〔レポート〕野辺山の新たなる挑戦!「Rapha Nobeyama Gravel Challenge 2019」観戦記。
毎年2日間にわたって野辺山で行われる日本シクロクロスの祭典「Rapha Nobeyama Super Crosss」。今年はそんな野辺山クロスが新たな試みとして大会二日目を「Rapha NOBEYAMA Gravel Challenge」と銘打ちグラベル(未舗装路)を愛するサイクリストの為に「レース」「ロングツーリング」「ショートツーリング」と様々なイベントを参加者自身が選べる日本自転車界にとっても新たな形態でのイベントが開催された。参加者は自身が出場するイベントを申告し、昨日行われた野辺山シクロクロスの余韻が残る南牧村を思い思いに疾走した…
イベント内容
レースカテゴリー
「ステージ1」と「ステージ2」を共に走行し、各ステージに1つずつ
設けられた、合計2箇所の計測区間(SS1、SS2)のタイムを競う。
ロングツーリング
「ステージ1」と「ステージ2」を走行します。スタートからゴールま
でのトータルの所要時間を記録します(表彰無し)。
ショートツーリング
「ステージ1」のみを走行します。トータルの所要時間を記録します
(表彰無し)。
滝沢牧場を出発し林間道や農道の他、一般道も使ったコースレイアウトとなった。
イベントの様子
残念ながら、シクロバイクを所有していないことと
それ以前に、最近はもう自転車自体に乗る気力も無く
参加者の皆さんに、帯同することが出来なかった為
滝沢牧場周辺での撮影に留まっていることをお詫び致します。
レースイベントの1stレグが7:00スタート。
この時点では生憎の雨模様となった滝沢牧場
NOBEYAMAの新たなる挑戦を告げるスタートとなる。
スタートエリアは「計測区間」では無い為、一応にゆっくりと走り始める。
先頭は笹井誉之(COGS長野)
1stレグは総距離27.7㎞で全カテゴリーで約295名がエントリーした。
選手の出発を見送ると会場には暫しの静寂が訪れた。
昨日は忙しくて食事が出来なかったので飯山にも来て頂いたエスキーナさんで朝食。
関西クロススタッフのマリオさんが食べていた裏メニュー?
クリーミーなサーモンクリームシチュウーを豪快にご飯にぶっかけた
「マリオ☆スペシャル」を頂く。
何時もタラのカレーやバターチキンは頂くが、これは新しい!!
そうこうしているうちに想定時間より相当早いペースでレース組が戻ってくる。
天気も回復して選手達の表情も相当に明るい。
ガッツポーズで1stレグを終えゴールする木山孝輔(042-703-9122:神奈川)
山本和弘(Cannondale Japan)も笑顔で1本目を終える。
1本目が終わりダイアテックのサービスマンによる洗車を受ける笹井選手(COGS長野)
昨日は大会のサポートスタッフとして参加した兼平優希(信州大)主将もゴール。
両手をあげてゴールする栗林哲也(balba club Toyama)
大きな荷物を持って力走は今年の2 Days Race in木島平にも出場した堺直樹(MIVRO)
続々と選手が戻ってくる中、スタート地点にはショートツーリングの選手がスタンバイを開始。
昨日チーフコミッセールを務めたジェレミー・クリスマス氏は
母国であるNZ「シルバーファーン」のジャージを着て出走。
9時15分過ぎにショートツーリング23㎞のスタート。
今大会はオフロードを愛する老若男女を問わず全ての人が思い思いのオフロード車で出走した。
美鈴湖自転車学校のレンタルバイクを整備してくれた日比亨(三重県立志摩病院 w/ HCR)は
シングルギア(変速機無し)で起伏に富んだ野辺山のダートコースに挑む。
この辺りから、1本目から戻ってくる選手と
2本目へ向かう選手が混走となり始める。
画像は261泉名選手(SUBARU C.C. )と183石川選手(BALBA CLUB FUKUI)
ショートツーリングの最後尾から出発するグループ
136岡崎選手・130森選手・143田村選手・131森選手
大きな荷物を担いで戻って来たのは日本・長野県Jr代表で
2019年全日本ロードTTのジュニア王者の山田拓海(飯田風越高校)
途中にはエイドステーションや絶景ポイントも用意され思い思いのペースで1本目を終える。
163藤江選手、252阪口選手、280鵜飼選手
今回は取材陣もバイク持参でカメラ撮影を行った。(ただし自分を除く…)
沿道のカメラマンに手を振る船橋優太(EDIT CX-RACING)
チームで戻って来たのはTamacoの選手達。
イベントにはモト・スタッフや回収車も出ており
不測の事態にも対応している。
1本目が終わるとモーニングティータイム&補給タイムとなる。
今年も2日間通して大人気おかめひょっとこ農場のミネストローネ!
