「第75回インカレ -トラック競技-」開幕!大会三日目の模様をレーポート!
本年の大学自転車界の最高峰の大会にあたる「第75回文部科学大臣杯全日本大学対抗選手権自転車競技大会」(通称インカレ)は、8月26日(月)に松本市美鈴湖自転車学校でトラック競技の大会最終日を迎えた。本日は大会の最終日の模様をお伝えします。なお大会結果は公式リザルトにてご確認下さい。
大会公式結果(PDF:大会公式HP)
第75回インカレ大会三日目の模様
トラック競技最終日は女子のオムニアムからレースが開始される。
国内大会では珍しい二人乗りタンデムスプリントも準々決勝が始まる。
第一試合:法政大(五味・中原組)v中央大(東矢・保田組)は中央大が勝利。
女子スプリント準々決勝第一試合
岩元杏奈(日体大)v松井優佳(同志社大)
平日にも関わらず多くのファン・観戦者が訪れた美鈴湖自転車競技場
場内の自動販売機は初日に全て売切れこの日は急遽管理事務所で
飲み物の販売を行った。
午前中の最大の盛り上がりとなった男子1kmタイムトライアル
優勝の山根将太(中央大)のタイムは1分01秒390の大学新記録。
入賞者8名が1分3秒台という非常にハイレベルな戦いとなった。
午前の戦いを終えこの日、最初にチャンピョンジャージに袖を通したのは
1kmTTで大会新記録・大学新記録を塗り替えた山根将太(中央大学)
昨日に続き大活躍の山根選手がOB・御家族と共に記念撮影。
朝方は気温15度と肌寒かったものの日中になると気温が上がりミスト扇風機が大活躍。
いよいよ大会最終日の「午後の部」を迎える美鈴湖自転車競技場
女子オムニアムはポイントレースが行われる。
〔画像左より:中富(京産大)と太郎田(法政大)〕
男子タンデムスプリント3位決定戦は後方を走る日体大が朝日大を下し3位に。
大熱戦となったタンデム決勝は僅差で明治大が中央大を破り優勝を果たした。
前日のMt.乗鞍の60歳以上の部に出場した美鈴湖自転車競技場管理人
須藤氏が不測の事態に備えてレースを見守る。
女子最終種目となったスプリント決勝では岩元(日体大)との
日体大対決を制した松本詩乃が優勝を果たした。
男子スプリント決勝では再び山根将太(中央大)が爆発。
対戦相手を圧倒しての優勝を飾り、今年度
名実ともに大学自転車界最高のスプリンターとなった。
今大会最終種目の団体追抜きのスタートを待つ小出樹(京産大:松本工業出)
二年生ながら団体追抜きのメンバーに抜擢された小出(京産大)が先頭を牽引する。
今大会短距離で大活躍の中央大が最後のレースのスタートを切る。
最後の団体追抜きで、昨年度総合王者の意地をみせ力走の日本大学
中央大学との大熱戦は後々の語り草になる好レースとなったが
僅かに届かず準優勝となった。
トラック競技全てのレースを終え表彰式を待つ今大会のメダル達。
女子オムニアム表彰式
〔左から:石上(鹿体大)、橋本(鹿体大)、太郎田(法政大)〕
タンデムスプリント表彰式
(左から:中央大・明治大・朝日大)
女子スプリント表彰式
〔左から:岩元(日体大)、松本(日体大)、小泉(早大)〕
ウイニングランを終えた松本選手が、ジャパントラック出場のため
欠場となった先輩古山選手と涙の抱擁。
団体追抜き表彰式では各大学が互いの健闘をたたえ合う。
中央大は4名並んでのウイニングラン。
《女子トラック競技総合表彰》
トラック競技総合表彰は1位日体大、2位鹿体大、3位早稲田大となった。
《男子トラック競技総合表彰》
男子トラック競技総合表彰は1位中央大、2位明治大、3位日体大となった。
トラック競技男子総合優勝を果たした中央大学自転車競技部
トラック競技女子総合優勝を果たした日本体育大学自転車競技部
《予告》第75回インカレ ロードレース大会のお知らせ
熱戦が繰り広げられた本年度のインカレ・トラック競技。
その熱戦覚めぬまま、今週末の9月1日にインカレ・ロードレースが
大町市美麻地区で行われます。
今年の長野県勢はロードレースに多くのタレントを擁し
各大学の選手が表彰台を狙います。
詳しくは後日お知らせ致します。
第75回インカレロード
2019年9月1日(日)
大町美麻地区特設ロードレースコース(麻の館周辺)
7 時 45 分 女子競技開始( 5 周= 67.0 km)
10 時 00 分 男子競技開始(13 周= 174.2 km)
15 時 30 分 ロード部門表彰式・総合表彰式・閉会式
ロードレースコース(PDF:大会公式)
関連LINK
第75回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(学連公式HPより)
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