技同好会(twitter)
飯田風越高校自転車競技同好会(twitter)
松本工業高校自転車競技部(twitter)
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