モーニングティータイムなのに既に残り25食!
熱々のミネストローネにパスタとジューシーな生ソーセージ…
これを滝沢牧場で食べるのが自分にとっても年に1度の楽しみ。
来年もまた食べれるように… 1年間頑張ります!
そうしているうちに次々に2本目へ向かう選手達
171平野選手、210松田珠弥選手、211松田英裕選手
バルバはチームメイト同士で2本目に出発
信州大コンビも2本目へ出発!兼平主将(画像右)は今年は信大の主将として、
インカレ・国体長野県代表として、当サイトも非常にプレッシャーを与えた。
そんなシーズンの終わりに楽しんで自転車に乗る兼平主将の姿が非常に印象的だった。
正午を前に出発選手に加え、続々と戻ってくる選手も増えて来る。
手を振るのは177池上喜律選手
笑顔で最終コーナーに差し掛かる小西美希(balbaclubkanazawa)
ゴールを前にポーズをとるのは114加納昭生選手と115加納亜紀選手。
豪快にガッツポーズをする室伏健太朗(無所属)
軽快にストレートを抜け最終コーナーへ向かう山崎哲史(無所属)
昨日の女子エリートで3位となった赤松綾(SimWorks Racing)
当サイトではお馴染みオートバイの全日本スーパーモト選手権に出場する
現役エリートライダー金児敏之(NTT.CC:長野市)
2今年は Days Race In 木島平では地元の部で優勝を果たした。
前日のシクロクロスで力走した長野市CYCLE INFINITYの
國本選手・高見沢選手も2本目を終えて最終コーナーへ!
前日のシクロC3クラスに加え、この日も2本走った日比巧(名城大学サイクリング部)
ショートツーリング最終走者の田村奈保美(CycloClub)がスタッフと共にゴールへ向かう。
この後も続々と2本目の選手がフィニッシュを迎える。
イベントが終わると洗車を待つ選手で再び行列となる。
フードエリアではこの日も商工会のステーキが大人気!
仕事を終えたカメラマンやスタッフ達もお昼ご飯の時間となる。
MCを務めたがらぱさんも「ボスから許可をもらったー!」と
仕事を終えて地ビールを楽しむ。
参加者にはMade in NOBEYAM Rapha製?の白菜が振舞われ、お土産に大好評だった!
レース部門の女子優勝は赤松綾(SimWorks Racing)が初代グラベルチャレンジ女王となった。
レース部門男子は山本カズ選手(Cannondale Japan)が初代グラベル王者となった。
またベストチーム賞にはショートツーリングに最後尾から出走した
136岡崎選手・130森選手・143田村選手・131森選手組となった。
今年も滝沢牧場の大将こと滝沢恒夫氏が閉会のスピーチを行い
第10回記念大会となった野辺山クロスと、初開催のグラベルチャレンジが終了した。
毎年のことだが、この大会は大将の強い想いによる所が大きい。
来年以降もまたこの大会が発展して行くことを祈念して…
閉会式が終わると地元の皆さんが片付けを開始。
多くの方の支えがあってこの大会が
開催されていることを痛感する。
お土産は毎度お馴染みの滝沢牧場「牛乳アメ」& 皆んな大好きミルクケーキ!!
こうして15時30分頃には大会は無事終了!
しかし、16時台に1本も電車が無く
同じ東信なのに上田に帰ったのは20時近く‼
最後までなかなか大変だった今年の遠征も終了となった。
台風19号義援金の御礼
サイクリング長野では、野辺山シクロクロスで行われた
台風19号義援金の告知をさせて頂きました。
当日、会場で多くの皆様のご高配を賜りました。
また大会本部から報告があるかと思いますが…
当サイトからも改めまして
ご協力を頂いた全ての皆様に心より厚く御礼を申し上げます。
今年初開催となったグラベルチャレンジ。
当初はシクロを2日間やらないことに
少し違和感があったのですが
グラベルチャレンジをやってみて
これはこれでありだな!と思いました。
写真をみて解るかと思いますが
多くの人が笑顔で自転車に乗っています。
それが全てです…
今年も野辺山シクロと
グラベルチャレンジにご尽力を頂いた
地元の皆々様に心より厚く御礼を申し上げます。
また来年… 皆様とお会いできるよう
1年間がんばりたいと思います。
素晴らしい大会をありがとうございました。
そして今週は…
今季長野県内最終戦となる南信州クロスです!
この週末も、信州クロスの選手達に温かい
ご声援宜しくお願い致します。
関連LINK
野辺山グラベルチャレンジ(公式HP)
スーパークロス野辺山(公式HP)
滝沢牧場(会場)
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